●みかちゃんフォントの超漢字4への登録方法[2002/05/16(木)、05/19(日)一部修正]

 オリジナルフォント【みかちゃん】に手書き風のフリーのフォント「みかちゃんフォント」があります。これ、いいですねえ。特に気に入ったのは、ひらがな、カタカナ、アルファベットだけじゃなく漢字のフォントもあるってこと。第2水準はまだ入っていない文字もありますが、ちょっとづつ追加されているみたいです。↓こんな感じ。


 これを超漢字で使うとなかなかいいですよって、かずのりさんがBTRON.com−BBSで書かれているのを知って、私もさっそく導入してみたってわけです。
 さて、Windows用の「みかちゃんフォント」には、「みかちゃん.ttf」(固定ピッチ)、「みかちゃん−P.ttf」(可変ピッチ)、「みかちゃん−PB.ttf」(太字可変ピッチ)の三種類があります。これを超漢字4で利用するには、Windowsの方からファイル変換の無変換(基本)を選んで、超漢字に持ってきてから、「システム環境設定−書体」に放り込んで登録します。
 もちろん、それだけでも超漢字上で使うことができるのですが、単純に登録するだけでは、メニューの書体名に「みかちゃん」「michachan」「みかちゃん-P」「michachan-P」「みかちゃん-PB」「michachan-PB」などといくつも出てしまいます。(次の図はそのまま登録したときのメニューの様子) 
 これは、「みかちゃん.ttf」や「みかちゃん-P.ttf」、「みかちゃん−PB.ttf」を登録したときのファミリ名が「みかちゃん」「michachan」「みかちゃん-P」「michachan-P」「みかちゃん-PB」「michachan-PB」と複数あるのが原因です。そこで、ファミリ名を「みかちゃん」の1つに統一してしまえば、書体メニューでいくつも表示されることはありません。
 では、その方法を書いておきます。

「みかちゃん.ttf」を「システム環境設定-書体」に掴んでポイで登録します。
「フォント設定」パネルが出てくるので、一番下の「ファミリ:みかちゃん」の隣にある「統一」ボタンを押して、インジケータをオンにします。


「フォント設定」を閉じて、「登録して終了」します。
 これで、「みかちゃん.ttf」のファミリ名が「みかちゃん」に統一されて、「michachan」の書体名がメニューに出なくなります。
同様に「みかちゃん-P.ttf」を「システム環境設定-書体」に登録します。今度は、「フォント設定」パネルを見ると、ファミリ名が「みかちゃん−P」になっているので、これを「みかちゃん」に変更します。


それにはまず、「ファミリ:みかちゃん−P」をプレスします。すると、書体のメニューが表示されるので、その中にある「みかちゃん」を選択すると、ファミリ名が「みかちゃん」に変更されます。
次に、「統一」ボタンを押して、インジケータをオンにしてから、「フォント設定」を閉じて、「登録して終了」します。
 「みかちゃん-P.ttf」を登録することによって、メニューの文字修飾で「比例」を選択したとき、このフォントが使用できるようになります。

※「みかちゃん-P.ttf」を登録しないで、「みかちゃん.ttf」だけでも文字修飾の「比例」を選択したときに、ある程度プロポーショナルな表示ができます。しかし、この「みかちゃん-P.ttf」を登録したほうがよりそれらしくなります。

「みかちゃん−PB.ttf」についても上記のと同様に、ファミリ名を「みかちゃん」に変更します。
 ただし、「みかちゃん−PB.ttf」は太字可変ピッチなので、さらに「属性」指定で「太字」をオンにする必要があります。そこで――
次の図のように個別定義の「みかちゃん−PB」をプレスすると、入っているフォントが4種類表示されます。そしてそれぞれを順番に選択して、「属性」の「太字」ボタンをプレスしてインジケータをオンにしていきます。


 これをおこなうことによって、メニューの文字修飾で「太字&比例」を選択したとき、このフォントが使用できるようになります。(階調表示で見ると、きれいに表示されるのがわかります)

※以上の方法は「ダサ字フォント」ダサ字フォント@BTRONを登録する場合にも使えます。ダサ字フォントも普通に登録したままでは、「ダサ字」と「dasaji」の2つの名称が出てきてしまうので、ファミリ名を統一しておきます。

――最後に
 ステキなフォントを作ってくださったみかさん、それからこれを書くきっかけを作ってくださったかずのりさんにこの場を借りてお礼申し上げます。