
「未来さん」
著者:新谷明弘
発行:アスキー
初版:1998.9.4. |
これから科学技術が発展して、寿命が延びていったとしても、ちょっとこの目で見るには無理があるかなっていう、未来。そこは、コンピュータで構成された電脳院と、ヒトで構成された人脳院の二院制の国会があったり、ネットの世界にジャックインできたり、海中マンションがあったり、料理の病院があったりする、なんなんだかなーな、テクノロジーに囲まれた世界。
主人公、高橋亜鉛子は大学生。20歳。なにやら人工生命の研究をする学部のようだが、よくわからん。友人の黒崎水奈や、小学生だけど飛び級で小学校と大学を掛け持ちしてる銅太君なんかと、日々の雑事をこなしつつ、勉学にいそしんでいる。 |
けっしてうまい絵じゃないんだけど・・・・。なんか、妙に味があるって言うか、温かみのある絵柄です。
サイバーな未来の日常生活を、ほんわかと描いています。
ほんの少しだけ、哀愁味を帯びたストーリー展開も、なかなか好感が持てます。 |

「でんでんユミコ」
著者:森 真理
発行:竹書房
初版:1997.3.7. |
ぼくの名前はチーワン。僕の飼主、主人公のユミコちゃんは、女子高生。とっても恥ずかしがりやで、すぐ背中のカラ(!)に隠れてしまうんだ。でも、麻雀はとっても強いんだよ。
ママはパリで仕事する有名なインテリアデザイナーだし、パパは流しの雀士だから、一人暮らしなんだけど、お友達のソー子ちゃんやタケオ君、「紙麻雀王」卓郎君、マリア先生にチロリンさん。愉快な仲間に囲まれて、強く生きてるんだ。でも、困ったときには、やっぱり僕が助けてあげなきゃ!。がんばれ、ユミコちゃん!!。
(注:勝手ながら、すごく脚色してます・・・。基本的にギャグマンガですので、念のため。) |
なんだ、この「でんでん」というのは・・・。
古本屋で、ふと買ってしまったマンガは、でんでんむしのカラの付いた女の子の話だった・・・。そのままやんけ・・・。おまけに、よく知らない麻雀ものではないか。うーむ。でも読んでみるか。ユミコちゃんかわいいし。
で。いい!。すごくいい!!。麻雀知らなくても、十分面白いぞ。あふれるギャグが麻雀の枠を超えて笑いを誘う名作。 |