(更新日:2005年08月01日

<< 私のバイク遍歴 >>


にぬふあぶしは、バイク乗りです。
何で車乗らないのとか、寒いでしょとか、暑いでしょとか、そういう言葉をよく聞きます。
いいんです。そんなことは。バイクはそういうもんです。
体を吹き抜ける風の爽快感も、信号ダッシュのスピードと優越感も、バランス崩せば死ぬかもしれない、高速カーブの緊張感も。みんなまとめて、バイクはそういうもんです。
だから、やめられないんです。

HONDA MTX50R (1986/8〜1991年頃)

おお、懐かしい写真やなあ。海辺に集う50cc軍団。みんな若いなあ。って、顔が見えないか。手前の青いジャンパーが私、そして私がまたがってる赤いオフローダーがMTX50R。手元に有る写真でまともに写ってるのは、これだけでした。
原付免許を取ってすぐ、親にねだって(^^;)買ってもらった、初めての愛車。中古で12万くらいしたと思う。ずいぶん高かったなあ。
御存知の方もいると思いますが、とても50ccとは思えない車格で、なんでこんなのを、と親に言われつつ買ってもらい、乗り始めのころは足がつかなくて、いっぱい「たちごけ」しました。貸してあげた人、みんなこけてましたね。覚えてまっせ。
岬に続く海辺の道をかっ飛ばしたり、学校の寮から実家までの長い道を、峠を越えて往復したり、はたまたバイト先への足になったり、長距離から近距離まで、どこにでも連れていってくれるパワフルさで、学生時代の思い出の一端を担ってくれました。風を切って走る楽しみを存分に教えてくれた、忘れられない1台です。
社会人になって乗る機会がなくなってしまい、仕方なく実家近所の車屋さんに引き取ってもらいました。いまごろどうしているかしら。スクラップになってたらちょっと悲しいけど、アジア圏に中古が安く売られていたりするらしいから、タイあたりに叩き売られてて、偶然出会ったら、びっくりして楽しかろうなあ。いくらなんでも無いか、そんなことは。

KAWASAKI GPZ400F (1990年〜1992年頃)

会社に就職した最初の年、比較的長い研修期間と、近くに教習所があったのをいいことに、中型免許(400ccまで)を取得。
製図研修の教官を丸め込んで、平日の卒研を受けに行った(笑)。
そして手に入れた、念願のGPZ。当時、新車ではZEPHYRが登場して話題になっていたが、そのスタイルへの憧れが捨てきれず、中古屋を回って、この当時最強の54PSを誇った空冷Zを探し当てた。20万くらいだったろうか。よくおぼえていない。
原付しか乗ったことのない身にはアクセルを開けることが空恐ろしく、結果、重い車体をもてあますことになる。
加えて、2万キロをちょうど超えたくらいで買った車体は各所が壊れ始める頃合だったのか、エンジンの継ぎ目から漏れたオイルで足元から油煙があがってきたり、スピードメーターが突然切れたり、動かすたびにどこかが壊れていく。
当時住んでいたのが神戸で、阪急沿線沿い。足にはことかかなかったこともあり、1回目の車検をやめて廃車処分にし、手放してしまった。
今思うと、乗り続けられないほどではなかったと思う。当時の自分には負担だったんですね。今でもスタイルはピカイチだと思うんだが。

YAMAHA SRX400 (1994/4〜2000/6)

会社の都合で同じ兵庫県の高砂に引っ越し、しばらくは自転車の生活が続く。が、次第にうづきはじめるエンジン音と”風”への思い。
しかし、重いバイクはもうこりごり。250ccでもいいかなあと思っていたとき、有ったのですね。400ccでも軽いバイクが。
それまで目に入らなかった単気筒が視野に入ってまいりました。店先においてあった中古車にまたがらせてもらうと、すこぶるいい感じです。ノスタルジックな初期型に比べ、モダンな雰囲気の中にテクノロジーを詰め込んだ、といった雰囲気の後期型のスタイルも気に入りました。
中古には懲りていたので、今回は新車で購入。初めて経験する慣らし運転も新鮮でした。33PSとやや非力ながら、乾燥重量149kgの軽さと足つきの良さで、しばらくバイクから離れていた体にはもってこいの扱いやすさでした。
しかし、しばらくすると飽き性の私はノーマルのままで満足できなくなります。壊れたバックミラーを交換したのを皮切りに、気になっていた前傾姿勢を改善したいと、ハンドルをバーハンドルに交換。ちょっとでもパワーが上がるかと、マフラーをスーパートラップに。
スパークプラグも変えてみたりと、「ちょびっと」手を入れられそうなところは、いろいろやってみましたが、姿勢やパワーには、あんまり効果なし。雑誌の改造記事を読んでも、そこまではちょっと・・・と思ってしまう。
結局、長く乗るほど、物足りなさを感じ始めてる自分に気づくことになり、もう1台買ってしまったわけです。いろいろ手を入れたので、バイクの構造の勉強はずいぶんさせてもらいました。
長い間、乗らないで放置してしてしまっていたのですが、2000/6、手放しました。レッドバロン加古川店にて購入者募集中でしたが・・・。誰か買ってくれたのかな?。

KAWASAKI ZZR400 (1998/6〜現在)

実はSRXの購入時、どうしようかな、と迷ったんです。だって、ZZRも、とってもカッコイイんだもん。でも前述の通り、重いバイクに辟易していた当時、SRXに軍配が上がってしまいました。
しかしながら、高速を使ったツーリングなど、長距離を走るにはSRXではちょっとばかりストレスがたまってしまいます。おまけに、乗り慣れてくると、パワー不足も感じ始めました。
それで、軽い気持ちで他のものも見てみようかと。目的ははっきりしていました。長距離とパワー。ツアラーです。
ネイキッド全盛の昨今、400ccでツアラーと呼べるものは、SUZUKIのRF400かこのZZR400のみです。見比べてみると、中身はどうか知りませんが、RFの外装の作りは、ちょっと安っぽい気がしました。そうすると、ZZRが残るのですが、どうも決め手にかけます。そう、色です。最新のものはどうも安っぽいんです。(あ、これは僕の趣味です。主観のものなので深く考えないように。)
何軒か店を回っているうち、ふと店頭の1台に目が止まりました。黒かと思って近づいたその色は、なんとも深い色合いのパールグリーン!。ストライプなど妙な飾りは無く、全体が一色で塗られています。
これだ!この渋さが欲しかったんだよと、すっかり惚れ込んで即決してしまいました。中古でしたが年式が新しく(97年式だったと思う)6000km程度しか走っていませんでした。写真ではよくわからないかもしれませんが、ほんと、きれいな色ですよ。あんまり見かけない色なのも◎です。
始めは長距離にばかり使っていましたが、扱い慣れてくると、パワーがあるため、その大きさや重さが全然問題になりません。むしろ、低回転から高回転まで、どこでもスムーズに回ってしまうエンジンと、安定した足回り(ほっといても曲がってくれる)、カウルの効果(雨が降っても、体がほとんど濡れない!)などで、走リ出してからのストレスがまったく感じられません。峠をかっ飛ばすもよし、長距離をのんびり走るもよし、どこまで走っても疲れ知らずで速い。まさに理想的。色もスタイルも惚れ込んでるし、今、これ以上のものは欲しいと思いません。ここにきて、真に”相棒”と呼べるバイクが見つかったようです。
ハンドルをバーハンドルに変えました。前屈みだった姿勢が改善されて、楽チン楽チン。・・・歳には勝てませんなあ(^^;)。

 


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