北京の南西約50kmにある周口店遺跡は東アジア最大の、70万年から20万年ぐらい前の旧石器時代の遺跡である。
1929年に北京原人の頭蓋骨が発見されて以来、これまで40体あまりの人骨が発掘され、石器は20万点にものぼる。
北京原人は石器の他に動物の骨や角を道具として使い、火を使用して捕獲した動物を調理していた。
ここで発掘された人骨には、北京原人の他に、蒙古人種の直接の祖先といわれる人骨もある。

周口店の北京原人遺跡
(しゅうこうてん の ぺきんげんじん いせき)

周口店にある北京原人の骨や遺物の発掘現場、精力的な発掘作業により北京原人の骨が発見された。

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