3月20日特別号
  

・涼宮ハルヒの消失

 時間が取れないと言いながらも、涼宮ハルヒの消失を見るために無理矢理時間を作って行ってきた。場所は大阪ミナミのターミナル駅である、難波のナンバパークスシネマ
 本当はもうちょっと後でも良かったのだが、上映スケジュールを見てみると、3月19日金曜日の最後の上映が無いことに気付いた。ひょっとして『20日から別の映画の上映→消失は19日まで!?』という結論から、急いでいくことにした。まぁ、梅田まで足を運べば見ることは出来るのだが、電車一本で見に行きたいと(他人にはどうでもいい)理由で急遽決めたのだった。
 ただ、結論から言えばスクリーンの変更(シアター10→シアター11)のために最後の上映が無かっただけで、20日以降も上映しているんだけどね。(映画館も京アニも)公式サイトの更新がギリギリだから予測が立てられない。スケジュールなんて(延長するにしても、打ち切るにしても)2週間前には分かるはずなんだけどなぁ。
 というわけで、3月16日(火)に行ってきた。最初は価格の安いレイトショー(通常1800円が午後8時以降上映開始の回に限り1200円)に行こうと思ったのだが、晩御飯の用意をする必要からさすがに終了が午後10時50分というのは遅すぎる。
 さて困ったなぁ、と思っていたのだが、どうやら火曜日はメンバーズデー(毎週火曜日は1200円)となっており、しかもメンバーズカードも、入会費・年会費無料のうえ、その日にすぐに入会出来るという、映画館側になんのメリットがあるのか?と疑いたくなるような制度がある事が分かった。うん、これは利用しない手はない。
 当日なんばパークスに着いたのが16時20分。映画上映まで25分しかないのだが、まさかこうもギリギリになるとは思わなかった。しかも、なんばパークスは5年ぶり2回目の上、その一回目も時間潰しにちょっと行ってみただけなので、実質初めてなのと変わりはない。一応案内図はあったのだが、パークスシネマへのエレベータが見つからず、エスカレータで上っていくことに。途中エスカレータが無くなったので、別のエスカレータを乗り継いで無事到着した。
 ところがメンバーカードを貰える場所が分からず、仕方なくチケット売場で訊くと、そこですぐに貰えた。う〜ん、本当に手続きは不要やったわ。
 続いてコンセッションでポップコーンを買った。昼飯を食べそびれた上、Sサイズ300円、Lサイズ400円と100円しか違いがないので、ここはLサイズを注文した。
 すると、「メンバーズカードお借り出来ますか?」と訊かれた。
 なんじゃ?まさか、個人情報を蓄積されるのか?と思ったが、よく考えるまでもなく、映画館側は名前すら情報を得ていないのに、個人情報もくそもない。なので、言われるがままメンバーズカードを提示した。すると、カードと共にもらったレシートを見ると『今回発行ポイント 400p』の文字が。へぇ〜、こんなのにもポイントが貯まるんだぁ。ユーザーには財布が少し膨らむこと以外にデメリットが見つからないね。
 ところで、このポップコーン、SとL、どう考えても体積比で4倍の差がある。100円の違いでこの差は大きくないか?
 さて、買う物は買ったし、ちょっと一休みと思って、メインロビーのベンチに腰を下ろして時計を見ると上映5分前に。‥‥えっ〜!ムッチャギリギリじゃん!時間を喰ったのが到着までの移動のせいなのか、チケット&ポップコーンの購入のせいなのかは定かではない。どちらもスムーズだったはずなんだけどなぁ。
 兎も角、急いで入場すると、9階にあるシアター10に急いだ。シアター10はなんばパークスシネマにあるシアターの中で2番目の大きさを誇っている。しかも、シアター10はステージがあるので、舞台挨拶なども出来るのだが、残念ながら機会に恵まれなかった。
 客足はまだ仕事をしている人が多い時間帯ということもあるのか、50人弱とかなり鈍かったが、ネタバレ(「次にこんな事言うねんで」とか、ストーリーを先追いする)人がおらず、集中して見ることが出来た。苦言を呈すなら何人かが短時間ではあるが寝息をたてていたことと、後ろの席に荷物を置いていたのか、首を伸ばそうとすると後頭部に何かの袋みたいなのが当たり、肩が凝ったことぐらいか。
 肝心の内容だが、2時間40分と長めのストーリーにもかかわらず、冗長になる箇所が見あたらなかった。逆にハルヒとの絡みで「内容はたぶん、『わたしはここにいる』」のくだりから「ジョン・スミス」と答えるところまではもっと時間をかけた方が良かったんじゃないかと思う。
 特にジョンスミスという言葉を発する場面では、キョンはどう答えるべきか(必然といえども)三択から答えを紡ぎ出していたし、ハルヒを止め絵に二呼吸ぐらい置いた方が盛り上がったはずだ。個人的には栞を見つける場面以上に高揚する場面だったので、このあたりはDVD化に際して、微調整していただけるとありがたい。
 それとエンディング。曲自体は普通に良い。だが、最初は2番から伴奏が入るんだろなぁ、とか思っていたのだが、最後までアカペラで歌いきったところが凄い。因みに、帰ってからプロモーションビデオを見たが、こちらはちゃんと伴奏が入っていた。
 エピローグの長門の表情は、あれはいいのか?
 そうそう、ワンダリング・シャドウのヒロイン、阪中佳実の声の出演があったらしいが、誰がそうだったの?
 個人的には大満足♪DVD版も間違いなく視聴するだろう。それ以前にもう一回見に行くかもしれない。が、リピートキャンペーンが終了したとのこと。う〜ん、強く欲しいとは思っていないのだが、貰える物は貰いたいじゃない?
 別になんばパークスシネマに拘ってないから、ユナイテッド・シネマ岸和田あたりでリピートキャンペーン込みで上映開始してくれないかなぁ。無理っぽいけど。


 

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