4月15日号
  

・意味のある省エネを

 環境省が省エネを率先するために午後8時以降の残業を原則禁止とした。もし、それ以降はブレーカーが落とされるため、エアコンはもちろん、蛍光灯もパソコンも使えなくなる。その為それ以降に残業をする場合は、ブレーカーが落とされないフロアに移動する必要がある。
 確かに、無駄な残業代は減るし、電気代も少なくなるだろう。しかし、省エネという観点から言えば無駄なあがきである。もし、環境省の電力をガスや自家発電・太陽発電で賄っているのなら、意義がある。しかし、電力会社に依存しているなら意味がないのだ。
 なぜなら電力は昼間がピークだが、夜になったからといって火力発電や原子力発電は止まらない。水力発電なら止めているが、全体の供給量の割合では1割にも満たない。いくら夜間に照明で利用したり、冬場にエアコンの暖房の出力が高くなったりしようとも、昼間のオフィスや商店・電車・工場が消費する電力を考えると明らかだ。
 もし、省エネを目指すならもっといろいろと施策はあるはずだ。ただ、先にも書いたとおり、残業代と電気代削減には貢献しているのでその点は全く無駄ではない。


 

・My History 93

 第93回目は、不遇の名作『かえるの為に鐘は鳴る』を評価します。
・かえるの為に鐘は鳴る  ・任天堂
・1992年 9月14日(月)発売 ・3900円(込)
・1992年 9月14日(月)購入 ・3209円(別)
経過 評価(最高星10個) コメント
当初 ★★★★★★★★★  このソフトは全品20%引き以上というところで購入したのだが、何故かこの価格で知らずに購入した。しかも近隣でココより安ければ差額を返金しますということだったので、電話で問い合わせること40分、ついに差額返金は叶わなかった。因みにこの店は当たり前のように閉店に追い込まれたわけだけど。3ヶ月前にも書いたが家電量販店のコジマ!あんたの所もその道を歩むかも知れへんねんで、よう肝に銘じときや!
 さて、肝心のゲームの中身だが、主人公は金にモノを言わすは、軟弱やはで、普通に考えれば到底ゲームの世界に投影出来ないキャラクターである。しかし、正義感が強く憎めないのである。しかも(通行人ではない)登場人物がそれぞれ個性的で、セリフまわしと相俟って、尚一層濃いギャグ満載の世界を築きあげている。
 ストーリーも破綻しそうで破綻せず、風呂敷を広げながら畳んでいるので、分かり易くできている。更にそれを実践しているのが、壁新聞(ミルフィーユタイムズ)と日記である。
 謎解きはゼルダのように難しくなく、味付け程度なのだが、絵本を読む感覚で気楽に楽しめる。音楽も軽快で音数をあまり気にしない出来なので、チープさを感じさせない。
 あまり広告費をかけていなかったこともあり、ワゴンセールの憂き目にも遭ったが、他のサイトでも評価は概ね良く、ゲームボーイカラー版「かえるの為に鐘は鳴るDX」が発売されるというサイトまで作られるほどである。(もちろんウソ)
 それにしても、(どちらが実態か?という)最後のナゾは解決されていないが、果たしてどっちなのだろうか。
3カ月後 ★★★★★★★★★
3年後 ★★★★★★★★☆
現在(14) ★★★★★★★★☆
現在の後ろの()は経過年数


 

・明日は

 父の59回目の誕生日である。本人は数年前までは、60歳になったら隠居すると公言していたが、年金受給が65歳に引き上げられたこと、年金だけだとどう考えても生活できないことを鑑みて、近年では(隠居できそうもないことに)意気消沈している。まぁ、健康だったらいいんじゃないの?