3月11日号
  

・今時ニュース

 麻生外務大臣が度々台湾を“国”と発言したことに波紋を呼んでいる。
 波紋を呼ぶ最大の理由は、いわずとしれた日中共同声明にあるのだが、私は甚だ疑問である。どう考えても実質的に台湾は国であり、中国(中華人民共和国)は行政に関与していないので、何を憚る必要があるのか。それに中国・台湾双方に対して国交をするな、というのも何とも身勝手である。
 どうせ今の状態でも、靖国参拝がどうやとか言われているのだから、いっそうのこと台湾を国と認め、再度国交を樹立してはどうだろうか。その上でもし中国から国交断絶を言い渡されたら、「はい、どうぞ」と言ってやればいい。そうなれば中国は絶対に慌てるだろう。ただ、その後、中国が懐柔出来るか、逆に強行するかはまでは判らないが。
 丁度一ヶ月ほど前から俄に話題に上っていたPSE問題が、間際になってから漸く世間に知られるようになった。5年前に国会で扱われて通過したはずなのに、当時はどのマスコミも一切取り上げていなかった。因みに1分程度で数個のニュースをまとめて流したり、数行の記事が新聞に載っても取り上げたことにはならない。
 で、リサイクル業はまさに死活問題である。それなのに、経済産業省は製造事業者や電気販売店などには告知活動を行っていたが、肝心のリサイクル業や消費者には殆ど広報を行っていなかった。“経産省は「もともと中古品を規制の対象とする意図はなかったが、一部の悪徳業者によって技術基準を満たさない製品を中古品と称して売り抜けるという脱法行為が見られたため、やむなく中古品も規制の対象とした」としている。(ウィキペディアより引用)”とあるが、それなら製造事業者が品質を管理するPSEマークがある商品以外にも、もしくは電気用品取締法で国が品質を管理する商品も国がお墨付きを与えていたのだから流通させても大丈夫なことになるのではないか。経済産業省の役人も「昔の製品だから駄目というわけではない。」と明言しているのだから、PSEマークに固執する必要が全くないわけだ。
 それにゴミ減量・リサイクルを推進している現状と逆行した制度に違和感がないのか、いかにもお役所的だなぁと感じる。
 あと3週間で軌道修正することが出来るのか、注目したい。


 

・My History 88

 第88回目はシリーズ完結編である『SaGa3』を評価します。
・SaGa3  ・スクウェア
・1991年12月13日(金)発売 ・4900円(込)
・1991年12月14日(土)購入 ・4100円(込)
経過 評価(最高星10個) コメント
当初 ★★★★★★★★  シリーズ完結編になって初めて経験値を導入した。しかし、肉の変身を進化させることにより、ロボットからモンスターまで簡単に変身できるようになる等、画期的なシステムを導入し、進化を存分に見せた。
 しかし、このシステムは基本的にはありだと思うのだが、賛否両論もある。主な理由は今までのシステムをシリーズとして周到してほしいということであるが、元々スクウェアはシリーズでも全く異なるシステムを取り入れるでも有名である。だから、何を今更‥‥といった感じである。
3カ月後 ★★★★★★★☆
3年後 ★★★★★★★
現在(14) ★★★★★★★
現在の後ろの()は経過年数


 

・安楽椅子探偵

 第6弾となる安楽椅子探偵ONAIRの出題編が先週に、解決編が昨日放映された。結果から言うと、今までの中では最も簡単ではあった。だが、化野(あだしの)ルナの本当の能力(当然霊視能力ではなく一度声を聞いたことのある人は全て覚えている)を見落としていたので、それさえ見抜けていれば犯人にたどり着けていただけに残念である。もっとも、たとえ犯人に辿り着いても、エレガントな回答は書けないし、同一犯にみせる必要性まで言及しないといけないので、最終選考までは残らかっただろうけどね。