11月19日号
  

・今時ニュース

 昨日、日経平均株価が小泉総理就任以来の高値を付けた。先週私は「この一週間出来高が絶好調だったのに、株価は伸び悩んでいるから、来週は下がる。」と断言してしまった。しかし、この一週間は(と言うよりも木・金で)物の見事に跳ね上がってしまった。
 ただ、この日経平均というのが曲者で、本当の経済指標を表しているのかが疑わしい。と言うのも、東証一部1700銘柄中の225銘柄だけを抜き出しているからだ。漏れた銘柄は兎も角、東証2部は?首都圏以外(大証などの単独上場)の上場銘柄は?当然全く反映されていない。それ以外にも星の数程ある非上場企業にしてもそうだ。強者の景気が良くなっても弱者も同じように連動していないのであれば日経平均の価値が薄れる。
 都銀を中心に中小企業への貸し出しが積極的になってきた。ほんの2〜3年前まで貸し剥がしが盛んに行われてきたのに、再び掌を返したかように借りてくれとは‥‥。中小企業の経営者さんは、今度借りる時に、“元金の返済計画は銀行側の関与を認めない”という一文を借用書に記載しておかないと、また貸し剥がしの時代になった時に後悔しますよ。
 大阪市長選挙が来週ある。その候補者による討論会(というよりも質問会)を公示後にある関西の放送局が行った為、賛否両論が巻き起こっている。個人的には平等に取り扱うならどんどんやっても良いと思っている。それよりも公示前に特定の候補ばかり報道しているので、どうしても前職などにスポットが当たってしまい、その不公平感をどうにかしてほしいと思っているくらいだ。
 ところで、その討論会の中で、コメンテーターが「職員の給与を2〜3割カットしないんですか?(北海道が1割カットした事例を引き出して、それよりも悪化するだろう大阪市の財政を見越した、及び世間よりも割高な給与を是正を正すのかどうか)」に対して、ひ○○候補の回答は「法律で勝手に下げることは出来ない(北海道の事例は無視を決め込んでいるようだ)」「中小零細の社員やパートアルバイトまで広げると、給与の実態が把握できない(から大企業の給与水準のみを採用した)」といった回答だった。これは職員(ひいては自分が市長になった時の給与)の保身とも取れるし、中小企業の社員等はたいして税金を払っていないので、(市民の)対象に入っていない、まるで(士農工商の)えた扱いである。この様な庶民感覚を持たない人物を長に据え置くことが市の為になるのだろうか。因みに私は大阪市民ではない。


・My History 72

 第72回目は桂小枝のCMが印象的だった『クイックス』を評価します。
・クイックス  ・任天堂
・1990年 4月13日(金)発売 ・2600円(込)
・1990年 4月14日(土)購入 ・2525円(別)
経過 評価(最高星10個) コメント
当初 ★★★★★★★☆  この手のゲームはあまり無かったのでオリジナリティは高く、はまりやすい。しかし、単純である為、既にRPGやSLGが氾濫している時代に於いては長きに渡ってのめり込むには物足りない。システム的には単純なので、あと5年早くひらめいていたら爆発的人気になっていただろう。
 とはいうものの、価格的にも最安値水準だったこともあり、営業的にはそれなりの成功を収めている。
3カ月後 ★★★★★★
3年後 ★★★★★
現在(15) ★★★★★
現在の後ろの()は経過年数


・ミーハー

 本田美奈子の死去により、CDの売り切れが続出し、製造が追いつかないらしい。別に強制するわけではないし、誰の物と主張できるわけでもないのだが、本当のファンなら存命の時に買うべきであると思う。亡くなってから売れたって本人は嬉しくとも何ともないと思うのだが。ただ、死して人気が出る傾向は昔からある。かの石原裕次郎美空ひばりでさえその傾向があったのだから。
 ただ、店頭に並ぶ頃にはその熱が冷めて商品がだぶつくような事態にだけはなってほしくはない。