林道ざんまい

1995年真夏 倶楽部サークルFINEのオフロード仲間で四国林道へ行った珍道中
出発は金曜日の夜大阪南港発甲浦(かんのうら)行き
ご存じの方は知っているかも知れませんが到着は朝の午前4:00ちょうど
会社で仕事を終え(当然仕事は手に着かない状態) 京都南のマクドナルドで集合R1の途中で友達と合流
今回のメンバーは全員でオフバイク4台車1台で有る.
大阪南港に何とか無事に到着.しかし乗船手続きの時車が車検上がりで車検書が無い!
どうしよう?っと思っていたが問題なくOK(一安心)
乗船すぐに汗を流す為先に風呂に入る,これが失敗の始まり
汗は流せたものの その分良い席が取れずさぶい所かあまり良くないところしか残っていなかった
なかなか寝つけずやっと寝たのは午前2時寝てすぐに四国に到着してしまった



真っ暗なまま出発取りあえずは目指すは室戸岬!
快調に走っているといきなりリアがガクン!と音と共にスライドした!
あれ?ってな感じでしばらく走っていた.でもなんかおかしい?とリアタイヤを
走りながら見た.そして私が見たものは......................
なんとリアタイヤのシャフトが出っぱっているではないか!!!!
目が点状態!取りあえずバイクを止め友達のバイクを借りて約10km位二回往復した
しかし見つかるわけもなく......とほほである.みんな待っていてくれた所に行って『どうしよう?』
取りあえず5m程先に駐車場が有ったのでみんなで入る.
なんと道路で待っていたが5m先は室戸岬であった.それならみんな室戸で休んだ方が良かった....
悪い時は重なるもんである!取りあえず時間は朝の6時どうしよう....途方に暮れる.
公衆電話があったのでバイクショップを捜してみる.こんな片田舎バイク屋があるわけもなく
当然電話をかけても土曜日で休みの所も...
車の修理工場に電話したが『車用のは有るがバイクはちょっと.....』
仕方ないのでそこでタイヤを外しシャフトを持って車で町まで走ることにした
すぐに町は有ったが店も少ない上にましてやバイク屋なんて....
次の町でたまたま交差点で信号で止まったところ 真横にサイクルショップが!
でもシャッターは閉まっていた,がなんと天の助けかシャッターが開いた!
おっちゃんが散歩に出かけるみたいだ.すぐさま事情を話し捜してもらうことに!
径は有っても溝のピッチが合わないとネジははまらない.おっちゃんはピッチを測った.祈るような思いで聞くと『合ってる』と! 
その時のおっちゃんは神様に見えた.でも1,200円とぼったくられたがこれでツーリングが続けられる!
室戸に帰るとみんなはストーブを出して珈琲を飲んでくつろいでいた,しばしそこでのんびりしてから
出発!もう太陽は上の方に来ていた.R55で安芸まで走り昼食を取る.
ここからは車組とバイク組に分かれ祖谷渓谷のキャンプ場で待ち合わせる事にした.やっとメインの林道だ!(目指すは剣山スーパー林道)
安芸市から安芸川沿いに畑山栃ノ木線を隔て張川林道に入る宝蔵峠付近でオフダーが一杯いた
休憩場所で休憩するとどこかで見た顔があったジムカーナ仲間の人だ!
大阪(堺)から日帰りで林道に来ていたらしい.仲間とも別れいよいよ剣山スーパー......と思いきや
今回2回目のハプニング勃発!連れのリアタイヤがパンク!
とっとと修理する.そこでまた休憩.走り出すとすぐさま3回目のハプニング!
道に迷った!林道で迷うと取り返しの付かないことに!なんとか大きな間違いでは無かったので引き返す
そして4回目のハプニング通行止め!これは大変だ!
ここから迂回をするとなるとただ事ではない回り道をするにしてもごっつ時間がかかる
とりあえず 東川千本谷林道の手前にある民家で通行できるかどうかを聞いた
すると『車の人はUターンしてくるけどバイクの人は戻ってこうへんから行けるんと違うか?』との答え
これは行くっきゃない!林道をどんどん進む.問題の場所に出くわす.
さすがに車は無理だがなんとかバイク一台分進める幅があった.
まるでバックオフ等の雑誌に載っている様な感じだ!
なんかすごくうれしくなった.
当然みんなバイクを降りて一台を二人で押してその場を凌いだ.
写真の通り凄いでしょ!
東川千本谷林道のV溝はすごくきれいであり走りごたえもあった.
なんとかR195まではたどり着いたもののハプニング続きで剣山どころではなく
目的地までも時間が危なくなってきた
ルート変更でR195西に進路を取り長瀬ダムまで走り楮佐古小憎曾林道を越え
京柱峠へ向かうことにした.これも間違いの元であった!
長瀬ダムまではすぐであったがこの林道の入り口がややこしくあげくの果てに
日は暮れ始め大変なことに!林道途中で星が見えてきた.一番初心者がバハに乗っていたので
バイクを交代ごうたいでバハに乗り換え先頭を走った.
電灯は何一つ無し.頂上付近で全員ライトを消すと満点の星空だった!
天の川も見れて良かったが不安が......
麓を見ても民家の明かりが2〜3個有る程度
暗がりの中走り続ける.ほんのちょっとの距離だが2時間ほどかかった
でもこれで終わったわけではなかった!国道には出たがその国道もR439(そう与作国道!)
たいがいにせいよ!
京柱峠を越えやっとの思いで祖谷渓キャンプ場に.到着したのはなんと12:00
そこでやっと夜食にありつけた.車組は心配で心配で仕方なかったらしい.
今時みたいに携帯でも有れば話は別だったが......
でも これほど印象に残り楽しいツーリングは無かった.またこう言うツーリングに行きたいものだ!!

戻る