FZ10・FZ20情報集積所 テレコン・ワイコン使用の基本的な方法と注意点

 このページでは、本体にテレコン(望遠用レンズ)やワイコン(広角用レンズ)を取り付けるいろいろな方法をテレコンを例に示します。ワイコンでもマクロコンでもクローズアップレンズでも考え方は同じです。
純正品の場合
純正品の場合、本体とテレコンを直接取り付けます。
他メーカーの場合
 他メーカーのテレコンなどを取り付ける基本的な考え方は、ネジの径を合わせることですが、ただ合わせるだけでは別の問題が生じる場合があります。ここではそういった問題を出来るだけ回避できる方法を考えてみたいと思います。
最も簡単で安価な方法
この方法の問題点
 最も簡単で安価な方法ですが、この方法には問題点があります。それは、以下のようにフードの端面とレンズの端面との隙間が大きいため、テレコンを取り付けた場合ケラレがより大きく発生してしまう場合があるということです。
問題を解決するために全長の短いアダプターを介する
 上のような問題点を解決するために作られたのが通称ブタバラアダプターと呼ばれるアダプターです。以下のようにレンズと取り付け面との隙間を極力小さくしたものです。また副次的な効果として、フラッシュの光を妨げる範囲が標準フードに比べて小さくなること、素材が金属なのでプラスチック製の標準フードよりも強度があること、取り付けネジ径が小さくなるため安いフィルターを使えるようになることなどがあります。
現在ではブタバラアダプターを含めて3社から同様のアダプターが販売されています。
アダプターを介する具体的な取り付け方
 最善策としては、「本体+アダプター+テレコン」という組み合わせ、次善策としては、「本体+アダプター+ステップアップリング+テレコン」又は「本体+アダプター+ステップダウンリング+テレコン」という組み合わせです。ステップアップリングやステップダウンリングを何枚も重ねていくと、本体レンズとテレコンの間の隙間が大きくなってしまいケラレなどが発生する可能性が高くなります。
最善策
次善策
 ただし、これらの条件を満たしても全ての場合が大丈夫というわけではなく、使用するテレコンによってはこの方法によってもなおケラレが発生する場合もありますので、出来るだけ実績のある組み合わせを選ぶ方が安心です。具体的にどのレンズがどの組み合わせで使用できるかについてはコンバーションレンズ、アダプターをご覧下さい。
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2004/2/3作成
2004/2/5追記
2004/2/6記事中に誤りがあったため修正

2004/3/19追記
2004/3/24改定・追記
2004/8/25改定
2004/11/8分離