格言集
  [動けば相場に曲がる]  『格言』  
心が動くのは、大人数につきやすい人間の習性からくるものです。
江戸時代に刊行された『八木豹之巻』に「一心迷はず、念を以て考える時は計り得ずという事なし」とあ
ります。
投資で成功しようと思うならば他人の意見に盲道する事無く、自らが信じる道を曲げない信念が
必要と言う事です♪
 
  [相場に度胸はいらない]  『格言』  
 「危険に挑むまえは、先見と警戒を要す」といい、飛び込むにしても度胸だけで挑むのは無謀です。
まず状況を正確に把握することが成功の秘訣で、これを「熟慮断行」といいます。 『世いろは相場金言
に「
クソ度胸 、出すはよけれどヤケクソに、ならぬようにと心するべし」とあります。度胸とヤケクソは本質
てきに意味が異なるものだと述べています
 
  [相場の高下は天性自然のこと] 『本間宗久』  
 相場はもともと自然の法則に従い運行 しているので人間が操作したり予測できるものではなく、不自然な
相場はやがて崩れる宿命にあります。本間宗久が体験した米相場は、宝暦・天明の飢饉に翻弄された時
代で、相場師たちも自然の脅威にさらされました。1725年に山形県酒田に生まれ、相場の神様と譛えら
れた稀世の相場師、本間宗久が禅堂にこもり中国の古典・天候・農業・暦学と相場にかかわるあらゆる
 知識をとりいれたのも、この天性自然を悟るためでした
 
  [舞坂三里、乗るも馬鹿、乗らぬも馬鹿]  『名言』  
 浜名湖をのぞむ舞坂は風光明媚な海岸で知られる江戸時代の宿場町です。しかし、絶景だけれどいん
せん足元が悪い。 足元が悪からといってここで籠に乗ってしまえば絶景を堪能できず。かといって歩くの
は辛い。 成功した人を見れば参加しなかったのが悔まれ、失敗した人を見ると参加をした人が馬鹿に
見えるもの。 人生も相場も満足を得るためにはリスクが伴います
 
  [強気は暖流、弱気は寒流]  『格言』  
 相場の強弱を潮流にたとえた、いかにも日本人らしい格言です。日本近海を流れる黒潮と親潮は
三陸 沖で潮目をつくり豊な水産資源を提供することで知られます。「漁師は潮を見る」という格言が
ありますがこうした自然界の原理を取り入れた格言は投資家の発送をより豊かにしてくれるものです
 
  [悪事千里を走]  『孫光憲』  
 情報というのは不思議なもので、良い話より悪い話のほうが早く伝わります。商品市場の材料もたとえそ
れが未確認でも瞬く間に株価に織 込まれていくものです。 相場に悪材料はつきもので、なかには誘い水
のようなガセネタもあります。流し手の意図に翻弄されないように用心しなければなりません。もともとの言
葉は宋代の学者、孫光憲が著した『北夢瑣言(ほくむさげん)』の「好事不出門、悪事行千里」です♪
 
  [おごるなよ、円い月夜もただ一夜]   
相場は月のように満ち欠けするものです。満月のように完璧な相場はそう長続きするものではありません
 もちろん、ここで器量があれば下り坂でもひと稼ぎできるわけですが、市場の勢いに乗って稼いだ投
資家のほとんどはここで儲のほとんどを吐き出すことになりかねませんので、注意が必要です
 
  [った自慢は負けての後悔]  『格言』  
「勝負」という言葉は文字通「勝ち」と「負け」が対になって構成されているものです。相場に勝ったことを自
慢する人は負けたときは後悔や愚痴をいうものだというわけです。これではいつまでたっても成長がない。
相場には謙虚さが必要です。『八木虎之 』を著した「猛虎軒」は、「相場をあなどり、いつでも利を得
ることを容易と思ことなかれ
」と戒めています
 
  [利食い極楽、損地獄は背中合わせ]  『格言』  
売買の出口、結果は利食いか損切のどちらかしかありません。利益になるか損になるかは手仕舞ってみなけ
ればわかりません。相場が思惑と反対に動と感ならばすかさず損切りでも、決済することが賢明です。「場に
留まることは成仏できない幽霊と同じ
」という 格言があるくらいです。塩漬にして放置しておいても未練が残る
だけです。同様の意味の相場格言には「損 地獄 利食ぐい極楽、紙一重」という言葉もあります
  損失はかえって大利益になることがある」 『ウォール街の格言』  
投資で利益を得ようと思えば多少の損は目をぶる器量が求められます。囲碁の世界に「捨て」という用語
がありますが、「小損失」とはまさに「捨て石」を意味します。古く『』には「小利は大利の敵なり」という
  金言があります。 思惑が外れたときは捨て石の覚悟をし、捨て石の犠牲を無駄にしないことが相場
上達の心得ということです
  [幽霊と相場は淋しいほうに出]  『近藤信男=近藤紡』  
売の近藤紡』こと近藤信男氏の名言です。誰も注目していないところに出現する相場を人気のないところに
出没する幽霊にたとえています。投機の一族に生まれた近藤氏は学生時代より株と花札で鍛あげた筋金入
の相場師です。数々の歴史的な仕手戦を繰り広げ岩戸景気の反動期には四大証券を相手に優良株を売
り叩き、怪物相場師として恐られました。極度の秘密主義と人間嫌いで知られ、昭和48年に2,000億円の
資産を遺して亡くなりました♪
  [相場に淫することなかれ]  『高橋彦次郎』  
常に相場を張っていないと気がすまない、いわゆる「中毒者」の末路は哀れなものです。この名言を残 した
高橋彦次郎は西南戦争の軍事景気で財を築いた名古屋の大相場師で「高彦将軍」と呼ばれました。その
高橋の相場哲学がこの「相場に淫することなかれ。 売り、買いだけでなく休ことを知れ」ということです
  [一日の相場を考え商い致すは、よろしからざること]  『本間宗久』  
 目先が良さそうなら買い、悪そうなら売る。本間宗久は相場のトレンドを重視していたので、目先商いを
軽蔑し、「商い急ぐとき、損でるなり」を始め随所で日計りを諌める記述を残しています。どの格言にも
共通する金言は「小掬いを重ねていてもたいして儲からないばかりか、相場の大局で失敗することに
なりかねないので慎むべし」と述べています
  [夜明け前がいちばん暗]  『格言』  
お先真っ暗とはこのことで、市場は恐怖に襲われると狼狽して止めどない安値を付けるものです。 しかし明け
ない夜はありません。滅多に起こらないこうした市場の「恐怖が絶好の買場というわけです。幕末に書れた
言志ざし四録 」とは、江戸時代の儒学者、佐藤一斎が終生をかけて著した処世訓の集大成。「言志録
言志後録」「言志晩録」「言志耋録」の全四巻を総称したもので、内容は学問・思想・人生観など多岐にわた
っています。幕末の西郷隆盛や坂本龍馬をはじめ多くの志士たちに感銘を与え、維新の原動力の源と
なった名著です。この『言志四録』のなかに、「夜明前がもっとも精神が澄んでいる。したがって良ことを得る
のもほとんど夜明け前
」とあります。この好機をつかめば相場で苦労することは無くなるでしょう
  [馬鹿と相場には勝てぬ]  『豊臣秀吉』  
この名言の原文は「天下の意の如くならぬものは、馬鹿と相場である」です。 「太閤検地」で米の計量基準
統一したことでも有名な豊臣秀吉は、米価の下落を憂いで、大量の米を船に積み込んで大阪湾に廃棄させ
て下落を喰い止めようとしました。が、これでも思ように下げが止まらずに匙を投たことに由来します。天下を
治た秀吉でも、相場が相手ではどうにもならなかったというわけです
  [押目待ちに押目なし]  『格言』  
「押し目」とは上昇した相場がいったん調整して下げること、「戻り」とは下落した相場がいったん調整して
上ることです。上昇に乗り遅れた投資家が「ここで押し目がくればなぁ〜」と願っていても、押し目らしい
押し目は出現 しないものです。なぜなら「押目待ち」のときは、売り手も安値では売たくないと差し控える
ので売りものが少なくなるからです。むしろあと一息というところで、相場はかえって一本調子に上てゆく
ことが多いものです。 「戻り」も同じことです。自分の期待通りに、相場はなかなか動てくれないものです
  [玉に囚われることなかれ]  『格言』  
自分が相場に逆行しているのに未練が残っていては損切する時期を失うことになります。同じような意味
の格言に、「仕掛けたる米にて損を惜しみ、無理にひいきをつけ、辛抱するほど大損するものなり
八木虎之巻
)、「建玉の損益計算するべからず、利食い急損は見切れずなどがあります
  [罫線足跡予想するものではない自分えるものだ] 『岡半右衛門』  
 この名言を残した岡衛門という人は伊勢の相場です。罫線の足は明治の初期にすでに売り線
と買線だけで60種あり、これに変則や裏を加えると軽く300型を超ていたと言われています。
こうなると星空を見上て好勝手に星座を命名しているのと同じで基本線を覚えるだけでも一苦労です。 
罫線に関する相場格言は沢山ありますが、「罫線は値幅見ずに日柄見よ」「日数罫線優先する
などがあります
  [びつく魚は釣られる]    『 格言 』  
相場が少し上向くと「まだまだ上がる」と焦って買い、相場が下落すると怖がって売ってしまう・・ひとたび
こうした飛びつき買いの癖がついてしまうと、相場が陽性の高値になれば何の警戒感もなく高値をつかみ、
陰性の安値になると、これまた安心して売り叩くようになってしまいます。『三猿金泉秘録』にも、「ただ
急ぐな、百俵上
げて百俵下げたためしが多きことなり」という言葉があります
  [三日待つべし]   『本間宗久』  
材料が出ても値動きが弱いときは、ほとんど相場と自分の根比べになります。 しかし、ただ待っているだけ
ではうっかりすると塩漬けの山ができてしまうので、こうした場合の一つの目安として、とりあえず三日間は
様子を見るべきだというわけです。以下の言葉も同様の意味です。「売買と、今日よりほか商い場なしと、
進み立とき、三日待べし
」(本間宗久 、「三日待つべし、相場弱く見るときは三日待って気を転じ買方に廻る
こと。これ極意であり、常にこの心持を忘てはならぬ。自分が強ときは人も強い。自分が弱ときは人も弱気に
なる。上詰は下の始め、また下げ詰は上げの元を知こと」(六甲伝・未来高下の考え方
  [相場師に金なきは、鳥に翼なきがごとし]   『ウォール街の格言』  
投資をするためにもっとも大切なものが資金です。イギリスではこの格言を説明するかのように「翼の生
えぬうちに飛するな、金銭を持っていない者は翼のない鳥のようなものである。
用意なく 飛とすれば必ず
地上に墜落してしまうであろう」 という格言があります♪
  [意地を張らずに相場を張れ]   『格言』  
相場に意地を張るのは禁物です。江戸時代の指南書に「意地商いは破滅のもと」などとあります。
出遅でおくれた焦あせりで出動してみたり、心にもない反対売買を繰返かえ していては身がもちません。
意味合は異なりますが、張ということに関して「麻雀放浪記」の著者である阿佐田哲也の「勝負をやる
人間は、目
に張な、場に張れ」という一節も心に残ります♪
  [三段高下こう]  『本間宗久』  
価格が上昇もしくは下落トレンドにある場合、チャートが三段階の動きをすることが多いという法則です。
 たとえば上昇トレンドでは最初に一段上で価格が上昇したあとにいったん下げに転る調整局面があり、
さらに二段げ再び調整、そして三段げで上昇トレンドが完了するというパターン。 たしかにチャートを
みているとこうした三段階のパターンがよく出現します。しかし、あくまでもこの法則は市場の経験による
ものです。「三段高下」は江戸時代の米相場にルーツがあり、一年草の米と天候相場の影響が極めて
濃い日本的な考であることを理解しておく必要があります
  [えずえよ]   『格言』  
長期投資の名言です。木を庭に植えると毎日めることになるので日々の成長がわかりませんが、山
植ておいて忘れたころに見にいくと立派に育っているものです。「遠方相場する人に利益あり、近
ぬだけ迷い少なし」。こちらも同様の意味がありますが、 目先騰落に弄ないためには、このように
市場と一定の距離を保つ姿勢も必要です♪
 

 

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