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負けず嫌い
慣れないうちはボールを怖がる女子が多いように思うのですが、ユリエは入部当初からボールに向かってきました。男子の力まかせのアタックをぶつけられてもへっちゃらです。 そしてなによりもドッジが大好きだったからこそ男子の中でも続けてこれたのだと思います。 そんなユリエの真骨頂は負けず嫌いなこと。 試合でアウトになったとき、ひょうひょうと外野に駆けていく男子たちに引きかえ、ユリエはものすごーく悔しい表情を浮かべます。 そして、試合後は次の試合に備えて会場の隅でひとりでターンの練習をするユリエの姿が見られました。 「負けたくない」、「2度と当てられたくない」そんな気持ちがひしひしと伝わってきます。 ユリエの負けず嫌いが花開いたのが関西大会の決勝トーナメント一回戦。 6年生にとって最後の公式大会の試合でした。 怒涛の連続攻撃を仕掛けてくる生駒サウスファイターズになすすべも無く内野人数がひとりふたりと次々と減って全滅されられそうな勢いの中、強烈なアタックを止めたユリエ。 試合終了のホイッスルが鳴ったとき内野には2人だけ、そのうちのひとりが悔しさで目を真っ赤にした他ならぬユリエでした。 |