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サッカーとドッジと
野球やサッカーなどがその子にとって一番でドッジが2番、チームとしてはそれでもいいと思っていました。 その子たちが5年生の頃は、それでもドッジの練習に来たり、試合に出て活躍もしていました。 しかし、6年生になるとその子たちも、野球やサッカーのレギュラーになり中心的な選手になっていきます。 そうなるとどうしてもドッジのほうの練習には足が向かなくなっていきます。 仕方ないと思うし、その子たちが他のスポーツで活躍していけばそれがすばらしい事だと思います。 そんな子供たちの中にツヨシもいました。 ツヨシはサッカーをずっと続けてきて5年生の時に誘われてドッジにも入ってきました。 6年生になるとやはりサッカーのほうが忙しくなってきます。 でも、ツヨシはサッカーの練習がないときはよくドッジのほうにも顔を出していました。 その上、大会前になると午前中はドッジ、午後はサッカーと、こっちが心配になるぐらいどちらにも一生懸命に取り組んでいました。 そんな頑張り屋のツヨシが夏ごろに膝を故障してしまいます。 サッカーを思う存分出来ません。それにドッジも・・・。 おそらく辛い数ヶ月を送ったのではないでしょうか。 ドッジにもあまり顔を出さなくなっていきました。 このままツヨシは戻ってこないのかも・・・そんなことを考えながら時は過ぎていってしまいました。 11月下旬、そのツヨシがドッジに戻ってきました。 でも、1月の春の大会に間に合うのか?チームに溶け込めるのか? なんとか遅れを取り戻そうと、ツヨシは必死にチームに溶け込み、本来は左のアタッカータイプのツヨシが守備の基本練習のターンやキャッチを黙々とやり続けました。 ツヨシは春の大会に間に合いました。 見事にチームメイトと共に、全試合を戦い抜き喜びや悔しさを共有していきました。 3月のキッピーカップでは、左のアタッカーとしても活躍するまでに。 サッカーだけではおそらく得られなかった最高の思い出をドッジで作ったのでした。 ツヨシのお母さんが後日おっしゃっていました。 「ドッジもやっていてよかった」 |