|
ミヨシキャッチ
でも、最初からそうではありませんでした。 人のタイプを文科系と体育会系に分けるとすれば、ミヨシは文科系かな(ゴメンネ) ボールを投げるフォームがどうしてもギクシャクして流れるように投げられません。 キャッチもめちゃくちゃ上手というわけでもないのです。 なのになぜ守備の中心を任せることにしたのか・・・。 彼のナリフリかまわずとにかく守る!という気持ちが誰よりも勝っているからです。 ミヨシの守備態勢はすごくユーモラスに見えます。 床に身体全体を押さえつけるようにしてギリギリまで低く構えます。アタッカーからは彼の顔しか見えません。 ちょうとカメのコような態勢です。実際に試合の時も顔面に直接ぶつけられることもしばしばありました。 でもミヨシはカメのコ守備を貫きました。 これではターンに移るときに時間がかかりそうですが、他のメンバーとほとんど変わらずにターンすることもマスターしてしまいました。 彼の守備態勢を修正しようかとも考えましたがやめました。彼が考えナリフリかまわずとったカメのコ守備。 ミヨシがその態勢で守備の中心にいるとグッと引き締まるのです。 その守備の中心のミヨシがある日キャッチ練習の折、「あっ!」となにかに気づきました。 「キャッチする時、手のひらを重ねるようにするとボールを弾いても上にふわっと上がる!」と、 さっそくみんなを呼んでミヨシに説明させて実践させてみました。 「あれ?ほんとだ!」「これ、いいかも」 すでに両手を重ねるキャッチを実践しているチームもたくさんあって周知のことなのかも知れません。このキャッチ法を我がチームでは「ミヨシキャッチ」と名付けて、常に心がけるようになったのです。 |