公式ボール

2003年6月28日、いよいよコープこうべカップ初出場の日がやってきました。会場に着いてみたら、見るものすべてが驚きの連続でした。
「うわぁ、みんなユニホーム着てる」
うちはもちろん体操服です。
「えっ、あれ何の練習?みんな揃ってターンしてる!」
試合前にアップしようなどとは全く思案にない我がチーム
体育館内に入っても
「何?あの人たち!へんなカラーのシャツ着てる人が何人もいる!」
審判団を見て、私も後に着ることになろうとは夢にも思いませんでした。
そして、
「あれが試合で使うボール?」
黄色と黒の公式ボールを見たのはそれが始めてでした。
「あのボールは学校にあるのか?」
「ないで」
「そうか、じゃあ、だれも触ったことはないんやな」
「うん」
ドッジのボールといえばあのゴムのボールしか知りません。固いのか柔らかいのか重いのか軽いのか・・・。不安は募るばかり。
始めて触ったのが、試合直前にコートの横で待機してる際に、前の試合の流れ球が転がってきたときでした。ボールを拾って投げ返した子どもに、
「どんな感じのボールやった?」
「う〜ん、重い感じがする」
「みんな!ボールは重いぞ!気をつけろ」
どう気をつけたらいいのか・・・。
「それから、気がついたことは?」
「えっと、サッカーボールみたいかな」
「みんな!サッカーボールみたいらしいぞ、ゴムのとは違うから気をつけろ」
今ごろ、ゴムのと違うといわれても・・・。

試合で使うボールのことなど、全く考えもしなかった素人監督のもと、あと数分で初試合が始まろうとしているのでした。(つづく)

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