2022年お正月

龍麻「今年は喪中なのでお正月挨拶は無しで!」
如月「了解」
御門「わかりました」
壬生「うん」

如月「ところで」
龍麻「なに?」
如月「なんで壬生が君の背中にしがみついてるんだ?」
龍麻「背中寒い言うたら、背もたれになってくれた」
コタツに入ってる龍麻の背もたれよろしく壬生が張り付いてます。
壬生「僕は寒さに強いから」
如月「それは部屋でコート着てるからだろ。脱げ」
御門「そうですよ。部屋では脱ぎなさい」
御門の言葉に渋々コートを脱ぐ壬生ですが、
如月「お前は服を着ろ!」
それを言った御門は例によって全裸です。
龍麻「……いつの間にか御門がすっかり裸族に」
壬生「まったく恥じらわないのが凄いね」
御門「私の裸に恥ずべき部分はありませんから」
如月「まずコタツに首まで入るな!寒いなら服を着ろ!」
龍麻「コタツが御門でいっぱいになってる……」
壬生「龍麻の足が伸ばせないので、出て貰っていいですか?」
龍麻関係だと強気の壬生が御門に頼みます。
御門「わかりました」
全裸のまま奥の部屋に行き、中学ジャージを着て戻って来ました。
龍麻「中学ジャージはよせ!と言うかわざわざ持ってくるなよ!」
御門「一番着心地がいいんですよ」
えてして着やすい服はダサいです。
龍麻「美形の無駄遣いめ」
御門「ジャージ着てても美形でしょう」
龍麻「その通りなのがムカつく」
壬生「御門さんはいつでも御門さんだからね」

龍麻「今年は住吉さんも出店ないしつまらんわー」
如月「住吉さんて誰だ?」
龍麻「住吉大社」
壬生「お友達?」
龍麻「神様はほぼほぼ知り合いやから」

龍麻「住吉大社の露店はお化け屋敷とか大規模なのもあっておもろいねんで」
如月「正月にお化け屋敷なのか」
龍麻「新年からの初笑い。お化け屋敷はどうですか?という謎の呼び込みがあったの覚えてる」
壬生「お化け屋敷なのに笑いなのかい?」
龍麻「そこがよくわからんのよな。入ってみれば良かった」
入場料が高かったので入りませんでした。

龍麻「あと、住吉のお祭りは人が多いのでスリが居た」
如月「居たとは?」
龍麻「お店の人が「あっこに立ってるおっさんスリやから近づいたらあかんで」と親切に教えてくれた」
御門「顔割れてるんですね」
龍麻「何か毎年来るスリ集団の一人らしい」
如月「それでも捕まらないのか」
壬生「殺しとく?」
龍麻「ええから。やめい」

御門「と言うか、神のおひざ元でスリって罰とか当てないのですか?」
龍麻「泥棒は泥棒で泥棒の神様が居るからなー」
如月「居てもいいだろ」
龍麻「神様は基本民事不介入だから!」
壬生(窃盗は事件では?)

龍麻「去年は神農祭りもなかったし、新年は住吉さんの露店もないし、神様パワーが減る……」
如月(いつもの事では?)
御門(いつもの事ですね)
壬生(いつもの事じゃないかな)

龍麻「お祭りは行くだけで多少パワーがもらえんだよ!僕への信仰じゃなくても!」
如月「開き直ったな」
御門「まあお祭りは神様と縁をむすぶ場ですからね」
壬生「龍麻が元気になるなら、僕はなんでも……」

龍麻「その憐れんだ目がムカつく!!」

今年こそはコロナが収まってお祭りが復活するといいですね。
コミケ&イベントもお祭りなので、今年は参加出来たらと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。



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