「ツルツルのピカピカ

 「うわぁぁぁぁぁん」
 兎丸泣く、泣きつつVR改。
 「ど、どうしたっすか?兎丸くん」
 「どうしました?兎丸くん」
 心配する子津っちゅーともみあげ辰。
 「あのね、あのね、シバくんの事なんだけど」
 「司馬がどうした?」
 「何だよ?何の話しだ?」
 とりあえず司馬絡みなので来るヘタレ犬と直球勝負猿。
 「さっきシバくんにジュース奢ってもらって、で、おつり財布に入れようと思って開けたら・・・ウワァァァン」
 兎丸またも大泣き。
 話しの途中の泣きは鬱陶しいです。
 「うるせー!泣かずに先話せ」
 案の定いらつく犬。
 「まぁまぁ、犬飼くん。で、その先は?」
 辰羅川、フォローそして場を進める。
 一人ベルトコンベアー。
 「・・・シバくんの財布に・・・女の人の写真が入ってたんだ」

 『・・・・・・・・・』

 「・・・アホらし。どうせお姉ちゃんとか妹とかいうオチだろ?イチイチ騒ぐなっての」
 猿野が余裕を見せて言います。
 「確かに司馬くんはそんなタイプっすね」
 さり気なく非道い事を言っています、子津。
 「そうだけどそうじゃなくて!!!!僕が泣きたいのはそこじゃなくてー!!
  
問題はその写真がラミネート加工されてたって事なの!!!!!
  写真が彼女でも身内でもどっちでもいいんだよ、って言うか身内の方が痛いよ!
  しかもラミカだよラミカ!そんなの変態かオタクじゃん!
  うわぁぁぁぁぁん!僕のシバくんがぁぁぁぁぁ」
 走り去る兎丸。
 その後ろ姿を見守る他の人々。

 「・・・・ラミカっすか・・・・」
 「色々とデンジャラスですね・・・」
 「確かに身内の方が痛いよな・・・」
 「・・・・つーか俺もトリアエズの写真はラミネートしてるけどな・・」
 更にパスケース常備。

 『・・・・・・・・・』

 「・・・普通だろ?」
 『・・・・いや・・・・』


 

オチ的には下姉がコッソリ忍ばせたという感じ

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