「お父さんの主張」

 十二支高校野球部部室。

 「司馬大明神。今日俺の家に遊びに来い。ついでに泊まっていけー!」
 「お猿の兄ちゃん何言ってんの?今日は僕の家で遊ぶんだよ、ねーシバくん」
 「・・・・・・・」←ちょっと困っている

 「ククク・・・どっちの家に行っても孕まされそうな感じなのだ」
 「鹿目先輩何を言ってるんっすかーーーー!!!!」
 「・・・・あながち間違いとも言い切れませんね。そう思いませんか?犬飼くん・・・・犬飼くん?」
 「(アノ二人ぶっころ)」

 
 「一年達は仲良かねー」
 「なんか、さりげに鹿目さん入ってるけどNA。で、猪里は今日空いてるのKA?」
 「空いてるよ。今日はどっちの家で遊ぶと?」
 「どっちでも良いZE〜♪」

 「ははは、ウチの部は皆仲が良くていいねー。そう思わないかい?蛇神くん」
 「真そう也」


 

 バーーーーーーーーン!(ロッカーの開く音)

 「ひとつ言わせてもらうが。お父さんはホモが嫌いだ。いや、確かにお父さんの居た軍隊ではホモっつーか男で性欲処理する輩は多かったが・・・・あ、ちなみにお父さんはそんな事はしていません。誘われたが断った。襲われた時はブチ殺した♪俺は葵と同じで性欲薄いからな。お母さんとのSEXだって絶対出来る日を選んでしてたくらいだ。お父さんが欲しかったのは家族であって、女じゃないから。大体女なんて金さえ出せばいくらでも・・・ゲフン、ゲフン。しかし、最近は排卵日の解る薬が売られてて便利だ。日本の薬局は何でも揃っているよなー・・・・って話しがずれた、とにかく!周りにこんなに女の子が溢れていて、しかも(半)フリーセックスな日本で狭い区域で美形ばかりがホモに走るなんてお父さんは許しません!と言うか葵を巻き込むな!!!盛った猿は猿同士でイチャこいてろ!!解ったか腐った蜜柑の馬鹿餓鬼共!!!

 バターーーーーーン!(ロッカーの閉まる音)


 「・・・・今の何DA?」
 「・・・・・台詞から考えるに司馬くんのお父さんかな・・・・」
 「あのロッカー怪物くんの冷蔵庫みてーだな・・・」

 「・・・・・・・」←で、結局自分は誰の家で遊べばいいのか悩んでいる
 「・・・・・・?」←あと、お父さんは何をしに来たんだろうと思っている
 「・・・・・・!」←もしかして朝冷凍庫にコーラを入れてそのまま来たのを怒っているのでは?と思っている
 「・・・・・・・」←帰って謝ろうと思っている
 「・・・・・・・」←て、事で今日は誰とも遊ばずに帰る事に決定

 
 「(ぺこり)」←帰りの挨拶
 キィィィィパタン(戸が閉まる音)

 「あ、司馬帰った」

 「・・・・・なにぃぃぃぃ!!!司馬!俺と遊べ!!!」
 「何言ってんのさ!僕と遊ぶの!!!」
 「・・・・あー追いかけた方がいいっすよね・・」
 「お付き合いしますよ。子津くん」
 「つー事で、とりあえずお先です」

 「さー俺達も帰るKA。猪里〜吉牛寄って帰ろうZE〜♪」
 「今月金穴や言うてなかったか?奢らすつもりなら承知せんからな」
 「・・・ゲ・・・もちろんそんな事ないZE☆」
 「・・・信用ならん!牛尾さん、蛇神さんお疲れ様でした」

 「蛇神くん」
 「ん?」
 「ホモでもみんな仲良い部が僕は好きだよ」←キラキラしている
 「我も也」←上記牛尾に感化された

 「・・・・・僕はホモは嫌なのだ」
 「・・・・・・がああ(肯定)」


 とある日の十二支高校野球部部室内でした。


 



男がホモを嫌うのは遺伝子レベルからだそうな
とりあえずお父さん乱入
葵に変な蟲が付いて欲しくないみたいです
猿の司馬の呼び方は「司馬大明神」が好きです
「勧請・緋勇大明神」を思い出すから
あと、怪物くんの家の冷蔵庫はヒロシのアパートに繋がってます
ちなみに冷蔵庫にコーラを入れると爆発します

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