「司馬父」
息子が寝ている。
本当にこの子は良く寝る。
寝る子は育つと言う事で、寝る事はいいのだが。
本当にどこででも寝る。
こんな時しみじみ、
日本に戸籍を作って良かったなー
と思うのだ。
敗戦国と言うのが大変気にくわなかったが、水と安全が只と言うのが気に入った。
やっぱり子供を育てるには安全が何より重要だと思うわけで。
※※※(自主規制)や※※※※(自主規制)なんかじゃ、おちおち昼寝も出来やしない。
その上、息子は優しい子だから人も殺せないかもしれない。
まあ、それは代わりに殺せばいいだけの話しなんだが・・・・・。
呼吸するように人を殺せますんで。
経験と趣味と実益の賜物だね、実際。
でも息子の好きなアーティストを考えれば、※※(自主規制)に家を構えるのも悪くはなかったかもしれないけれど・・・・・あそこは飯が不味いからな。
やっぱり三度の食事は大切だ。
それにあの国は野球が無かった筈。
それはいかん、それはいかんね。
やはりこの国を選んだのは正解であった。
しかし最近はこの国も犯罪が増えてきて、息子の身が心配だ。
もし可愛い息子の身になにかあったら・・・・・・
潰す?
うんうん。
可愛い息子に危害を及ぼすような国は滅んで当然だな。
過去の経験を活かせば、この国なんて半月で地図から消えるね。
そうだ、それでいこう。
「・・・・妹よ。葵の前で怖い事言ってる親父は・・・・何?」
「しかもアレ本気だよねー。お父様って本当、昔何してたんだろ」
「知りたくない。つーか知ったらコッチの命がヤバイ気がする」
「否定はしなーい」
「つーかこの家、ルミノール反応調べたらホタルみたいに光るんじゃねーの?」
「そんなお姉ちゃん。・・・・現実に有りそうな事言っちゃ駄目だよ。・・・と言うか光るでしょ」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「ところで、あの親父。娘に関しては何も無しかい」
「だってお父様が欲しかったのって男の子だもーん」
「最悪だね」
「最悪よね」
「ZZZZZZZ(一人幸せそう)」
ああ、息子はやっぱり可愛い。
「さっさと死なないかなあの親父」
「1000まで生きそうな感じよねー」
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