「バトる?」

 この世界(?)では良くある事ですが、バトルロワイヤルが開催されました。
 で、まあ、例によって十二支高校野球部がノミネートされました。

 はい、孤島です。
 はい、武器です。
 はい、順番に出て行って下さいね。
 説明とか入り用ですか?
 いらないですよね?
 はい、死なないようにね。
 友達に会ったら殺すんですよ。
 最後の一人はお家に帰れますからね。
 男女の区別はしませんよ?
 よく言うでしょ?男女平等って。
 はいはい、それではア行から。

 さくさく出来事は進み、司馬葵はお外に立っておりました。
 よく晴れておりました。
 とりあえず目の前の森に進みました。
 ガサガサガサ・・・・・
 ガサガサガサ・・・・
 ガサガサ・・・・ガサッ
 ちょっとひらけた場所に出ました。
 とりあえずその真ん中らへんの木の根本に座りました。
 「・・・・・(ふー)」
 一息ついて思いました。
 (さて、どうしよう)
 ま、とりあえずは水でも飲もうと貰ったバックを開けました。
 海老庵が有りました。
 キュポ
 ゴクゴクゴク・・・・(ふー)
 ガサガサ・・・(直す)
 「・・・・・・・・」
 する事が無くなりました。

 
 ぴーーーーひょろろろろ・・・・・

 頭上でトンビが輪をかいてました。
 「・・・・・・・」
 やっぱりする事がありませんでした。
 しょうがないので武器でも確かめようかと思いました。
 ガサガサ・・・・
 海老庵と健康補助食品の下から銃が出てきました。
 名前は知りませんでした。
 使用説明書が合ったので読みました。
 丁寧に3回読みました。
 大体の使い方が解りました。
 それで銃をカバンの上の方に仕舞いました。
 「・・・・・・・・」
 またする事が無くなりました。

 ぴーーーひょろろーーーー

 トンビはまだ上を飛んでいました。
 司馬は暇でした。
 どこか遠くの方で「パーーーン」と言う長い音が聞こえました。
 運動会のピストルみたいだなと司馬は思いました。

 「・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・」
 「・・・・・・・・」
 「・・・・・(お腹が減った)」
 司馬はまたカバンを開けると健康補助食品と海老庵を取り出しました。
 銃は邪魔だったので下の方に入れました。

 ポリポリポリ・・・・・
 食べながら「退屈だな」と思いました。
 時折遠くの方で銃声が聞こえました。
 その度に「皆誰かと会ってていいな」と思いました。
 そして今の自分は多分とても間抜けだと思いました。
 でも誰も来ませんし、司馬も特に動きませんでした。




 
 トンビだけが変わらず司馬の頭の上を飛んでいました。



えーっとバトミスです(どの口が言うかな)
書いてらっしゃる方多いので書いてみました
いやー、司馬馬鹿ですね・・・・
でもウチの子はコレでいいかと思ったり・・・
シリアス似合わないもんで
まー生き死に絡んでいても間抜けな時間は有るだろうと思いまして・・・サラッと流して下さい

問題は私、バトロワって見た事無いんですよ(オイオイ)

海老庵はエビアンです
健康補助食品はカロリーメイトとかです
タイトルはサガフロンティアのクーン編より
「ねえ、私達とバトらない?」


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