「ラジオメーター」
クルクルクルクル・・・・
「アッニキーー♪ナニしてるんや?」
「よお、劉。見てのとうりラジオメーターを見てるのさ」
『ラジオメーター』
硝子の球の中に4つの羽根がついていて日に当てると回る物(らしい)
クルクルクルクル・・・・
「・・?ラジオメーターって何や?アニキ」
「だからコレ」
上記の硝子球を持ち上げてみせる。
クルクルクルクル・・・・
「なんやよーわからんモンやな」
「太陽の光で回る。他にも電球の光とかでもな」
クルクルクルクル・・・・
「で?コレどーすんのや?」
「ああ、お前にやろ思てな」
緋勇龍麻・大阪府出身
クルクルクルクル・・・・
「ここってなんも無いやん?ヒマしてるやろ思って。やるわコレ」
ちなみにここは中央公園。
「アニキ〜ワイの為にわざわざ来てくれたんか〜。めっちゃ嬉しいで〜」
「ほーかほーか喜んでくれて僕も嬉しいわ」
ほいっとラジオメーターを渡す。
クルクルクルクル・・・・
「―で結局なんなん?コレ」
「だからラジオメーター」
クルクルクルクル・・・・
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
クルクルクルクル・・・・
「おおきにアニキ」
「あんま若い男がおおきにって言わんけどな」
「・・・・・ありがとうアニキ」
「いえいえ、どういたしまして」
ぺこっとおじぎして帰って行く龍麻。
クルクルクルクル・・・・
「ホンマにコレなんなんやろ・・・」
とりあえずラジオメーター
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