「NGワード」

 龍麻とトルーマンが並んで歩いている。
 月が2人の前を照らしていて、何だかとても綺麗な光景だった。

 Tトルーマン、もしお前がどっか行っちゃっても僕はどこまでも探しに行くから。例えば、地球の端だって探しに行くからなU
 Tソレデハ私ハ月ノ裏マデ探シニ行キマショウU
 Tむー、僕だって黄ちゃんと合体したら月にだって行けるぞU
 TソウデスネU

 さっきから2人で何か話しているらしい。
 僕には解らないけど、龍麻とトルーマンは2人だけの言葉でよく何か話している。
 それが少し羨ましかったりする・・・・

 「壬生」
 急に龍麻が僕の方を振り向いて言った。
 てっきり忘れられてると思っていたので少し驚いた。
 「何?龍麻」
 「お前はさ、僕がどっか行ったらどこまで探しに来る?
  ちなみにお前が居なく無ったら僕とトルーマンで太陽系の端まで探しに行ってやるよ」
 「最強タッグだからな」って楽しそうに笑う。
 僕は・・・・・

 「僕は君達と違ってどこにでも自由に行けるわけじゃないし・・・母さんもいるし・・・
  だから・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・」
 「だから?何だ?壬生?」
 「やっぱり言うのは止すよ。さっ、早く帰ろう。寒くなってきた」
 僕はそう言ってさっさと走り出した。
 「・・・・!だーズルイぞ!待て!」
 
 狡いと言われても、何と言われても、コレを面と向かって言うにはまだまだ僕は経験値不足なんだ。
 だから絶対秘密。

 「教えろ壬生!それとも探しに来ないつもりか!コラ!
  トルーマン!壬生を捕獲!」
 T御意U

 「龍麻。トルーマンは反則だよ」
 「五月蠅い!僕がルールだ!」


 
 家まであと100M。
 でも捕まっても、僕は言う気はないよ。

 ―僕は君達を追って行く事はできません―
 ―だから、ずっと側に居て下さい―

 
 「あー赤面しそう・・・」
 「だー壬生待てって」
 T・・・・何デコンナニ走ル事ニナッテルンデショウネU

 僕達の家まであと50M。


 赤面しそうなのは私だよ・・・・って事で夜は暴走するので小説を書くのはやめませう

 たまにはね、ちょっとラブラブしたのも書きたくなるのですよ!ええ!(逆ギレ)・・・というかラブラブかコレ?

 しかしなんというか、タイトルは懐かしの「クイズ年の差なんて」から・・・・古いですね・・・知っているのか今の人?

 書いた頃から変わってないですが、ウチの壬生のイメージは「待つ人」です

 龍麻みたいに追いかけて行かないの、行けないの。自信が無いから

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