「なぜなにマリィちゃん3」


「・・・・と言うわけで布っていうのは順方向の力に弱いんだ。でも、ネクタイは斜めに織ってあるから、横とか縦の力に強くてキュッと締まるんだよ」

「フーン。ネクタイって強いんだね・・・・だからオニイチャン縛られてるの?」

 マリィがお部屋に来た時から龍麻オニイチャンはベットに縛られてたの。

「ははは、さすがはマリィ。いい所に気が付いたね。これは、某マザコンアサシンが縛ってそのまま帰りやがったのさ。3日以内にリベンジ!」

「・・・・・?」

「まあ、マリィも大人になったら解るさ。―と言うわけでほどいてくれ」

「ウン!ところでオニイチャンこの胸のトコのアカイアトって虫さされ?」

「ははは、似たようなものさ。亀虫とか華虫とか暗殺虫とかにかまれたと思ってくれい」

「フーン?ハイ、ほどけたよオニイチャン」

「ありがとうマリィ。あーつかれた、一晩中だぞこの恰好。しかもお気に入のネクタイ使うから引きちぎれやしない・・ブツブツ」

「?」

「ああ、ゴメンマリィ。さてと、紅茶でも飲もっか?バナナケーキもあるし。な?」

「ワーイ♪」

「(壬生覚えてろよ)そうそうマリィ、ネクタイは首しめるのにもいいんだ♪でも、首つりに使うと伸びるから注意しような♪」

「・・・・?」

「将来の為に覚えておくといいぞ」
 その日は龍麻オニイチャンに色んなコトを教えてもらったの♪

 あと、おみやげってトリカブトの根とオオワライタケの煮物をアオイオネエチャンにってもらったの。

 でも、マリィは食べちゃダメだってナンでかなぁ?

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