魔人25周年おめでとう
龍麻「と、言うわけで魔人25周年やで!」
壬生&如月&御門「…………」
龍麻「なぜ黙る??」
壬生「うん。体年齢が18歳の龍麻にはわからないと思う」
如月「25年か……」
御門「25年ですか……」
三人「はぁーーーーー↓↓↓」
龍麻「??????」
さて理解できない龍麻の為に説明します。
黄龍の器から完全な神になった事で肉体的な成長が止まっている龍麻と違って、三人は普通の人間。
25周年=25年。
剣風帖の時に18歳であれば、
18歳+25歳=43歳
字で書かれているのでわかりませんが、三人ともきっちり40歳オーバーの男性なのでした。
壬生「徹夜がつらい」
御門「わかります……昔は新作ソフトの発売日には徹夜してプレイしてたというのに」
龍麻「未だに明け方4時までプレイしとるやないか」
御門「次の日のダメージが25年前と同じだと?」
龍麻「知らんがな!!」
如月「小さい字が読みにくくなったしな」
壬生「わかります。小説から目を上げた時にピントが合うまで時間がかかるんですよね」
御門「PS4の極小文字に殺意がわくようになるとは……」
壬生「文字小さいですよね」
如月「あれは小さいな」
龍麻(なんか三人で頷きあってる)
仲間に入れない龍麻です。
龍麻「なーそこのおじちゃん達……」
ブォン!と御門の鉄扇が顔面に飛んできました。
如月「だ・れ・が・おじちゃんだ」
さらに如月にこめかみをぐりぐりされます。
龍麻「痛い!物理的に痛くは無いが痛めつけようとする意図が痛い!」
壬生「でも、今のは龍麻が悪いから」
さすがの壬生も今回は龍麻の味方をしませんでした、ただ頭は撫でてあげます。
龍麻「えー、でも人間やねんから年とるのは仕方ないやん」
御門「不老不死に言われると腹が立ちますね」
如月「この不変プラスチックボディが」
御門「この永久高校生が」
龍麻「めっちゃディスってくるやん」
ぶーたれる龍麻の頬を揉みながら(あー十代のもち肌だな)と壬生が思っております。
龍麻「で、四十代達は25周年めでたくないん?」
如月「25周年はめでたいが25年という月日がめでたくない」
御門「正しくは自らの身に積み重なった25年があれです」
壬生「25年はね……」
三人の言葉に(人間てわからんなー)と元人間が思います。
龍麻「まー、めでたいんやったらお祝いで焼肉でも食べに行こうや」
おごるしーという龍麻ですが。
御門「せっかくですがお断りします」
如月「昨日がすき焼きで今日が焼肉は正直きつい」
壬生「わかります」
龍麻「……」
龍麻「このおじいちゃんズが!!!!」
三人「「「お前も年取ったらこうなるんだよ!!!!」」」
ちなみにラーメン大好き京一も、カレー大好き皆守も、
「年とると連日はキツイ」
と言うようになります。
25年は自分が思うよりも体に影響が出る年数です。
東京魔人學園剣風帖25周年おめでとうございます。
結局ソバを食べに来ている四人。
如月「あの頃はガラケーだったな」
壬生「まだ二つ折り出てない頃でしたっけ?」
如月「カメラもまだついてない時代だろ」
壬生「あー、そうでしたね」
御門「あと、インターネットがダイヤルアップ接続でしたね」
如月「ピーヒョローと鳴っていたな。確かに」
御門「今の若い子は「長い文章のページは接続料金が高いからオフラインで見る」とか知らないでしょうね」
壬生「そういえば、ネットが混み合う時間とかありましたね」
龍麻「なー、こういう会話が「インターネット老人会」って言われるやつなん?」
御門「壬生、如月。今からこの永遠の十代をグーで殴りますが、止めないように」
如月「思い切りやれ」
壬生「龍麻、後で慰めてあげるから」
龍麻「止めろや!!!」
ちなみに若者ぶってますが、龍麻も中身は年をとってるので「インターネット老人会」の仲間です。
ちなみに1999年に携帯電話にカメラが付いたそうです。
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