「3月25日・ハレ」

 「劉よ」
 「なんや?アニキ」

 場所→中央公園結界の中
 人→緋勇龍麻(黄龍)・その弟、劉弦月(エセ関西)

 「今日誕生日やったんやね」
 「あーそうやったなー」
 「・・忘れんなや」
 「アニキかてやん」
 「・・・・・・・」

 「で、先にゆーとくが兄ちゃんは何も用意してません」
 「忘れてたんやもんね」
 「そうなんだよなー・・・・何欲しい?劉」
 「何て・・・別に・・」
 「だー!何か欲しい物あるやろ。ゆーてみー」
 「そんな急に言われたかて」
 「あー話変るけど、この間お前の写真お母さんに見せたらさー」
 「(ほんまにめっちゃ変ってるやん・・・)」
 「・・・聞いてるか?」
 ヒュン!ボキッ(何かの折れる音)
 「聞いてます(ヒィ〜〜〜〜〜)」
 「まあいいか。お母さんに見したんよ。そしたら第一声が『美味しそう〜。』って」
 「・・・・ハァ?」
 「だから『美味しそう。』ってさ。良かったな♪壬生の時なんて『少し筋ばってそう』だったんだぞ。やったな劉♪母さんあー見えてもグルメだから1発でお気に入りなんてドゥン以来だぞ」
 「(ドゥン?)」
 「今度一緒に家に帰ろうな〜♪」
 「・・・おおきに?・・アニキ」
 (美味しそうってなんやーーーー??????)

 「で、欲しい物は決ったか?」
 「(覚えとったんや)・・・いや全然」
 「しゃーないやっちゃな。よし!この中央公園をあげやう」
 「はぁ?」
 「ホラいちいち結界張るのって手間やん?中央公園がお前の物やったらそんな手間ナッシング♪そーだ、そーしよ♪そーしよ♪」
 「アニキ?」
 「それでは・・コホン・・・『本日よりココ中央公園は劉弦月の物です!人・犬・猫・鳥・霊・化物にいたるまですべての生物の進入を禁止します!以上。黄龍』」
 「・・・・・・・」
 「これでよし!っと。そいではな、劉」
 「・・・さいならアニキ」

 龍麻退場

 「・・・アニキってどこまでが本気なんやろ・・・・」

 もちろん全て本気です。

 その頃、中央公園の外では・・・
 「オイオイ、どーしたってんだ?公園に入れねーじゃねーか」
 楢山道心が困っておりました。

 
 「黄龍の命令は〜絶対なのさ〜〜♪」
 ウキウキ気分の黄龍ですが、この10分後、劉に泣きつかれて命令を取り消しました。 


 黄龍だから何でもできます(って駄目じゃん)

 昨日が劉の誕生日って真神庵行って知りました

 こいつって3月だったのね・・・・・似合わねー(って思うのは私だけかな?)

 とりあえずおめでとう

 怪しい龍麻S養母はその内に出てくるでしょう・・・

 戻る