「トオイヒノハナビ」
「甲ちゃんのカレーは美味しいなー」
「良かったな」
「ここから離れたらもう食べられないのが大変残念です」
「・・・・ああ」
「卒業したらば」
「ん?」
「僕と一緒にトレジャーハンターとかしませんかの?」
「・・・・・・・・」
「実際、友人と組んで仕事してるハンターさんも居るんよ。知ってる人は夫婦でトレジャーハンターしてはるし。どうかね?甲ちゃんや」
「・・・・却下だ」
「ええー。甲ちゃん僕の事嫌いなも?」
「・・・・・・・・いや」
カチャカチャ(カレー食べてる食器の音)
「今一緒に出て行ったらな」
「うん」
「俺は九ちゃんにオンブに抱っこになるだろう」
「うん」
「お前は俺一人くらい背負っても平気だろうがな」
「うん」
「それは嫌なんだ」
「うん」
「だから、お前がこの学校を離れて」
「うん」
「俺がこの学校を卒業して」
「うん」
「自分の足で歩いて」
「うん」
「自分で考えて」
「うん」
「自分一人でもちゃんと立てるようになったら」
「うん」
「そしたら、九ちゃんを追いかける」
「僕、待ってへんよ?」
「当たり前だ」
「待ってるのは秘宝で、僕はそれを探しに行く子やから。世界中飛び回ってるよ?」
「望む所だ」
「探すの?」
「ああ」
「見つけてくれんの?」
「ああ」
「首洗って待ってよか?」
「首洗いながら逃げまくれ」
「またカレー作ってくれますかなも?」
「今より美味いヤツを作ってやる」
「本当?」
「ああ」
「約束?」
「ああ」
「んじゃ、約束」
指切りげんまん
「九ちゃん、どっかの遺跡の中でくたばっているなよ」
「甲ちゃんこそ、どこの遺跡で追いつくかねー」
二人してにまにま笑いながら
カレー食べながら
した約束
さて、守られるのは何年後か
ED行ってません!が、書きたかったので書いてみた(そればっかりか)
ウチの皆守さんは自立してないので、九龍と一緒にお外に出てしまうと完全に九龍に依存してしまうのですよ
だから、一端離れて
一人でも立てる自信が出来たら追いかけて行きます
迎えにでは無く、追いかけ、追跡
ルパンと銭形みたいに(笑)
5〜6年後くらいにどっかの遺跡でばったり会ったりするととても楽しい
その頃には皆守もハンターになってると更に楽しい
九龍は罠とかにかかっているとそれも楽しい
そんで、体力に限界が来たら二人でカレー屋でもするといいさ
将来の夢で「カレー屋」があったあの選択肢より模造
実際この選択肢選んでないけど・・・・2週目には選ぶ予定
タイトルは昔のサントリーオールドのCMより
「恋は遠い日の花火ではない」
このCM田中祐子が良かった