「バトる?お父さん編」
今日から葵君は2、3日ほどお家を出ます。
息子の葵君を目に入れても痛くないほど溺愛しているお父さんは、息子の身に何かあったら大変だと思い、銃とかナイフとかを持たせようとしましたが、上の二人のお姉さんに妨害されてしまいました。
「その前に銃刀法違反でしょ。」というのは上のお姉さんです。
それでも何か嫌な予感がしたお父さんは、葵君の携帯に発信機をこっそり取り付けました。
ちなみに手作り、何処にいても場所がわかるという物です。
「やっぱり手作りは親の愛情の形だな」とお父さんは言います。
予感は当たりました。
葵君が出かけていった夜、黒い服をきた二人の男が、家を訪ねてきました。
お姉さん二人にはわかりませんでしたが、戦場にいた経験のあるお父さんには、二人が銃を持っている気配を感じました。
お姉さん達に怪我があたら色々大変だと思い、お父さんはお姉さん達を部屋にいるように言い、二人の男にお茶を出しました。
思ったとおり、葵君は殺し合いに巻き込まれたようです。
お父さんは、二人が帰った後、葵君の携帯に取り付けた発信機で葵君が今何処にいるかを調べました。
葵君は優しい子ですから、人は殺せないとお父さんは思っており、実際葵君は人を殺そうと思いません。
早く行かないと葵君は殺されてしまうと思い、お父さんは武器を持ちました。
数日後、葵君は家にいました。
お父さんも無事です。誰も殺さずに帰ってきました。
葵君の家では、相変わらずの日常が繰り広げられています。
ただ、お姉ちゃん達がまるで奇怪な物でも見るような目つきで
お父さんを見てる事意外は、変わらない日常です。
今日も一日 平和です
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