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たれ耳黄龍

如月宅でゲーム雑誌を読んでる龍麻の耳がたれています。
正しくは人耳が消えて、そのちょっと上から飛び出している黄龍の耳がたれています。
「たれ耳とは」
如月が右耳をつんつん、
「あざといですね」
御門が左耳をびろーん。
「……あざとい言われてもな。生まれつきたれとったし。ひっぱるな!」
ぷんぷん怒る龍麻の横で壬生が「飼い犬の病気と怪我」という本を読んでいます。
「小さい頃に断耳しないとたれるらしいです」
「僕は犬か!」
「そもそも耳がたれるメリットってなんだ?」
「温度調節?」
「黄龍って寒い地方出身なの?」
「氷河期はクリアしたけどな。その前からたれとった」
黄龍なので、氷河期くらいはへっちゃらです。が、どえらい寒かったので二回目は勘弁と思っています。
「たれ耳は外耳炎になりやすいらしいよ」
「だから犬の本見ながら言うな!」
「ちゃんと掃除しときなさい」
御門がティッシュで耳の中をごしごし。
「うひゃひゃひゃ。こそばい!」
「中が蒸れないように毛を切ったりもするらしいぞ」
「ずっと出っ放しちゃうからそこまでええわ」
「とりあえず、毛糸の帽子編んでみたよ」
スキー用の帽子みたいなそれは耳の部分にスリットが入っています。
「ここから耳出してね」
「ん」
三角の毛糸帽から金色の耳がペロン。
「「あざとい!!!」」
「言われたとこでどないしろと!」
「龍麻、可愛いよ」
「……あ、はいありがとう」
壬生だけにこにこしています。

「で、その耳は動かせるのか?」
「え?うーん……」
先っぽの方だけ上下にピコピコ。
「「あざといにもほどがある!!!!!!!!!!!」」
「わざとちゃうわ!お前らも耳なんか動かされへんやろ!」
「ああ、凄く可愛い」
「壬生がさっきからめっちゃ笑顔や……」
「良かったですね。恋人が可愛い耳で」
「龍麻は耳だけじゃなくて、どこもかしこも可愛いです」
「惚気られたぞ」
「流れるように惚気ましたね」
「はい、解散!」
「どこへだ」

耳はそのうち消えます

耳がたれるメリットをググりましたが、見つかりませんでした。むしろデメリットが多い
それはそれとして、外法帖で黄龍の耳をたれさせた人は本当に素晴らしいと思います




無限の住人実写化にとてもショックをうけている龍麻

龍麻「壬生よ」
壬生「なに?」
龍麻「拳武館て素人が依頼しても殺してくれるの?一人いくらかね」
壬生「そんな注文の取り方はしてません」
龍麻「じゃあ!髭か!髭に頼んだらええんかい!」
壬生「落ち着いて!」

壬生「……理由によっては僕が単独でやるから」
龍麻「おお、頼もしい」
壬生「で、誰を殺して欲しいの?」
龍麻「三●監督と木●拓●」
壬生「却下」
龍麻「なんでだ!」
壬生「罪なき人を殺すわけにはいきません」
龍麻「あれは罪じゃ!!!何人の人間が声にならない叫びをあげたと思っとるか!!!!!」
壬生「とにかくダメ」

龍麻「アニメ化とか実写化とか地雷でしかないよな」
壬生「そうだね、魔人もアニメ化してたしね」
龍麻「……この間、素で魔人がアニメしてたの忘れててCATVの番組表みて「ファッ!魔人學園!?」と叫んでしまったわ」
壬生「素で忘れるのも凄いね」
龍麻「壬生が眼鏡かけてた点だけ評価する。見てなかったけど」
壬生「眼鏡なら攻略本の僕もかけてるよ」
龍麻「あれは良い壬生だよな」


実写化の話。友人三人から怒涛のメールが来て知りました
実写はせんでええだろ!!!!
魔人のアニメは本気で忘れてる時があります
あれはなかったんや


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