CASUAL
「ピスポークの旗手」のコピーが似合うデザイナーといえば、
リチャードジェイムス、オズワルドボーディング、ティモシーエヴ
ェレストの御三家。
前者二人は自ブランドを離れ、それぞれダンヒル、ジバンシィの
メンズチーフデザイナーに招かれ、全盛を誇っています。
唯一ティモシーエヴェレストだけがサビルロウで、ピスポークス
タイルを守っています。
インターナショナルコンテンポラリーに守備範囲を広げたリチャ
ードジェイムス、
自らのスタイルを頑なに守りながらもよりエレガントな方向に進
むオズワルドボーディング。
ピスポークスタイルを踏襲しつつ、時代のトレンドを上手に取り
入れながら、若さを意識した独自のスタイルを深堀するティモ
シーエヴェレスト。
三人の進む方向も三人三様ながら明確に分かれてきました。
左は若々しさと伝統的なピスポークスタイルを絶妙にMIXさせた
ティモシーエヴェレスト’05モデル。
ジャケットの素材はイタリアLESSONNA社のウールシルクリネン。
シャツはコットン100%ながらも羅紗のような肌触りの英国伝統
のフラワープリント。
SIRの称号を得たポールスミスに代わり、伝統的なスタイルに回
帰しながらも若々しさに溢れた新しい英国スタイルを継承する一
番手と言えるでしょう。
上段と同じくティモシーエヴェレスト’05モデルジャケット。
スカイブルーは比較的オーソドックスですが、コーヒーブラウン
ーは同色淡色系のイエローのシャツ、ホワイトの細めの5ポケ
ットタイプをコーディネート。
流行りのイタリア的な着こなしなら、インナーのシャツはピンク系
のパステルカラーと行きたいところですが、ここは正統的なブリテ
ィッシュテイストで、ベージュの麻のシャツで上品にまとめました。
明るい色ながら、上品にまとめあげているところがティモシーエヴ
ェレストらしいところです。
トムクルーズやベッカム等のセレブを顧客に抱える旬のブランド
ながらも、決して本道を逸脱するところがない安心感のあるブラ
ンドです。
日本では50代の顧客も多いと聞きます。
シニア世代にも安心して勧められる、飽きの来ないブランドといえ
るでしょう。
オフのジャケットスタイルには、大胆なペイズリー柄のシャツを合
わせて、イエローの遊び心の本領発揮と行きたいですね。