直線上に配置

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直線上に配置
誰にでもアメリカンドリームという成り上がりのチャンスが平
等に与えられるアメリカ。
しかし30年前までは一方でワスプ(英国移民のアングロサ
クソン系、プロテスタントの白人)と言われる家柄・血統を具
備したプレップ校〜北東部名門私立アイビーリーグ大学卒
の学歴を持つ、生まれながらのパワーエリートも存在すの
です。

当然彼らのファッションスタイルにも公式のようなスタイルが
あり、それを具備していたのが、あのボタンダウンシャツを創
出した「ブルックスブラザーズ」を始めとする、アメリカン・トラ
ディショナル・ウェアーなのです。
プリンストン、ハーバード、と2つのアイビーリーグ校を卒業
したケネディも当然ながらブルックスのファンだったそうです。

当ページは、ブルックスのスケールには叶わないものの、
最初にニューヘブンに出店したことからエール大学の生徒
OBを中心に支持されてきたアメトラの一方の雄J・PRESS
製。
このブランドは早くからオンワードがライセンス契約を締結
したこともあり、日本ではブルックスより圧倒的に知名度が
あります。

上段はNo.2モデルと呼ばれる、いわゆるプレッピー世代の
新しい標準モデルで、ラルフローレンやポ−ルスチュアート
等によって生み出された型です。
ナローラベルが最近のトレンドの中、ラベルの広さはやや古
さを感じさせますが、ブルーのワイドスプレッドカラーのストラ
イプシャツ+ソリッドタイのコーディネートでデフォルメしてい
ます。

中段&下段のジャケット&パンツは伝統的なアメトラNo.1
型モデルです。
シアサッカー地のジャケット&ネクタイは直輸入品。
No.1モデルはオーセンティックで、あまりインパクトこそあ
りませんが、誰の目にも良い印象を与える、好感度モデル
と言えるでしょう。

しかし近年アメトラブランドはM&Aの煽りを受けて急凋落。
イギリスのファッションコンサルタント会社に買収された後、
母国アメリカのファッションコンサルタント会社に転売された
ブルックス。そしてライセンス先のオンワードに買収され、今
は日本人デザイナーがデザインするJ・PRESS。
共に両社の歴史を正しく理解出来ていないオーナーにより、
「伝統&歴史」が置き去りにされ、著名なブランド名だけが一
人歩きをしている感があります。
まるですっかり魂を抜かれてしまった抜け殻のよう・・・。
哀しい事実ですが、本国にはもう真のアメリカン・トラディショ
ナルウェアは存在しないのです。
辛うじてそのスピリットをポ−ルスチュアート、ラルフローレン
、アラン・フラッサー等の新世代トラッドブランドが継承してい
るのが、唯一の救いです。