土曜日 帰宅後、夜行バスの空席をチェックをすると残席あり。天気も良さそうなのですぐに予約をし、
 近所のローソンでチケットを購入して、なんばバスターミナルへ。
 金曜日の便は1週間前には満席になるのに何故かなと思ったら、2便で運行してました。
 今回は、日曜日と月曜日に代休を取って北条から小松まで歩く予定です。

 JR松山駅 6時着。2分発の普通電車には間に合いません。15分発の特急を利用して伊予北条へ。
 5月に利用したときは10分くらい早く着いたのに残念。特急料金 310円かぁ。

 6時30分 伊予北条駅。しばらく歩いたところで「花へんろの町」の案内を発見。
 早坂暁『花へんろ…風の昭和日記』の舞台になったそうです。帰宅後ネットで調べたら、「新・花へんろ」が
 NHKで再放送中でした。早速ビデオチェック。第3話から見ることが出来ました。最終回、二人の女性が
 遍路に出るいきさつは悲しいものがありました。

 7時 鎌大師。お詣り後 境内の写真を撮って次の札所へ向かおうとしたときに、朝の勤行と諸堂巡拝を
 終えられた堂守様が清掃のために出てこられ、缶コーヒーのお接待をしていただきました。
 先を急ぐ訳ではなかったのですが、満足なお礼を言わずに出発してしまいました。ありがとうございました。

 ここにも芭蕉の碑がありましたが、句が刻まれていません。鎌大師さんのホームページを見たら、「芭蕉の
 遺徳を偲び建てられた碑」とありました。昔から芭蕉を偲ぶ人が沢山います。私も定年後には奥の細道を
 歩きたいと考えています。

 少し歩いたところで石碑を発見!と思ったら、天然記念物を知らせる石柱でした。エヒメアヤメはこの辺りが
 生息の南限とかで保護されていました。花は5月ころに咲くそうです。残念チョット遅かった。
 新・花へんろの挿入歌「花へんろ音頭」にも歌われていました。

 8時 山越えして浅海を通過。この先の道路は山が海岸まで迫っていて車道が狭く、歩道もありません。
 早めに車道を横断して山側を歩きましたが、カーブになっていてドライバーから歩行者が見えないようです。
 私に気づいてビックリしているドライバーの顔がフロントガラス越しに見えました。ここも遍路の難所です。
 皆さん気をつけて。

 8時30分 菊間町。この辺りは昔から瓦の産地だそうで、鬼瓦が表札や看板代わりのようです。

 8時40分 遍照院。お詣りをした後 休憩しようかなと境内を見回していると、お婆さんが近づいてきて、
 「鏡に気がつきましたか」と、話し掛けられ、言われるままに、お堂の軒を見ると確かに鏡がありました。
 「お大師様が見守ってますよ」「これ、私みたいにシワシワ〜」と言ってミカンのお接待をいただきました。
 のども渇いていたので山門横のベンチでいただきました。感謝。

 「6月は、お大師様の誕生月」と、あったので読んでみると、「四国八十八ヵ所お砂踏み」の案内でした。
 遍路に出たくても出ることの出来ない人のための救済かな。
 区切り打ちとはいえ、歩いて巡れる私は恵まれています。

 10時35分 星の浦公園。トイレを借りて、長めの休憩。靴下も脱いで足を休めました。
 対岸に見えるのは造船所のようです。昔、クレーム処理でこの辺りの造船所に来たことあるな〜。

 12時15分 延命寺。いつものように仁王さんの写真を撮ろうと思ったのですが、ここの仁王門は細かな
 金網に覆われていました。周りを気にしながら、へばり付くようにしてお顔の写真を撮ることが出来ました。
 境内に真念法師建立の標石があり、南光坊への案内もありました。お墓の中を抜けると住宅街になり、
 要所にチョット大きめの案内板があり、迷うことはありません。ただ、自動車道の高架をくぐる辺りから
 標識が少なくなり、霊園に入る階段は見落とすところでした。

 13時20分 南光坊。ここの山門は立派でした。車道に出ないと全景が入らないくらいです。それに、
 仁王さんの前に被いがありません。全身とお顔のアップを撮ることが出来ました。何れ仁王門と仁王さんの
 ページを作ろうかな。

 境内をのんびり歩いていると、大きなバックを持った男性が追い越して納経所の方へ走っていきます。
 これは、まずい!振り向くと、お遍路さんの団体がガイドさんを先頭にこちらへやってきます。本堂は
 あっと言う間に満員。先に大師堂にお詣りして順番を待ち、納経所へ行ってみました。
 さすが、町中の札所。3人がかりで対応していました。よく見ると先ほどの添乗員さんが朱印をペタペタ。
 手慣れたものです。でも、いいのかな。

 14時20分 泰山寺。今治市内を歩いて国道を渡った高台にある静かな札所でした。
 それほど広くない境内に、こぢんまりとした本堂と大師堂がありましたが、何となくガランとした感じでした。
 計画では、ここから今治駅に戻って駅前に宿泊するつもりでしたが、時間と札所間の距離を計算すると、
 58番まで歩けそうなので予定を変更して先へ進むことにしました。

 階段を下りかけると、駐車場の方から大きなバックを抱えた男性を先頭に団体さんがやってきます。
 よく見ると南光坊であった添乗員さんでした。何処かへ寄り道していたのかな。道路ではバスガイドさんが
 お遍路さんを見送って、バスを駐車場へ誘導するところでした。狭い道が多いので運転手さんも大変です。

 畑の中の道を真っ直ぐ進み、国道を越えると蒼社川堤防に突き当たります。ここで川の中を渡る遍路道を
 捜したのですが下りるところが見当たりません。川の中を見ると確かに河原が広く対岸まで歩けそうですが、
 今回は車道を歩くことにしました。2巡目の楽しみにとっておきます。

 15時10分 栄福寺。民家の裏手をぬうように歩いて、急な坂道を登る途中に境内の入り口がありました。
 あれ、山門が無いなぁ。本堂、大師堂、納経所などが、狭い境内に凝縮されて建っていました。
 お詣りの人も少なく、納経を済ませるのに10分もかかりませんでした。

 坂道を下って遍路マークを頼りに歩くと、すぐに緩やかな登り道になり、車道を越えて登りがきつくなると、
 仙遊寺専用の車道に出ました。しばらくして前方から大型バスが下ってきたので道端で待っていると、
 先ほどの巡拝バスでした。徐行しながら通りすぎるときにチョットふくよかなガイドさんと目があって会釈。
 ガイドさんって何時も立っているのかな。大変ですね。お疲れ様。

 15時57分 仙遊寺 仁王門。登り詰めた舗装道に忽然と現れた仁王門はチョット違和感があります。
 本堂はここからさらに10分ほど石段を登ります。伊予北条を出てここまで約36キロ。さすがにキツイ。
 境内は山の中の札所だけあって緑の木々に覆われていました。
 お詣り後、境内で蚊を追い払いながら長目の休憩。夕方は蚊が多いようです。

 ここから伊予富田まで約4キロ。国分寺へ向かう遍路道は木が生い茂っているため、陽が傾くと薄暗くなり、
 チョット歩きにくいかもしれません。
 市街地に下りてきても人影が見えません。今治駅から一駅とはいえ、チョット寂しい日曜日の夕方でした。

 17時34分 伊予富田。無人駅でした。キップは向かいの販売所で買えます。店番をしていたおばさんが
 日付印を押してくれました。42分発の松山行きに乗車。次の列車が40分後だったのでラッキーでした。