駆け抜けた e〜よ まつやま @ 2006年5月20日



 1ヶ月ぶりの四国は雨。今回も10日くらい前からバスの空席をチェックしていましたが思わしくありません。
 残席が4・3・1となり、5日前には満席に・・・。天気予報も雨模様でしたが行けないとなると、ますます行き
 たくなり、ネットで交通手段を探していると、菊水へんろ館の談話室で「フェリーで帰阪・・・」の文字を発見。
 そうか、フェリーがあったか。そんなことを考えながらもダメ元で3日前に空席をチェックすると、残席 1。
 誰か知らないけどキャンセルをした人に思わず合掌。

 大阪なんばからJRバスで松山入り。天気次第では、1日目に松山の札所をお参りし、2日目に久万からの
 峠越えをすることも考えていました。着いてみると雨は小降りに。午後からは回復するだろう。

 6時50分発の落出行きJRバスに乗車。ここから乗車したのは私ひとりだけ、途中で2人乗車しましたが、
 貸し切り状態で8時前に久万中学校前に到着。この便は赤字だな〜。
 遍路支度をするために待合所に行くと、女性のお遍路さんがバスを待っていました。5月9日に徳島に入り、
 歩きと乗り物を使って巡っているそうで、今日は三坂峠までバスに乗り浄瑠璃寺からお参りするとのこと。
 私は先に出発し途中でバスに追い越されましたが、結局この女性と2日間ご一緒することになります。

 明神付近で雨が降り始めて強くなり、無人のガレージを借りてレインスーツに着替える。ロスタイム約10分。
 六部堂付近まで来ると雲の中に入ったようで、10m位先が見えない状態です。横を見ても振り返っても
 白い空間に閉じこめられた感じです。歩道がなかったら怖くて歩けないでしょう。

 9時55分 三坂峠着。多少見通しが良くなったような気がしますが、遍路道に入るために道路を横断する
 時は気を使いました。こんなところで事故にあってはたまりません。現在の遍路にもキケンはイッパイです。

 峠からの下り道は、ぬかるみが出来、所々で雨水が流れて歩きにくい状態です。
 こんなところで足を滑らして捻挫でもしたら命取りになる。ゆっくり慎重に下りました。
 途中、見晴らしの良さそうなところがありましたが、白い空間が広がっているだけです。2巡目に期待。

 10時45分 坂本屋着。「休んで行きなさ〜い」の声に感謝。遍路や夜行バスの話しを聞いている間に
 25分くらい経っていました。記念に写真をお願いすると、「いいよ また全国に指名手配されるなぁ」
 静かな谷は、いつの間にか雨が上がっていました。

 12時過ぎに坂本小学校前を通過。校庭に土俵がありました。そう言えば室戸の小学校にもあったな。

 12時15分 浄瑠璃寺。こぢんまりした境内に手や足や腰掛け石が配置され、木々も生い茂って、チョット
 せせこましい感じでした。
 お参りしている間に晴れ間が見えるようになったので、トイレを借りてレインスーツを脱ぎ次の札所へ。

 13時 八坂寺。この風景「週間 遍路の旅」で見たな〜。
 坂本屋のおじさんは浄瑠璃寺から屋根が見えてると言ってたけど昔の話しのようです。お寺の周りに住宅が
 建ち並び今は無理みたいです。
 広い境内に本堂や大師堂が配置されているせいか、明るくゆったりした感じでノンビリとしたいところですが、
 団体のお遍路さんが到着したようで急に賑やかになりました。

 10分ほどで文珠院着。ここにもマイクロバスの団体さんがお大師さんの前で記念写真撮っていました。
 遍路の元祖 衛門三郎さんから数えて、私は何人目なんだろうか?と、アホなことを考えてしまいました。

 14時15分 西林寺。ここでもバスの団体さんと遭遇。札所が続くせいか何となく印象が薄く、せわしなく
 お参りしたみたいです。何方かのホームページにも書いてました。

 伊予鉄道の踏切で運良く?遮断機が下りて列車の通過待ち。この僅かな待ち時間がこの後の遍路歩きを
 楽しいものにしてくれました。

 15時10分 浄土寺。仁王門で久万のバス停でお会いしたお遍路さんと再会。彼女はちょうど次の札所へ
 向かうところで、「すぐに追いつきますよ」と言って別れました。ここも印象が薄くよく覚えていませんが、
 仁王さんは2年間の解体修理中でした。2巡目の遍路ではお会いできるかな。

 計画では、いよてつの湯(いよてつ健康ランド:経営母体が変わったようです)に泊まる予定でしたが、
 思ったより早く歩けたので次の札所まで歩くことにしました。

 15時45分 繁多寺。朝とは打って変わって青空が広がり、傾きかけた陽に山門が照らされていました。
 ここで、先ほどのお遍路さんに追いつき、一緒にお参り。
 彼女は奄美大島から来たそうで、初めての遍路と言い、白衣や輪袈裟は身につけていませんでしたが、
 般若心経と真言を唱えて、しっかりとお参りされてました。私は口の中で「おん なんたらかんたら」
 「南無大師遍照金剛」 修行が足りない・・・。2巡目には何とかしま〜す。

 急げば次の札所もお参りできそうと、奄美の徳さん(仮称:本当は徳之島なので)と向かうことにしました。
 16時35分 石手寺。大勢の観光客に混じって参道を歩いていると、旅館の客引きに声をかけられました。
 「ご主人 今日の宿は〜?」 そう言えば、まだ決めてなかったな〜。
 時間の関係で先に納経所に向かい、その後ゆっくりとお参。

 今日はここまで。宿を決めようと、遍路地図付録の宿一覧表を見ると、石手寺付近のページがありません。
 しまった!持ってくるのを忘れた!。
 区切り打ちなので、毎回その時に必要な部分だけをクリアケースに入れてくるのですが・・・。

 徳さんに最新の遍路地図を借りて、近くのビジネスホテルに電話すると、・・・出ません。困ったな〜。旅館は
 高いだろうなと考えていると、徳さんが松山ユースのパンフレットをくれて、「さっき電話したときは空いてたよ」
 早速電話してみると、空いてました。夕食も大丈夫とのことで一安心。徳さんに感謝。

 境内を散策した後、二人で宿へ。参道で先ほどの客引きのお姉さんに「旦那さん」と、声をかけられ唖然。
 人気の道後温泉とはいえ、お客さんの獲得は大変なのでしょうか。