JR円町駅に自転車を置いて嵯峨・嵐山駅裏の
    居酒屋で飲んだ後、カラオケ屋などに立ち寄り
    円町駅の自転車置き場にたどり着いたのが
    午前1時半だった。
    (いくら段を変えてもセンテンスの長い文は読みづらい。
     誰かのがうつったのかもね)
    僕は知りませんでした。
    夜中の1時から5時まで閉鎖される事を。
    仕方なく、徒歩で帰りましたが
    早寝早起きの生活を続けていると
         夜の生活に疎くなるものなのです。
 
    朝、10時になるのを待って円町駅に自転車を取りに行った。 
    二日分の300円を支払った。
    その足でレンタルビデオショップ『つたや』へ。
    @、ハリーポッター賢者の石
    A、ムーランルージュ
    の二本のビデオを借りて後
    スーパー「生鮮館」にて、安いグレープフルーツ4ケと
    赤だし味噌を買う。甘味噌(テンメンジャン)を作るためなのです。
    これを作るときは、なるべく上等を買うべきなのに
    貧乏性の僕は、安いほうを買ってしまった。
    自分の腕を信じての事だが素人衆にはあくまで
    いいものをお勧めします。 
    さらに、昼食用に若葱(ワケギ)一束と剥き身の浅利を買う。
    
    さて、お昼ご飯には、ヘルムジョン(海鮮チヂミ)を作る。
    熱くした鉄板に、ごま油を引いて、根を落とし洗った
    若葱をそのまま乗せ市販のチヂミの粉をといて
    浅利を乗せ、僕はここで、生卵二個をよくほぐした後
    上下にかけるのです。焼き上がったら
    コチュジャンを酢で溶いて醤油をたらしたタレでいただきます。
    うまい事請け合いだ。
    一人の昼食も、ヘルムジョンとビールで、し・あ・わ・せ。
 
    さてさて、ビデオを楽しむ前に
    テンメンジャンを作ろう。
    一夏分の甘味噌を作るのです。
    これがあれば、お肉は何でも(牛、豚、羊、鳥)OKだし
    野菜は、特になすび、キャベツがよく合いその他なんでもいいが
    美味しい炒め物ができる魔法のお味噌なのです。
    回鍋肉(ホイコウロ)をはじめピーマンとお肉の細切り炒め
    肉なす炒めetc.何でもできる。
    なべに、ごま油とサラダ油をたっぷりと半分づつ入れ
    赤だし味噌一袋、酒、味醂、砂糖、醤油少々と
    トウバンジャンをたっぷり。
    ゆっくりビーターで混ぜながら火にかける。
    凡てが完全にとけあって火が入るまで根気よく混ぜる。
    ごま油と味噌の良い香りがしてきたら出来上がりだ。
    冷蔵庫で3ヶ月は持つ。
    使うときに、摺りゴマ、ピーナツの摺った物などを入れるとさらにうまい。
 
    5本の包丁をメグのために研いでのち
    やっとビデオ二本を続けて見る。
    CGで相当のものを見ているせいか
    ハリーポッターは退屈でうとうとしてしまう。
    まぁー子供にはこの程度がいいのかもね。
    それに引き換え『ムーランルージュ』は大変面白い。
     香港。 カサブランカ。 ブエノスアイレス。
    恋の舞台は、いつも輝いてはいるが
    ストーリーは単純。
    オペラによくある筋書き。
    しかし、ミュージカルファンならずとも見ごたえあり。
    結核で死ぬ元娼婦の歌姫サティーン役の
    ニコール・キッドマンが痩せることなく
    美しすぎるほど美しい。
    貧乏作家のクリスチャン役のイワン・マクレガー
    の甘い歌声と甘いマスクは女性ならきっと見るべき。 
    僕は、基本的にミュージカルが好きなのかもしれませんが。  
 

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                 Fellnandes  A
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subject  酔って候(そうろう)  
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subjec  ミュージカルが嫌いだって?

         
       「普通にお話していた人が、急に歌いだすなんて不自然よ」なんて言われたら
      オペラだって、歌舞伎だって、お能だって
      そりゃ‐、みんな不自然だよ。
      だけど
      ストレートプレイと言われている演劇だって、映画だって、テレビドラマだって
      煎じ詰めればきわめて不自然である。
      20歳そこそこの女の子の一人暮らしにそんな派手な生活は無いし
      そんな歯の浮いたようなきざなセリフはありっこないし
      出てくるヒトみんなが、「そんな奴、おらへんやろ」。
     

      それらのエンターテイメント凡てが不自然だしリアリティから遠いから
      嫌いだと言うのならまだしも
      オペラや、ミュージカルを取り上げて
      歌とセリフのつなぎ目の不自然さをことさら強調して
      あの素晴らしいエンタテイメントの数々を否定されるのは納得いかない。
      

      「本物に接していないからだ。」と
      こちら側は一応気持ちを鎮めてはいるが
      ミュージカル嫌いが
      こちとらに関心の無いおじ様ならいいが
      そうではなく、ぜひとも一緒に観賞したいような趣味な女の人なら 
      ミュージカル嫌いをそのまま、捨て置く
      と言うわけにもいかないのである。
      けれどもいいアイデアは浮かばず
      何かいい妙案は無いものかと思案に暮れている
      フェルナンデスBであった。

      
      翻って、リアリズムってなんだ?と考えれば
      息使い(呼吸する音)や、心臓の鼓動であるよりも
      常識や、決まりや、人の目に
      こだわったり、とらわれている事のように思われてならない。
      そんな事から解放される事こそが
      人生をエンターテイメントする事だと思う。
      真のリアリズムとエンターテイメントは齟齬(そご)しないし
      セリフと歌の連続は決して不自然じゃない。
      
      どう?
      ミュージカルのビデオか、オペラのC.D借りたくなった?


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              fellnandes. B
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