直線上に配置
 
 右の図は下から上に行く車が
停止線できっちり止まっている所です。
この位置では、左右の安全確認は出来ませんが、右から(あるいは左から)建物の壁や塀ぎりぎりに来る人や、交差点でも止まらずにやって来る自転車、バイク自動車などにも絶対ぶつかることがありません。 見えなくても停止線で必ず止まる。
 これが多段発進の第一歩です。
実行している人は少ないと思いますが
運転観が激変しますから、必ず実行してみてください。




 そして、次の段階として右の図のように
建物の壁や塀の端を結んだラインから
ほんの少し(約10 Cm位)だけ自動車の先端を交差点内に進入させます。
右側(あるいは左側からも)から塀際を来る、人や、自転車、バイク、勿論、車もこちらの自動車が来ている事に気付いてくれます。 
 大きく頭をフロントガラスに近づけても左右の完全な安全確認が出来ないかもしれませんが塀際をくる人やその他の自転車などは確認できますから、先にやり過ごしましょう。 停止線からゆっくり自動車の頭を出すのがこの段階でのコツです。



 右の図は完全に左右の安全を確認出来る位置まで交差点内に進入します。
いきなりここ(つまり視界の広がる位置)まで出てしまう運転者のなんと多い事でしょう。
 一時停止線のない露地のような狭い道から中央線のあるような広い道路へ出るときも、また、狭い露地どうしでもこのようなこきざみの停止を繰り返し、左右の安全を確かめて徐行する事。
この運転技術を多段発進と言います。
 交通事故は多くの場合、不幸な偶然が重なって起こるように考えがちですが
車は来てないだろう、人や自転車は来てないだろうというような自分勝手な思い込みが原因である事が多いと思います。
 この多段発進という一つの運転技術を
身に付けられたあなたが高い意識を持って
今日も安全運転をされる事を祈っています。

                 
          
                 02/8/5
多段発進ってなーに?   これが今回のテーマです。
 (ただんはっしん)
       安全運転への提言
        交通事故のほとんどは交差点で起こっています。
        したがって、もし交差点がなければたくさんの事故がなくなります。
        でも、そういう訳にもいきません。
        そこで、信号機のない交差点での有効な車の運転技術を紹介しましょう。
        これが、多段発進です。















高 知 ニ キ