コラム パソコンで何が出来るのか?

パソコンで何が出来るのかよく分かっていない初心者や、「パソコン買って!」と頼んだ時に「そんな高いの買って何に使うのよ!」と母親に反対されたりした時に言い訳をするために(笑)どういうことが出来るのか少し紹介しておきましょう。

パソコンには次のような部品・機械が接続可能です。
 

ディスプレイ(テレビと同じブラウン管タイプの物以外に最近は液晶タイプのものも多い)
キーボード
マウス
スピーカー
マイク
(デジタル)カメラ
CDプレーヤー
DVDプレーヤー
CD作成装置(音楽CD、ソフトウェアCD等を自作することが出来ます!!当研究室にもあり!(^_^))
携帯電話
スキャナ(画像読取装置)
3Dスキャナ(立体物読取装置)
電話回線(こちらから繋ぐことも、相手先からかけてもらう(接続待ちする)ことも可能)
テレビチューナー(テレビ放送受信装置)
ビデオデッキ
動画入力カメラ(ビデオカメラ以外に、監視カメラのような録画を前提としないカメラも含む)
音楽楽器各種(キーボード、ギター、ドラム、等)
音源装置(音を機械的に合成して作る装置。シンセサイザーが性質的には一番近い。楽器はパソコン側から見れば入力装置ですがこちらはスピーカーに出力する前に前処理を行う出力装置です。)
プリンタ(紙などに印刷する装置)
プロッタ(プリンタはインクやトナーで一気に印刷するのに対し、プロッタは取り付けたペン、鉛筆などで線を一本一本紙に書いていく装置である)
タブレット(ペンで手書き入力が出来る。絵も手で書ける板状の入力装置。筆圧という概念もある。)
ゲームのコントローラー(パソコンの世界にはかなりマニアックなコントローラーも盛り沢山です(笑))
タッチパネル装置
現金識別装置
他のゲーム機
オーディオ機器
家電製品(ネットワーク家電、デジタル家電などと呼ばれ、最近対応製品が増えてきています。)
バーコードリーダー
立体工作装置、NC旋盤等(立体物を切削加工で作成)
各種センサー、各種測定装置
大容量記憶装置(データ(情報)を大量に記録して蓄えます)
各種ロボット(産業ロボット含む)
リモコン

他にも、探せば沢山あります。
これらの装置を組み合わせて連携動作させることで様々な機能をパソコンに持たせることが可能です。
「パソコンがあれば何でも出来る」とよく言われる理由はここにあります。すなわち、パソコンは一つの単体の電化製品ではなく、様々な機械を接続してそれを操作したり機械同士をつなぐ橋渡しとして機能させたり出来る万能の装置なのです。たとえば、次のような組み合わせで一つの装置が出来上がります。
 

(ディスプレイ + 動画入力カメラ + マイク + スピーカー + 電話回線) = テレビ電話
(3Dスキャナ + 立体工作装置) = 立体物複製装置
(スキャナ + プリンタ) = カラーコピー機
(大容量記憶装置(音を記録するのに使用) + 音楽楽器各種 + 音源装置 + マイク + スピーカー) = (ホーム)スタジオ
(ビデオカメラ + ビデオデッキ + タブレット + マイク + CDプレーヤー) = ビデオ編集装置

接続できる機械が数え切れないほど多数ありますから、上記のようにその組み合わせを考えると使い方は無限に広がるのが分かるでしょう。
しかし、上記の機械をパソコン上から操作、制御するには買って来たそのままのパソコンでは実現不可能な組み合わせが多数あります。たとえば、上の例で「ビデオ編集装置」を作りたいと思えば、画像を加工したりナレーションを入れたりテロップを入れたりする機能を実現するソフトウェアが必要になります。

代表的な個性派ソフトには次のようなものがあります。
 

翻訳ソフト(英語、中国語、フランス語など品揃えも多彩)

シーケンサ(楽譜を画面を見ながら入力するだけで音楽が作成できる)

画像認識ソフト(一番多いのは印刷物の文字を読みこんでパソコンにそのまま入力するソフトです。【キーボードで文字入力する手間が省ける】このソフトは別名でOCRと呼ばれています。これに似たもので声で文字が入力できるソフトも市販されています)

うそ発見ソフト(声の波形を分析して嘘を暴いてしまいます。かなりのつわものです。)

数式計算ソフト(文字変数の入った高次の連立方程式を文字を含んだ方程式として計算することができるソフトがあります。つまり、普通の計算では数値で計算結果が出ますが、このソフトでは未知変数などの文字の部分は文字のままで計算が出来ます。)

さぁ、みなさんもプログラミングを勉強して世間をアッといわせるソフトウェアを作ってみましょう!!(^_^)