5日目
ロサンゼルス放浪
この日はロサンゼルスからサンディエゴという、カリフォルニア州では2番目に大きな街へ行き、メキシコへも国境越えする予定でしたが、旅先で会った人たちが「治安が悪く危険だ!」と
口をそろえて言うので、仕方なくグランドキャニオン・ラスベガス方面へ行く事になりました。で、そこに行く現地出発のツアーがありましてその出発日が9月2日である
ことから1日空きの日ができました。(^_^;
いつもみんなと集団行動をとっていて、1日くらい別々に行動したいなぁと思い、僕だけ別行動する事になりました。
☆事件簿
○自動ドア事件
この日は朝一郵便局へ行こうと決めていました。それは、頼まれていた絵葉書用の切手を買うためです。
ガイドブックの地図に郵便局の印が付けてあって、ユニオンステーションというアムトラックのロサンゼルス中心部に一番近い駅から歩いてすぐの所にあるということが分かりました。
ホテルからも近かったので歩いていったのですが、郵便局らしき建物に着いても廃虚ビルがあるだけでそこには何もありませんでした。
近くにバス停があり、そこにいたおばちゃんに訪ねると100mほど先に移転したと教えてくれました。いやぁ、英語に慣れると意志の疎通が思うように出来て楽しくなってきますよ(^_^)
で、到着して中に入ろうとした時原始的なドアなのに自動的に開くではありませんか!?「見せかけだけ単純に作っているのかな?」と思ったんですが、中に入ると向こう側から紙コップを
持ったホームレスの人が「チップをくれ!」と言わんばかりにこちらに視線で訴えかけてきます。「あ〜〜、どうしたらいいんだろ?」と思いつつ、手元にあった1セント(笑)硬貨を入れました。
"I have no money!!soryy...."というと、"OK!"と言ってなんだかんだ言って喜んでくれました。
窓口へ行って切手を買いました。その時、窓口の職員さんが"Can you speak Japanese?"と聞いてきました。これはラッキー(^_^)
実は、「エアメールでは何セントかかるのですか?」、「○セント切手○枚下さい」という質問をするのになんと言ったらいいのか窓口の前で戸惑っていたのです。よく見たら、日本人らしき職員でした。
はがき一枚当たりの切手代は50セントでした。日本とほとんど変わりませんね。
用事が済んで、出る時にまた!扉を開けてくれました。「もう払わない!」と思ったんだけど、一緒に出てきた老夫婦が「兄ちゃん、失業して大変な人いっぱいいるけど頑張れよ!」みたいなこと言ってたのを見たので、
やっぱりあげることにしました。
ここで、ふと「おっ、チップをあげる代わりに写真を一緒に撮らせてもらおう!」と思いつきました。今回は奮発して25セントを入れ、頼み込んだら快く承諾をもらいました。
一緒に撮った写真は下にあります(^_^)この時、「どこのメーカーのカメラ?」とか、いろいろと聞いてきて、「カメラ盗られるんとちゃうん?」とか思ったりもしましたが、ちょこっとホームレスの人と仲良く雑談してしまいました。
○服買いすぎ事件
海外旅行へ買い物目的で行ってくる奴は邪道だぁ!!とか常日頃思っているオイラですが、安い値段のものを見てしまうとついつい手が出てしまいました(^_^;
ほんとに、服なんてホンの少ししか買うつもりはなかったのに(T_T)Tシャツが5枚9ドル(しかも、そんなに生地も悪くない)とか、古着屋さんでは(4 for $1.00)って書いてあったり、どうせ暇だったし買い物に火がついてしまいました(^_^;
最初はチャイナタウンでおいしいゴマ団子とか食べて「ついで」みたいな感じで服屋さんを覗いてたんだけど、だんだんそちらがメインに・・・。メキシコタウンではメキシコの民族衣装が結構安値で売ってて、買いたかったけど荷物になりそう
なほど大掛かりなものだったので(特に帽子はすごく派手でカッコ良かったけど、大きすぎ!)泣く泣く諦めました。ダウンタウンの中心部では(4 for $1.00)の古着屋さんでジーンズを4着購入。しかし、なぜか8ドル(T_T)
しかも、クレジットカードは10ドルからしか使えない・・・。意味もなく、着れそうにもない服を一着余分に買う羽目になりました(T_T)
ホテルに帰った時点で、気がついたらスーツケースがパンパンになってしまいました。サンフランシスコで買った大きめのバッグにも詰め込みましたが満員電車の状態(汗)
あぁ、みなさんは出来るだけ買い物をする時は帰国寸前にしましょうね(^_^;これからグランドキャニオンへ行くというのに、この荷物は結構大変な重荷になりました。
○このホテル最悪(-_-;)事件
安さにひかれて選んだホテルですが、サンフランシスコで泊まったホテルと比較すると同じ値段の割にはとても狭く、そして何より夏だというのに冷房設備がない(T_T)
夕方頃から蒸し風呂状態になってきました(汗)窓と入り口のドアを開けても風が抜けない(^_^:
とにかくものすごく暑くて、確保しておいた飲み物もあっという間に底を尽き、地獄のような夜を迎えました。自衛手段で、全身に水を浴びて寝ようと思いましたが、その場凌ぎでベッドに入ったらいちいちそんなことが出来るはずがありません。
あ〜〜、干物にならなくて良かった(^_^;
☆特色
ダウンタウンは見所が点在しています。北のほうは移民の街がたくさんあり、観光するにはおすすめです。
ダウンタウンの中心部にはいろいろなジャンルのお店がたくさんあり、買い物目的ならここに行くのがお勧めです。
あと、交通手段はバスが主になります。しかも、Dashバスという市が運営しているらしいバスは格安です。日本円で30円くらい。結構ダウンタウン市街地内なら網の目のように走っているし、
最初に乗ってから一時間半以内なら乗り換えも出来ます。日本も安く乗れて乗り換えの自由に出来るバス網を整備してくれたら利用したいのにねぇ・・・。
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郵便局前でドアを勝手に開けてくれたホームレスの人と一緒に撮った写真です。「景気が良くなったら頑張って就職してください!」とだけ言っておきました(^_^)ちなみに、後ろにある入れ物は新聞の自動販売機みたいなものです。お金を入れると扉が開くんですけど、なんか取り放題みたいな感じです(笑)
ロスのチャイナタウンにあった門の前で撮った写真です。こういったものが結構あちらこちらにあったように記憶しています。ちなみに、こういったたそがれ写真を沢山撮ってしまいましたが、恥ずかしいので掲載しません!(笑)
メキシコタウンにあった、昔ロスに最初に入植(ん、開拓だったかな?)した人の家(今は資料館)の庭先です。ヤシの木らしき植物はそこらに沢山ありましたが、サボテンはこの日初めて見ました。
チャイナタウンの一角です。中国文化丸出しの建物の傍にアメリカのパトカーが止まっていたので思わず撮ってしまいました。