国際パソコン通信を1989年度より始めています。もちろん当時は
WWWのブラウザソフトもなく、文字中心のやりとりでした。Compu
serveのe−mailでInternetをしていました。当時の実践記録 を私
のホームページに掲載しています。よろしかったら、読んで下さい。
最近になって読み返してみると、ここ数年のインターネットの進歩を
実感します。国内のパソコン通信を数年経験した後、掲示板で知り
合った方の紹介で国際パソコン通信を知ることができました。インタ
ーネットに関しても、人と機械(コンピュータ)とのやりとりだけではな
く、人と人とのつながりを機械が仲介するということを思います。あと
がきの中には、語学の壁のことを書いていました。最近は、いい翻
訳ソフトが市販されていることを見ると、昔の夢が実現されつつある
ことを実感しました。


「あとらんだむ」な国際パソコン通信
"International Telecommunication'90"

  −学級通信で教師と生徒、保護者間を結ぶ国際パソコン通信−
(1990年度の実践より)
  
   兵庫県飾磨郡夢前町立菅生小学校教諭 南都幸司
Sugou Elementary school: Koji Nanto


 私は兵庫県姫路市の西北部の片田舎、飾磨郡夢前町という所に住む一小学校教師である。こんな片田舎から、果たして国内はおろか世界中まであの最新鋭のパソコン通信という手段で、人と人とが結びつくことができることをほんの10年ほど前までは夢想だにしていなかった。
 私は毎年、学校での子どもたちの様子とか授業の様子を学級通信で紹介することにしている。だいたい年間を通じて100号前後発行している。今年は、どんな内容を主にすれば良いのか、まあ、気楽な気持ちで発行しようと思って、「いつでも気が向いた時に発行しよう。」というつもりで、「あとらんだむ」というネーミングにした。 今年の学級通信の場合は、パソコン通信を通じて知り合った他府県の子どもたちとの交流とか、アラスカの小学校の子どもたちとの交流が中心の内容になっている。 このパソコン通信を中心とした学級通信を発行するまでには、私とパソコン通信との出会いから書き始めなければならない。

1.パソコン通信との出会い
 この昭和61年に、パソコン通信を始めるようになった。NHK教育テレビで、「パソコン通信入門」という番組を見て、興味を持ったのがきっかけとなった。この当時は、いろんな地域で、「草の根ネット」と呼ばれる地域のパソコン通信ネットが誕生し始めている時期でもあった。また、現在会員数がどんどん増えている商業ネットも、当時はテスト通信の段階で、通信料金も無料の時代であった。
 学校においては、「視聴覚教育担当」という仕事を任せられてはいたが、学期毎にまわってくる映画の映写ぐらいしか仕事がない。いわゆるハデさのない仕事なのである。ここで、みんなにアッと驚かれるようなことを職場の同僚にも見せびらかせたいという気持ちもあるにはあったのである。
 早速、NEC社の通信ネット(PC−VAN)に加入し、モデム(電話の音声信号をデジタル信号に変換する機械)を購入した。当時は、モデムも通信速度の遅い物で、300bps(ボー,通信速度の単位)が主流であった。さらに、パソコン通信用のソフトもあまり出回っていなくて性能も悪いため、パソコン雑誌を参考にパソコン通信のソフトを自分で作るようにした。
 さて、電話回線をモデムに繋ぎ、何回もアクセスを試みた。何回か失敗はしたものの、アクセスできた時の喜びはひとしおであった。始めた頃は、漢字ひらがなの文字は画面に出なくて、全部カタカナであった。PC−VANにつないだり、地域の草の根ネットにつないだりしていた。 次に漢字ひらがな混じりの文章でないと読みにくいため、しばらくしてから新しくパソコン通信用のソフトを購入した。そして、PC−VANの教育ボード(教育に関する話題を集めたコーナー)にも私の文章を書き込むようになり、その私のメッセージを見た人から返事が来るようになった。
 自分の書いた文章がボードに載せられ、またそれについての反応があるということは、パソコン通信の醍醐味である。ますますパソコン通信に魅せられていった。その返事があった方は、宮城県の方であった。同じく小学校の教員をしておられる方で、視聴覚教育,パソコンにも造詣の深い方であった。その方への返事を送ると、早速それに対する返事が翌日には届いた。手紙などで郵送すると、2・3日は日数がかかるが、パソコン通信によると瞬時に送ることができる。このパソコン通信による手紙のやりとりは、電子メールと呼ばれている。手紙の内容は、お互いの学校での視聴覚教育の実践を交流し合ったり、パソコンについての思いを交流し合ったりした。また、宮城県の方からは自作ソフトを郵送していただいたりもした。

2.パソコン通信の教育的活用
 趣味的なことから始めたパソコン通信であるが、なんとかこれを教育にも活用できないものかと考えるようになった。 その頃、PC−VANにSTS(教育&ソフト)というSIG(Special Interest Group)というグループがあることを知り、入会することにした。ここでは、教育について,パソコンの教育的活用,パソコンの言語,教育用ソフトの紹介などがなされていることを知った。まず、新来の挨拶をすると、私と同じような動機で入られた方や、パソコンの言語について詳しい方も多く、早速の歓迎のメッセージが数多く寄せられてきた。 このネットでは、いろんな教育情報とかパソコンの情報を多く知らせてもらい、私の実践などを紹介したりもした。
 まず、有効な活用としては、教育用ソフトがPDS(Public Domain Soft)としてダウンロードできるということであった。PDSというのは、いわば無料の図書館で、ホストまたは会員が登録しておいたプログラムを他の会員が自由に引き出して使うことができるソフトである。ダウンロードというのは、パソコン通信をしている間に自分のフロッピーディスクに受信内容を書き込む(ファイル受信)ことである。ホストにストックされたPDSには、すぐ翌日の授業に使うことができる教材内容の物もたくさんあった。また、市販ソフトでは得られないような教育的効果をねらったものもたくさんあった。
 次に有効な活用方法としては、パソコン通信による学級間文通ができるということである。これは公開ボードで交流し合うこともできれば、また電子メールによる交流も可能である。昨年度(平成元年度)は、新潟との交流、本年度は、神奈川県の小学校との交流をしている。
 新潟には、冬の季節に雪はどれぐらい積もるのかという質問をしたことから、親切な方から返事を戴き、それをきっかけとして担任する子供との文通を続けさせていただいた(昨年度)。6年生を担任していたこともあり、卒業記念とし
て、子供達のメッセージをボードにもアップさせていただくことにした。OPの方も快く引き受けて下さり、その内容は僕のFDにもOPのFD(フロッピーディスク)にも納められている。また、学校の耐火金庫にも保管されている。そして、私からは、それを2001年に開封して同窓会をしようとの提案をしている。
 神奈川とは、同じ5年生で学級の学習の様子などを交流し合っている。同時期に米についての学習をすすめていたの
で、PC−VANの山形BDに質問をUPすることも多かった。 社会科で山形県の米づくりの様子を質問したところ、教科書では得られない、まさにリアルタイムな情報を仕入れたこともあった。例えば、コシヒカリという有名な作柄も、当地では「あきたこまち」とか、「はなの舞」というネーミングで、パッケージなどをカラフルにしたり工夫をしているとかいった情報を仕入れることができた。このようなことを学級通信で紹介した所、社会科の時間に活用したり、父兄の間からも改めてお米を買う時に気をつけてお米の銘柄を見るようになったとかの反応があった。

3.アラスカの小学校との交流
 昨年度(1989年度)から本年度にかけては、国内の小学校と学級間文通をした
り、社会科学習で他府県との交流を進めてきた。交流を進める中で、いつかは海外とも交流をしたいとの希望があった。 STS(教育&ソフト)のフォーラムの中には14の部屋がある。本年度は、その中で12番目の放送室という部屋で、国際パソコン通信をしようという提案がなされていた。私は、思わずそれにとびついた。 アラスカの小学校から文通をしたいとの希望があったのである。紹介者は、大阪帝塚山学院泉ケ丘中高等学校の辻さんである。 そこで、自己紹介と交流希望の内容を書いた文章を辻さんに送っていただくことにした。なお、英訳も辻さんに依頼した。
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ボブ先生、はじめまして。私は、兵庫県で小学校の教員をしている南都幸司(なんとこうじ)という者です。現在、小学校5年生を担任しています。2年生から5年生担当の先生方が日本との交流を求めているとのことをお聞きし、興味を持ちました。 日本でも、少しずつ小学校現場にコンピュータが導入され始め、コンピュータルームに20台から40台導入されている所もあれば、職員室に1台というところもあります。私の勤めている菅生(すごう)小学校では昨年、職員室に1台,私の教室に2台のコンピュータが導入されました。さらに台数が欲しいのですが、予算の関係上、現在では無理な状態です。
 もし、よろしければアラスカの小学校のコンピュータ教育の現状を教えて下さい。
            平成2年5月3日
             南都幸司
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対して、アラスカからもこんな返事が送られてきた。辻さんを通じてのメッセージである。
From: IN%"JURJD@ALASKA.BITNET" "Robert Deitrick"
11-MAY-1990 03:34:31.77
Subj: For Yoichi Tsuji - Penpals in Alaska
TO: Kohji Nanto
Thank you for writing. I teach in an elementary school and we have five elementary schools in Juneau. (中略) I hope to hear from you soon.
Bob Deitrick
 要約すると、アラスカのジュノーには5つの小学校があり、それぞれの小学校にはコンピュータ室、教室にはコンピュータがあるようである。授業でタイピング練習、ワープロ、作文、数学などにコンピュータを使っている。 また、こどもどうしの国際間文通も可能とのこと、さらに、それぞれの言語での文通も可能ならば始めたいとのことである。
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 今度は私自身で英文に訳して返事を書くことにした。
 英作文は、大学受験以来のことである。果たして、思い通りの英訳ができるかどうか不安であった。辞書を片手の英訳文である。国際通信への転送は辻さんに依頼した。
 以下、私のアラスカへの宛てた返事である。
TO:Bob Deitrick
Thank you for writing. We have seven elementary schools in Yumesaki-cho (Hyougo-prefecture). Each school doesn't have a computer lab,but has a computer in a faculty room.My classroom (Sugou Elementary School) has three computers, (以下略)
Koji
(簡単に要約すると、)
まず、夢前町には7つの小学校があり、コンピュータルームのある学校はないこと、そして職員室には1台ずつコンピュータが導入された。5年1組の教室には、私物のパソコンを含めて3台のパソコンがあり、ワープロ,パソコン通信での学校間文通,算数での授業,プログラミングなどに使っている。アラスカの学校でも学校間文通は行っており、私の学校でも他県との学校間文通を行っている。パソコン通信による国際間文通にはとても興味があり、簡単なメッセージでもやりとりしていきたい、アラスカの小学校の児童にも子どものメッセージを送りたい。
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 以上のような国際パソコン通信の様子を、私の担任する5年1組の学級通信にも逐次紹介するようにした。
 担任する児童も興味を示し、返事を送りたいという子も現れた。
Hello Bob,
I am Rie, Sugou Elementary school fifth grade student. What do you study, now ? I have a sister. My sister is junior high school first grade student.(Sugano juniorhigh school) She is learning English, and I am teached by my sister. I understand English a litle. If I am teached by Bob, I understand English more. Would you teach me English? If I can understand English, I will write you in English.
Thank you.
Bye,
Rie,
Sugou elementary school
(要約すると、)
菅生小学校の5年生で、中1の姉から英語を教えてもらったりしています。少し英語はわかりますが、ボブ先生から教えてもらったらもっとわかるでしょう。このメッセージも私が英訳し、STS(教育&ソフト)放送室から辻さんを通じて転送していただいた。
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 放送室には数日後、アラスカからの返事が載せられていた。
#982/985
 放送室★タイトル (GHF62380) 90/ 5/21 18:40 国際E>なんとさん、アラスカからの返事です 辻
★内容
 ボブ・デイトリックが8月から、もっと多くの生徒を参加させたい、ついては直接、担当の先生方に送るべきか、私を通して送れば良いのか教えて欲しいと訊ねています。
 それとリエさんに対する返事です。
(略)
Dear Rie, Thank you for sending a message to me. I would be glad to help you with English. It will be interesting since I do not know how to speak Japanese. What can I do to get you started with English?
Bob Deitrick
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 以上のようなことを学級通信に載せているのを見て、次のような感想を作文に書いてくる子もいた。
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5年1組の学級通信                位織
 今日の学級通信を見て、「あれっ」と思った。パソコン通信のコーナーが、いつもなら日本の人の返事なのに、今日は「アラスカ」となっている。
 読んでみると、アラスカのジュノーという小学校で先生をやっているボブという人からメッセージが来ていた。
 僕は外国の人とまで通信している南都先生がとてもうらやましかった。ぼくもワープロを持っているので、ワープロ通信をしてみたいと思っている。でも、通信用のフロッピーを買わなくては、通信ができないのです。
 この5年1組の学級通信にもちゃんとした名前をつけるのは、とてもいいことだと思った。かっこいい名前がいいなと思った。けっきょく「あとらんだむ」という、なぜかぼくにはふしぎなかんじのする名前でした。
 今の「あとらんだむ」には2つぐらいしかコーナーがありません。もっとコーナーを作ってほしいと思っています。たとえばある1週間になにか家の人に教えたらいいニュースなどを書くコーナーを作ったりしたらいいのではないかと思います。それも月曜日に先週あった事件やニュース、その他いろいろなことをかいたらいいと思います。
 この学級通信は、とてもいいものだと思っている。とくにパソコン通信のコーナーがいいと思う。なぜかというと、外国の人ならその地方がどんな所かを教えてもらえて勉強になるからです。それにこのパソコン通信のコーナーは、このクラスにしかないという事でもいいと思う。
 6年生になってもこういう学級通信を読みたい。
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 「あとらんだむ」のコーナーは、定型的なものはない。その場その場で「これは、いい。」と判断したものからどんどん載せていく。したがって、「1週間のニュースなどを載せる。」という要望には応えていない。この作文を書いた子
は、国際文通には特に興味を示し、自分の趣味の紹介などをアラスカに送ってほしいと、よく持ってきた。
 出会った親からも応援を受けて、5年1組の保護者間交流ノートである「つぶやきノート」にも感想が寄せられたりした。まず、これまでの通信にはなかったこと、アラスカという所が身近に感じられるとの声が多かった。
 また、これまでのパソコン通信は、すべて自宅からアクセスしていたが、6月からは学校からもアクセスできるようになった。というのは、昨年度からパソコン通信用の電話回線を学校につけていただくように申請していたものが、やっと本年度になって実現したのである。 昨年度、本校にもパソコンが導入されて以来、学級事務処理,授業,パソコンクラブでの活用,そして学級通信を職員に配布して啓蒙するなどの活動を通して、学校長の理解を得たことが実現の運びとなったのである。
 このことによって、学校でのパソコン活用はかなり広まった。パソコン通信のデモンストレーションを職員室で行ったりして多くの先生方にも啓蒙活動を行うことができた。また、作文の授業で書いた手紙を休憩時とか放課後にパソコン通信で外国へも送ることができるようになった。パソコンクラブの活動で、クラブ員のメッセージを活動時間中に送ることもできるようになった。
 このような実践を積み重ねていくことにより、やがて地元新聞の神戸新聞から取材に訪れる記者が5年1組を訪れるようになった。最初は、私個人にパソコンを活用しての利点、教育効果などいろいろ質問してい
た。私は、「それでは、学校で実際にパソコン通信をしている所を見て下さい。」という受け答えで、デモンストレーションを見ていただくことにした。PC−VANのSTS(教育&ソフト)SIGでこんな書き込みをしていて、放送室では、国際交流をこんな形でやっているというようなことを、その場で見ていただいた。それから、次には、教室でもパソコン通信をされているように思われたらしく、教室風景を写真で撮らせてほしいとの要望が出た。実際には、教室ではパソコン通信で送るためのファイルを作る程度で、その作ったファイルを職員室からUPすることにしていたのだが、その辺の事情が新聞社にはどうもわからないらしい。
 教室では、以前にダウンロードしていたPDSを子どもたちにデモンストレーションしている所を撮っていただくことにした。記者はディスプレー側から一生懸命撮られていたが、先生の顔と子どもの顔が両方写っていないとの上司の指摘を受けて、やがて撮り直しにやってきた。またもや、デモンストレーションの写真撮影である。
 そして、6月20日の神戸新聞には、囲み記事で私の学級の実践を載せていただくことになった。タイトルは、「パソコン通信を使って授業−今の社会を学ぶ武器に−」というタイトルであった。神奈川県との学級間文通・アラスカの小学校との国際文通の様子を紹介していただいたりもした。
 6月中旬からはアメリカの学校は夏休みに入るため、一時中断したが、2学期になり子ども同士の文通を再開していくことになった。 6月下旬からは、アメリカの通信ネット(CompuServe)のIDを取得したので、2学期からの再開を楽しみにしていた。自分で直接アメリカの小学校と交流ができるようになったのである。交流を再開できるまでの間、CIS(CompuServeの略)のフォーラムに参加していくつかのメッセージをUPしたり、フォーラムのSYS−OPとメールのやりとりをしたりした。さらに、CIS経由で、KIDSNETという教師間、生徒間文通ができる通信ネットにメッセージをUPしておいた。
 このKIDSNETにUPしておいた子どもたちのメッセージをアラスカのボブ先生が見て、9月になりこのメッセージに対する返事をメールで送ってきて下さった。
 返事によると、ボブ先生の学校(ハーバービュー小学校)には日本人の先生がいて、日本語の学習をされているとのこと。むこうの子どものメッセージの一部がローマ字で書かれてあった。
 このことから、新たなる可能性が生まれた。つまり、こちらからの日本語のメッセージはすべて英訳して送らなくて
も、ローマ字で送っても意味が通じるようになったことである。意味が通じない場合は、ハーバービュー小学校の日本人教師に英訳していただける可能性もできた。
Date: 16-Sep-90 02:33 MDT
From: "Robert Deitrick" >INTERNET:JURJD%A..
Subj: Email Pal Greetings from Juneau
Hello, Kohji Nanto. We are back in school and we have been working on our Japanese (a little bit of Japanese). We have our visiting teacher from Hiroshima working with our group 3 sessions per week to help us understand, speak, read, and write Japanese. We have been able to introduce ourselves and then each child wrote a little bit about themselves in English. We look forward to sharing information and learn about each other. We are the only elementary school in Juneau involved in this type of project and it is exciting.
Bob Deitrick

(以下、ハーバービュー小学校児童のローマ字作文)
Watashi no namae wa Tiara desu. Watashi wa 10 sai desu. Watashi no tanjobi wa 8 gatsu 15 nichi desu.
Watashi no namae wa Erika desu. watashi wa 10 sai desu. Watashi no tanjobi wa 5 gatsu 14 nichi desu.
Boku no namae wa Jared desu. Boku wa 10 sai desu. Boku no tanjobi wa 2 gatsu 1 nichi desu.
Boku no namae wa Aric desu. Boku wa 10 sai desu. Boku no tanjobi wa 9 gatsu 20 nichi desu.
Boku no namae wa Scott desu. Boku no tanjobi wa 5 gatsu 22 nichi desu. Boku wa 10 sai desu. Watashi no namae wa Amelia desu. Watashi wa 10 sai desu. Watashi no tanjobi wa 7 gatsu 17 nichi desu.
Boku no namae wa Clifford desu. Boku wa 10 sai desu. Boku no tanjobi wa 3 gatsu 30 nichi desu. Boku no namae wa Marcus desu. Boku wa 10 sai desu. Boku no tanjobi wa 3 gatsu 3 nichi desu.
Boku no namae wa Nathan desu. Boku wa 10 sai desu. Boku no tanjobi wa 1 gatsu 24 nichi desu. Watashi no namae wa Mica desu. Watashi wa 10 sai desu. Watashi no tanjobi wa 6 gatsu 26 nichi desu.

(以下は英文のため、略)

We are the only elementary school in Juneau involved in this type of project and it is exciting.
というボブの言葉からもわかるように、この計画は熱心にすすめられることになるはずだった。
 ローマ字で、アラスカと夢前町の間で国際文通が続けられるという、こちらとしては願ってもない出来事であったのである。
 その後、こちらからも子どもたちのメッセージをローマ字にして送ることにした。学校での様子、趣味について、友達のことなど、子どもたちの返事が次第に生き生きとしてきた。
 しかしその後、困ったことができたのである。アラスカのハーバービュー小学校での日本人教師が、日本に帰国することになってしまったのである。ということで、私たちのメッセージは、訳されないまま数カ月間を過ごすことになってしまったのである。子どもたちからの催促はあるし、ボブからはメッセージが遅れて申し訳ないとの返事もあり、しばらくの間は交流が中断せざるを得なくなった。
 最近になって、KIDS−91に子ども達の自己紹介、将来のことなどを載せたメッセージを送ることができた。子供達のメッセージは世界中に送られているはずである。
 子ども達のメッセージには、将来の職業として、男子はスポーツ選手、女子は教師が多かったようである。そして、将来なってほしい世界の姿としては、やはり現代の情勢を反映してか、平和を望む声が一番多かった。

Shinya (age:11,boy)
1.My hobby is swimming in pool.
2.I want be a president of a company.
3.I want be the world without the war.
4.I want to object the war.

Masanobu (age:11,boy)
1.I like sports, specially Judo. I like Judo and ping-pong.
2.I want be a Judo player or ping-pong player.
3.I want be the free world. I want to enjoy the free world.
4.I want to stop the war of Iraque. I want to get on well around the world.

Reiji (age:11,boy)
1.I like sports. My hobby is softball. My favorite subject is physical.
2.I want be a professional baseball player.
3.I want be the world without the war.
4.I want to object the war.

Kenta (age:11,boy)
1.My hobby is swimming in pool. I'm fast swimmer.
2.I want be a professional car racer.
3.I want be the beautiful nature full of tree.
4.I want to plant many trees.

Youko (age:11,girl)
1.I live in Yumesaki-cho Shikama-gun Hyougo-prefecture Japan. I want many friends in the world. 2.I want to be a gentle teacher.
3.Now, thre are wars in Iraque .. I don't like the war. I want be the peacefull world.

Naoko (age:11,girl)
1.I am a fifth grade student. I live in Yumesaki-cho Hyougo prefecture. My hobbies are cooking and manual arts. I like study, but don't like mathematics.
2.I want be a gentle teacher.
3.I want to be the peacefull world without the war. We must take care of the natural resources. 4.No war! No fight!

Kazuko (age:11,girl)
1.My hobby is running.
2.I want to be a nursery teacher.
3.I want to be the peacefull world without the war.
4.I have to study hard.

Kazumi (age:10,girl)
1.My school is Sugou elementary school. I live in Yumesaki-cho Hyougo prefecture. My birth day is 1th Feb. and become 11 years old. My favorite subjects are science and music. Japanese and mathematics are not favorite. My favorite foods are strawberry and mandarin.
2.I want to open pet shop when I grow up.
3.I want to be the peacefull world without the war.
4.I want to become all the world on god terms.

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 そして、アラスカからは、環境問題、特に地球の温暖化現象についての意見交流をしないかとのメールが届いた。早速子ども達のメッセージを英訳し、送ることにした。子ども達は、2学期に公害問題を学習してきた。特に水俣病、イタイイタイ病などのことをよく覚えていた。子ども達なりに、今後の地球の汚染を防ぐための努力をしなければならないことを考えていることが感じられた。日本でよく使っている割り箸は、森林資源のムダ遣いであることもよくわかっていた。また、将来的に地球の温暖化が進むと、沈む都市が出てくるというようなことを心配している子もいた。

Kenta (age:11,boy)
The car must make progress and make a car without wast gas. We must make chopstics without tree.

Masato (age:10,boy)
We must decrese factories for the future and don't waste tree. We must be carefull of nature. The factories have to take care of decrease waste gas.

Daisuke (age:11,boy)
If more grobal warming, we have trouble. We must plant more trees, and don't cut trees.

Kazuko (age:11,girl)
We have ever stained the river and air and soil. We must clean those.

Kazumi (age:10,girl) I think that we must not cut trees and not use fron gas. The oil from crude petroleum kill Rakko.

Yuriko (age:11,girl) I know "Minamatabyou", the cause of this ill is sea pollution. We must clean river and sea. Draining soiled water have to more clean.

Yuu (age:11,girl) We don't use synthetic cleanser. We don't cut so much trees, and plant many trees. We must saving oil.

Emiko (age:11,girl) I heard that the snow was one meter deep, but we are having a mild winter. The ice of the South Pole and the North Pole will melt, so water level will elevate. I am concerned about this. We must not use Fron gas or splay.

Iori (age:10,boy)
The layer of ozone enclose the earth. The ozone is broken by stain of air. If the ozone is broken, the sunlight beams earth direct, and warm earth, and the ice of the South & North of Pole are melted. Perhaps Arascan ices are melted and Japan go down. We have to make an effort without this case.

4.おわりに
今後とも海外との交流も深めていく予定にしているが、言語間の障害という問題については、即座には解決できない。両国間の教師がお互いに両国語を読み書きできるのならば問題はないだろうが、特に私の場合は、高校時代に使っていた辞書を片手のつたない翻訳ばかりである。
 名ばかり「国際化」が叫ばれている現代、言語の溝を浅くするための手だてはないのだろうか。最近、夢前町では、社会教育の講座として「英会話教室」が公民館で開催されている。また、その教師が週に何回か中学校を訪問するようにしている。そんな所にも積極的に出かけたり、教師を要請したりする積極さはこれからますます必要になるだろうと思われる。
 また、私自身がもっと英語に堪能にならなければとも思っている。CISでメールをもらっても、即座には返事を書くことはできない。PC−VANの場合だと即座に返事は書けるのだが。やはり今の状況をもっとよくするための自身の語学に対する努力が必要だろう。
 欲を言えば、通信手段として、お互いの言語を基にして、コンピュータがその言語を相手国の言語に翻訳し、伝えていくというようになれば、お互いの言語を基本にしてやりとりできるようになるのに。

copyright@Koji_Nanto 1998


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