まずは前置きから。 ★Broadway社、他作品の宣伝がいくつか入ります。(ビデオ版の場合) 「ほんとうにあった怖い話 第一夜 悪霊」 こっちは「ほんとにあった!」じゃなくて「ほんとうにあった」なの だそうだ。統一感はー? 「日野日出志のザ・ホラー 第二夜 爛れた家/蔵六の奇病」 “これが日本のホラーの臨界点だ!” 現在池袋辺りで公開されてるようです。 原作を読んだ事がある人にとっては、「ついに!」感のある“蔵六” あの、気味悪い蔵六をどう表現してるのでしょうか? 早期、ビデオ化希望です! 「呪ワレ画」 『着信アリ』などのビデオでも紹介されていたので、もう1年くらい になりますね。auとDocomoのみの携帯サイトの宣伝です。 筆者は長年Vodafoneなので、無関係。情報求む! ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… 本編開始 「ほんとにあった!呪いのビデオ14」 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −事故現場− 恐怖度 ★ 不可解度 ★ 不気味度 ★★★ イミフ度 ★★★ 携帯電話の動画機能、事故現場を撮影後、何故か後部座席から正面の 運転席を撮影しています。無言で。一発で見つけられるとは思いますが この時のコメント「二重にみえるように思えるのだが」と言うのが、イ マイチ解りませんでした。(3回ほどみたんだけど) 今作の特徴である、ハイパーな編集技にて終了→表題画面へ突入。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −白い影− 恐怖度 ★★★ 不可解度 ★★ 不気味度 ★★★ イミフ度 ★★ 「ほんとにあった呪いのビデオSpecial5」のラスト作品だった、「日本 人形」の続編。「ザ」及び「2ch」等のBBSでも沢山の指摘があったが、 制作委員会対する投書も多数あったらしい。 筆者の知り合いも投書したが何の反応も無かったそうだが。 本来、制作委員会に於いて、この「日本人形」という作品を手がけて以 来、不可解な備品の落下、転倒、散乱などが相次いでおり、身の危険を 感じたスタッフが設置したのが、ちっちゃいカメラ。WebCamみたいなの。 霊に気付かれないように、なんて配慮する必要があるのか、やたらショ ボイカメラのようで、(なんでハンディーレベルのカメラを据えない?) とちょっと疑問に感じた。 画質はさほどよろしくない。が音声も入っている。 早朝、原付で出社した、おそらく初登場の藤屋敷隆志26才演出助手。 演出助手なのだが、何故か会社の鍵を持っている。 事務所に散乱していた、書類をあたかも日常茶飯事のように片付ける。 夏から制作委員会に続発する“不可解な異変”の一つらしいが、“続発” の割には、何一つ映像は紹介されていない。他愛ない事過ぎるからか? そもそも、せっかく設置したカメラは、SP5の発表以降、取り外されてし まったのか? 「監視カメラ」などの作品を発表し続けている、制作委員会にしては、 えらくあっさりと撤退したもんだ。もっとねばってくれー! スタッフが事故を起こしたと言う下りで、横内(演出助手)が事故状況 を藤屋敷(演出助手)に語り聞かせている時に、画面右側のドア辺りか ら縦の直線的な影が少しゆっくり目に、横内に近付いてから離れると言 うのが見受けられるが、それが何の影が解らなかった。 「再び設置されたカメラは一体、何を私たちに見せてくれるのだろうか ・・・?つづく」 つづく!? ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −マーゴン|MA-ON− 恐怖度 ★ 不可解度 ★ 不気味度 ★★★ イミフ度 ★★ 今回の目玉です(笑) 俺みたいにレビュー者が現れて、俺みたいにgoogleなんかでもって、 「マーゴン|MA-ON」を調べて、レビューにこう書くんだろうなーって、 制作委員会の意図が読みとれ、しかもまんまと乗ってしまった筆者。 書きますよ。ええ。題名付け巧いと思うよ。うん。 「マーゴン」とは、台風妖怪でも、現象の名前でもなく、今年10/10に伊 豆半島付近に上陸し、関東を縦断した台風22号のアジア名なんだそうだ。 http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2004/TC0422/ で!この雨の雫に反射した無数の瞳。確かに不気味だねえ。 ただ、これは、反射に因って拡散した光の中に移った、街頭そのものの 実体ではないかと筆者は思います。 そもそも、カメラが上を見上げる以前の雫にも、同じような瞳が見受け られる。光学が専門というわけではないので、詳しい解析など出来るわ けもないが、日常自分のビデオにこれが映ったとしたら確かに気持ち悪 いし、人に言いふらしてみたくもなるとは思う。 でもね。これは「ほん呪」で扱う程の作品じゃなかったかなと。 まあ、「いや、もっと深く追求したらこれは不可解だ!」という方が出 てきてくれたらまたココで紹介させてください! ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −安普請− 恐怖度 ★★★★★ 不可解度 ★★★★ 不気味度 ★★★★★ イミフ度 ★ 今回の目玉はこっちか?! 同時に撮影された、携帯の動画に別の物が映っている! やっぱり、2台のカメラで撮影って言うのは、説得力が非常に高い! 結構長めに、投稿者の解説が続くがその間、テンポ良く入り口付近から のローアングルが挿入されている。 飽きさせない為かな?と思っていたら、ちゃんと意味があった! が、そちらの話は後ほどとなり、本編の「衝撃の映像」に突入! それまでしっかり「ほん呪」のペースに意図的に填り込んでいた筆者は 「それ」が映った瞬間思わず立ち上がってモニターに齧り付いたのです。 酔っぱらった女性の後ろに、酔いつぶれたように横たわる「それ」 2つの携帯カメラに捕らえられた「それ」は1台の方には、ピンクの服 らしき上半身を。もう一台には超ロングのまばらな髪の毛状で。。 過去の作品をいくつか彷彿させられる要素ではあるが、音声をぴったり 重複させてるとすれば、間違いなくリアルタイムに撮影された二元撮影 と言う意味で全く新しいものと分類しました。 惜しむらくは、黒い服の女性の後ろになって、上半身部分が見えない事。 2台で撮影した割には、同じ部分を撮影していないのが残念極まりない! さて、ローアングルの意味だが。。。 ピンクの「それ」が倒れていたであろう場所がなんだか、不自然に歪ん で(盛り上がって)来てると言う物。 んな歪みくらい、安普請のアパートならどこでもあるわいなっ!と思っ ていたら、畳を引っぺがしはじめる。そして、なんか出てきた!! 髪の毛に絡まった、、黒い不気味な物体。 なんだ?!分析するのか。そりゃそーだろ。 「何かの手掛かりになれば良いのだが・・・・つづく」 あの。。。。(^^;) ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −酔払い− 恐怖度 ★★ 不可解度 ★ 不気味度 ★★★ イミフ度 ★ 携帯動画。しかも音声よろしくなーい。 携帯の画像は回転させて正位置でみせてください。 「恐ろしい現象を、確実に捉えていた!」だそうだけど、これはちょと 解り辛いです。 ただ、撮影してる女性の揺れとも、携帯の揺れとも違う、僅かな動きを 見せるその手は、確かに足のシワとか、アンクレットの類では無い事が わかります。安物の合成にも見えない事ないけど、既にほん呪ワールド にとっぷり漬かってる筆者にとって、それは禁句です。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −あたまのおかしい老人− 恐怖度 ★★★★★ 不可解度 ★★★★★ 不気味度 ★★★★★ イミフ度 ★ 目玉は二つあるのが基本!もう一個くらい凄いの無いかな?と思ってい たらありました!これマジで怖い! この「あたまのおかしかった老人」。まだ見ていない人が読むと、ちょ っと引っかかる題名センスはさすが。興味を惹くねえー。 「目があった」「会釈した」「湯飲みが実在してる!」辺りが、マコト にリアリティーを増長させてくれます。 そもそも、見覚えのない湯飲みが、残されるだけでかなり不気味なのに、 この老人はきっちり自分で動いて(それも霊的な動きじゃなくて、普通 に立ち上がって去っていきます。はっきりと) 会釈する瞬間、「頭のおかしい」の意味がわかります。 そして、その老人は透けている!! 恐怖要素満載に付き、何度も繰り返しご覧になる事をお薦めです! 来客とはいえ、こうも普通に存在されると、もう本気で怖いよ。 で、妙な後付余韻もなく、鮮やかな編集センスを光らせ終了。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −白い影:日本人形続編2− やっと、「続出する異変」の一つが公開された。びっくり! 中からドアを押したり、引っ張ったりしたような空き方じゃないですね。 そして、映像を見てしまったが為に、一般視聴者にも次々起こる異変。 新たな投稿者へのインタビュー時にもそれが起こります! テンポ良くなってきました(笑) それはそうと、携帯で撮影した画像を回転させる技術を、制作委員会は 持ち合わせて居ないご様子。ヘ(__ヘ)☆\(^^;)それともわざとか? 江田君疾走の事実を告白する映像も、90度回転したままの映像。 XPに取り込んで、PCでみる場合に携帯の動画を回転させるには、 「Windowsムービーメーカー」の「ビデオの特殊効果」で出来ます。 悩んでいる方がいらっしゃったらやり方を教えますので、メールを。 あ、そんな事はいいんだ。。って思ってる矢先、「更に続く。。。。」 なんて文字がでて、終了。。あらあ? ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −手首− 恐怖度 ★★ 不可解度 ★★★ 不気味度 ★★★ イミフ度 ★ WebCamか携帯で撮影された、学生風の男の子のただの日常。 壁につり下げられたシャツに映る「それ」 ふむ。確かになんか「それ」らしき物が確認できます。 動いたら面白いんだけど、(いや、怖すぎるか)ぴくりともせず、そのシ ャツは気味悪いので処分され、その後、男の子にも何事も起こっていない。 何か起こったら、またみしてくれ。ちょっと違和感を持てる佳作です。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −安普請:2− 安普請のアパート、引きはがした畳の下から出てきた「何か」の分析結果 が制作委員会に届いた。 なんと、髪の毛にくるまれた「何か」は人間の乾燥した皮膚の一部だった! 音信不通だった西城さんと連絡が取れた。2台のカメラで髪の毛の方を撮 った方だ。大火傷を負って、連絡できなかったらしい。 確かに、インタビュー映像にも真っ赤に焼け爛れた右腕と右の頬にも火傷 の後が見受けられる。 何かおぞましい物を感じるが、、これにて終了。 うーん。。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −産女− 恐怖度 ★ 不可解度 ★ 不気味度 ★★ イミフ度 ★★★★ シリーズ監視カメラが今回も一つだけ。 「F県道路情報提供サービス」と言うところから提供された映像らしい。 「福井」「福岡」「福島」のどれかだな。道路脇が真っ白である事から、 おそらく雪国かな?と思われ、これによると福岡はちょっと考えにくい か? 2時間もの長時間作品となるわけだが、その間一台も人や車の往来が無い。 「福井」「福島」にはそう言う場所が、、ま、あるでしょうねー。 山道みたいだし。 映った人影は、ちょーっと無理がある。「半裸の女性」、、半裸? ポイントは2時間後忽然と消える事。 これがないと、タダの光の加減なんて事で片付けられる物だったが、多少 の不気味度と今作品最高4つの意味不明度をマークして終了。 あ、ちなみに「道路情報提供サービス」ってどこにでもあるのね。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −白い影:日本人形続編3− すでに日本人形の話から発展してしまって、元がなんだったっけ?状態 だけど、江田君が都内の職安前で見つかる。 話し合いの結果、藤屋敷も江田を開放したみたい。無断欠勤者だが。。 江田の体験談は、本作最初の「白い影」に事故談で登場する横内と同じ、 人影をみて事故を起こしたそうな。限界だという。 呪いが拡散しているのか。。江田、横内、不運の続く視聴者。 「あなたの周りでも起きていないだろうか?」 起きてます。筆者は既に2ヶ月近く、原因不明の呼吸困難で現在も仕事を 休んでいる。(本当)証拠って言われても困るけど。。 なんでも結びつけようと思ったら、、ねえ。。 なんか、仕事帰りに焼き肉屋で食べ放題の藤屋敷を一瞬写しただけで、 例の鮮やか編集カット。最初の事故現場の顔画像がちらつく。 うーん。意味不明。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −ふたり・・・− 恐怖度 ★★★★★ 不可解度 ★ 不気味度 ★★★ イミフ度 ★ ススキが全盛の中部地方S県。取材は最近行われたと思われる。 静岡県の富士山近くかな?霊峰富士って言ってるし。 ヘビースモーカー藤屋敷君。廃墟を散策してる映像が延々と流れていくが その中に、今作品初の「指摘されてない現象」を発見! 散策映像が真っ黒になり白抜きで「この場所に・・」→「更に辺りを調べ る・・・」と表示された後、藤屋敷の動きを追って、カメラが右へパンす る。その時、画面右の中央辺りにオレンジ色の、左頬にほくろのある女性 の顔が映っています。これは確実。 もう一つ発見! 緑掛かった投稿映像、厨房らしい所に入って「coke」の冷蔵庫が映った後 ですが、右にパンするカメラ、壁と鏡面の棚との間に下目使いの恐ろしげ な女性の白い顔が映っています! ゲヒラが映る直前ね。 バンボルグとゲヒラ。確かに映ってますね。なんか。 バンボルグは微妙だし、他の未指摘映像の方が興味惹かれて、霞んだけど。 そして、このコーナーは「驚くべき事に、、」のあと、編集によって例の 焼肉映像に戻ります。 そして、その焼肉映像にも、藤屋敷君の今後を暗示する白い顔。 本編終了。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −エンドロール後− さて、エンドロールの後もまだ続きます。 藤屋敷君に起こる不可解な怪現象は、やはり次のターゲットが藤屋敷君に 絞られたという事なんだろうか? そして、「黒狐」という明らかに子供めいた文字とネーミングの投稿に振 り回されてみましょうと言う振りを込めたメッセージで、全作品終了です。 ∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽…∽… −総評− 今作は、実にテンポ良く、映像作品としての完成度も高いです。 そして、もちろん恐怖度も全体的に高く、今後証されていくかも知れない 未指摘ギミックもちゃんとあるようですね。(まだまだ見つけたいけど) また、映画のような作品とは違い、ドキュメンタリーなのですが、その淡 々とした語り口調の中に、恐怖を織り交ぜる演出は、若い演出家達のセン スをもって更に磨きが掛かっています。 これは検証ではなく、レビューなので、どの作品にも真偽のほどを追求す る気はありませんが、あからさまに「これは違うんじゃねーの?」と思っ た「マーゴン」だけはやっぱり指摘しちゃいました。 今後、マーゴンが何か違う形で取り上げられたらまた面白いかも知れない けどね! これまでもそうだったけど、非常にわかりにくいところに隠れているギミ ックが存在します。それは音声だったり、早回ししないと解らなかったり。 そう言った物を、出来るだけ多く発見するために、先日購入したビデオキ ャプチャーや、DVDプレイヤーの機能を駆使して探してみようと思います。 2004/12/3 PM 6:58 文責 ZING |