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17th Dream 「Lovely Magic」
その時、ゆかりの目に笠目の持つ「魔法のドライバー」が飛び込んで来た。
(あれは、マジカルアイテム!)
取り戻さなければ、とゆかりは笠目に向かって駆け出した。それに気付いた笠目が、慌てて立ち上がって踵を返した。
「待て〜!」
魔法の孫の手をひるがえし、ゆかりは「ぷにぷにゆかりん」に変身した。もうあの空間からは解放されているため、変身は可能だった。
「やめろ、お兄ちゃんを虐めるな!」
「僕たちはいつも兄ちゃんに助けて貰ってたから、今度は僕たちが兄ちゃんを守る!」
子供たちがゆかりの行く手を阻む。
「どいてよ〜!」
(こうなったら、飛ぶしかない!)
マジカルフェザーを展開させようとして、ゆかりは思い止まった。昨日、学校でマジカルフェザーを使って飛んだ時、異様に魔力の減り具合が早かった。また同じように途中で魔力が尽きてしまう可能性もある。
(どうしよう?)
その時、ゆかりの頭に昼間「ゲーキャラショー」で見たコスプレ姿が思い浮かんだ。
素早い動き、暗闇を物ともしない、ジャンプ力もある!
「ユタカ、猫!」
「はっ!?」
「ユタカ、コスプレに詳しそうだから、猫のコスチュームを考えて!」
「あ?」
意味の分からないまま、ユタカはゆかりと一緒に魔法の孫の手を握っていた。
「イメージして、それを孫の手が覚えるから」
「要するに、ゆかりが猫の格好をするんだな?」
ユタカは目を閉じて、ゆかりの猫姿を妄想した。
「よし、いいぞ!」
「ありがと!」
ゆかりは孫の手をユタカから受け取ると、返信呪文を唱えた。
「猫耳ぴんぴん、おしゃべり仔猫! 肉球ぷにぷに、触っちゃいやん!」
ぷにぷにゆかりんの姿が光に包まれ、メタモルフォーゼした。
「ぷにぷにゆかりん、二段変身! ねこにゃんモード!」
「おおっ!」
ユタカが思わず歓喜の声をあげる。
「よ〜し、これで追いかけるぞ〜って・・・・なにこれ〜!?」
ゆかりんが自分の姿を見て叫ぶ。
白ネコのイメージなのだろう、白のレオタードに太腿まで覆う白のニーソックス。腕には大きな猫の手をあしらった手袋。首には大きな鈴、もちろん猫娘に必須である猫耳と猫の尻尾も付いている。
「ユタカのスケベ!」
「な、何言ってるんだ、それは有名なゲームキャラのデザインを元に、俺がアレンジしたコスチュームだ! 可愛いじゃないか! キュートじゃないか! ラブリーじゃないか!」
「う〜ん、露出が多過ぎるよ・・・・」
ノースリーブのレオタードがちょっとハイレグ気味なので、お尻の辺りを気にする。
「それよりゆかり! 早くしないとあいつが逃げるぞ!」
「にゃにゃっ、そうだった!」
ねこにゃんモードのゆかりんがアスファルトを蹴った。ユタカもその後を追うが、行く手に笠目の兄弟たちが立ち塞がった。
「お兄ちゃんを守るんだ!」
3人の子供がユタカの足にパンチやキックの攻撃を仕掛けてくる。
「いてて、どけ、お前ら! ぶん殴るぞ!」
怒鳴るユタカだが、さすがに子供相手に本気になるわけにはいかない。あまり力を入れて振りほどこうとすると、怪我をさせてしまう。
「くそ、どいてくれ! こうなったら・・・・」
ユタカは一歩退き、子供たちに向かって叫んだ。
「卑怯だぞ、お前ら!」
「えっ!?」
「1人に対して3人がかりとは、それでも正義の味方か!」
「こ、これはチームワークなんだよ! 戦隊モノでは常識じゃないの」
「違う、ただの弱い者虐めだ!」
「だ、だって、おじちゃん・・・・」
「お兄ちゃんだ!」
ビシっと子供たちに向かって指を差す。
「1対1で戦えるようになったら、相手をしてやる! それまで俺との勝負はお預けだ、いいな!」
ひるんだ子供たちの脇を抜け、ユタカはゆかりの後を追った。全速力で走るユタカは、ほどなく白猫ゆかりんに追いつき、走りながら話し掛ける。
「気を付けろ、ゆかり。さっきの俺たちがいた空間、あれはオタクの空間だ」
「オタクの空間?」
「某宇宙刑事モノに出て来たような別空間とは少し違う。この世界にいて、自分の世界を展開して閉じ込めてしまうんだ。オタ空間、とでも言っておこうか。オタクは総じて自分の世界に閉じこもる。あの空間は彼の『自分の空間』を現実化し、形にしたものだ。彼らの世界には、他人の世界は介入できない。ゆかりが魔法少女に変身出来なかったのも、そういう理由だ。奴の世界に対応できる、順応できる世界を持って対抗するしかないんだ」
「・・・・気を付けるって、具体的にどうすればいいの?」
「なるべく俺と一緒にいろ」
「へ?」
「俺はオタクの世界に対応できる自信がある」
「・・・・あまり自慢できる自信じゃないね」
「放っとけ! その能力でさっきはあいつを追い払うことが出来たんだぞ!」
「・・・・それは否定しないにゃん」
確かに先程のようなオタクの世界に引き込まれてしまったら、ゆかりは手も足も出ない可能性がある。もし他のマジカルアイテムを持つ者達も、同じような空間を作ることが出来たら・・・・そう思うとゆかりはぞっとした。
「きゃぁぁぁぁぁぁ!」
「!?」
通りかかった公園の中から、女性の叫び声が聞こえた。あまりの切羽詰まった叫び声に、ゆかりんとユタカは足を止め様子を伺った。
「な、何だろ?」
「女性が襲われてるのか? だが、今はあいつを追わないと・・・・」
笠目の後ろ姿が小さくなる。
どうしよう、とゆかりが迷っていると、公園の中から人影が飛び出して来た。
「きゃぁぁぁ! た、助けて〜!」
「え? あのインテリ眼鏡は・・・・八重島節子!?」
「知ってるのか、ゆかり?」
「うん、教育委員会の会長さんで、一度だけ会ったことがあるにゃん」
「た、助けてザマス!」
2人に気付いた節子が、慌てて駆け寄ってくる。
「どうしたんですか?」
ユタカは節子を見て「男に襲われたってわけじゃなさそうだ」と思った。
「か、怪物、ロ、ロボット!」
「ロボット!?」
「そう言えばこの公園、この前ロボット騒動があった公園だよ!」
「ここがそうか」
ユタカもそのニュースは知っていた。ロボットらしき影を見た人がいる、とワイドショーなどで取り上げられていて、彼も少なからず興味を持っていたのだった。
静まり返った公園の中に、がしゃん、がしゃんと重量感のある機械的な音が響く。
「・・・・来たザマス!」
「マジかよ?」
ユタカとゆかりんは、公園の入り口から中を覗き見た。ロボットなどと言われても、まだにわかに信じ難い。
「・・・・わ」
「・・・・本物かよ」
公園の噴水の前に、体長5メートルはあると思われるロボットが立っていた。
「ひょっとして、さっきの人が作ったのかにゃ・・・・?」
「戦隊ヒーロー物にはロボットが付き物だが・・・・あのロボットは違う」
「どうして分かるの?」
「デザインだ。明らかに戦隊モノのロボットのデザインとは違う。オタクならそういうこだわりは大切にするはずだ。あいつは・・・・例えるならグンダム系だな」
「あ、グンダムならゆかりも知ってるにゃん」
「大きさは違うがな」
グンダムならその大きさは20メートル前後である。
(中に誰か乗っているのか? 自動操縦か? 意志を持っているのか?)
ユタカは注意深くロボットを観察したが、外見からは有人か無人か、それすら分からない。
「あれが魔法で生み出されたものだとしたら・・・・」
ゆかりんが小声でユタカに話しかける。
「今はあの変な空間じゃないよね」
「あぁ、ごく普通の世界だな。先ほど感じたような違和感はない」
「だったら、ゆかりの魔法も使えるにゃ。ユタカ、節子さんを連れて逃げて」
「何だって?」
「魔法を使っている所を、見られるわけにはいかないでしょ」
「そりゃそうだが、1人で大丈夫なのか?」
「魔法で作られたものなら、ゆかりの新必殺技で倒せるから」
「・・・・分かった、だが無理はするなよ。危なくなったらさっさと逃げるか、俺を呼べ。ゆかりが怪我をするより、魔法少女だってことがバレる方がまだマシだ」
「・・・・うん」
ユタカが節子を伴ってこの場を去ったのを確認し、ゆかりんはロボットに相対した。
(攻撃は・・・・してくるのかにゃ?)
ゆかりんが警戒しつつ様子を伺っていると、ロボットの目が光った。
腰に付いている筒のようなものを取り外し、それを構える。その直後、筒から眩しく光る1本の光の棒が伸びた。いわゆるビームサーベルである。
(白い奴か!)
ロボットはビームサーベルを持ったまま、ゆかりん目掛けて走り出した!
「うわっ!」
サーベルが今までゆかりんがいた場所へと振り下ろされる。見た目や大きさからは想像できないほど俊敏な動きだった。
「殺す気なの〜!?」
実は、ゆかりんは気付いていないことだったが、ビームサーベルが振り下ろされた地面には何事も起こっていない。その攻撃自体には殺傷能力は無さそうだった。ビームと言うよりは、ただの光の棒なのだろう。
素早くジャンプしたねこにゃんゆかりんは、ロボットの後ろに回り込んで孫の手を取り出した。
「マジカル・リゾリューション!」
孫の手に青白い光が集まる。
「フェアリーナイト・ムーン!」
光が細かい粒となって、ロボット目掛けて一直線に飛ぶ。
「ちいっ!」
FNMを浴びたロボットの右肩が、細かい粒子となって飛び散った。肩を失った右腕は、支えを無くして地面に落下する。ドシン、という重量感のある鈍い音がした。
(効いたってことは、あのロボットも魔法で生み出された物なんだ!)
そうと分かればゆかりんに勝機はある。
右腕をもがれたロボットは、左手でビームサーベルを拾い上げてゆかりんを睨んだ。
(魔法少女・・・・姫宮ゆかりか。奇抜な格好をしているから気が付かなかった)
そのロボットの中に入っている人物は、うさみみ中学の教育実習生であり、MOTの隊長・大河原光だった。
(可愛い生徒のプラモデルを壊した八重島節子を少し痛い目に会わせてやろうと思ったのだが、邪魔が入ったな。このMSはまだ試作品、魔法少女相手に勝てるようには出来ていない。ひとまず、退くか)
ちなみに「MS」とは、グンダムに登場するロボット兵器の総称である「モビル・システム」の略称だが、大河原はそれをもじって「マジカル・シューター」と名付けた。
「姫宮ゆかり」
「わ、喋った! って、ゆかりの名前を知ってるのかにゃ!?」
「君は運がいい」
「?」
「いずれ君には真の恐怖を味わせてあげよう」
「お、お断りするにゃん」
大河原の駆るMSの巨体がが半回転し、公園の奥へと逃げ出した。
「まて〜!」
ゆかりんはその背中に向けてフェアリーナイトムーンを連続で射出した。だが、後ろに目でも付いているかのようにMSは左右に避けながら走り去る。
「当たりはせんよ!」
「待て〜! あ・・・・」
孫の手から出ていたFNMの光が消えて行く。
「魔力切れ・・・・」
MSの追跡を断念したゆかりは、ユタカと節子の元へと足を運んだ。
「大丈夫か、ゆかり?」
「うん、ロボットは逃げて行ったよ」
「ゆかりが無事なら、それでいいんだ」
ポンとユタカの手がゆかりの頭に乗せられた。
「もう大丈夫だよ」
ゆかりんがユタカの後ろにいた節子に声を掛ける。怯えている節子を見て、ゆかりんは「可愛いところもあるんだな」と思った。
「・・・・姫宮さん、ところであなた、こんな時間に何をしてるザマスか?」
「え?」
「しかも、その破廉恥な格好は何ザマスか! 趣味が悪いにもほどがあるザマス!」
趣味が悪いと言われ、デザインしたユタカはちょっぴりへこんだ。
「こ、これは、その・・・・」
「こちらの殿方は、どなたザマス? 姫宮さんとどういうご関係?」
「ぼ、僕はゆかりの兄です」
節子の眼力に怯みながらユタカが答える。
「お兄さん?」
節子はゆかりとユタカを交互に見る。
「随分とお歳が離れているように見えるザマスが」
「歳の離れた妹です」
ユタカはどこかの歌の一節のように抑揚を付けて言ってみたが、節子に胡散臭そうに見られただけだった。
「妹さん、どうしてあんな格好してるザマスか?」
「えっとですね、ちょっと芝居の稽古の途中でコンビニにでも行こうかと・・・・すぐ近くなので、そのままの格好で来てしまいました」
「お芝居ザマスか?」
「ええ、ちょっと趣味で。私の友人たち数人でちょっとした劇団をやっているのですが、今度その公演にゲストでゆかりに出演してもらうことになりまして。今日はその稽古の日だったものですから」
ユタカの口からスラスラと嘘が出てくる。節子はデタラメに納得し、助けて貰った礼を言って2人と別れた。
「ユタカ、よくあんな作り話がすぐに言えたね」
「歳の功だな」
さて笠目も見失ったし、今日のところは帰るか、とユタカが提案したところ、ゆかりが何かを思い出したように立ち止まった。
「あ・・・・どうしよう」
「どうした?」
「魔力を使い切っちゃって・・・・元の姿に戻れない。どうしよう、こんな恥ずかしい格好で・・・・そうか、上から服を着ればいいんだ。って言うか、ぷにぷにゆかりんのままじゃ帰れないじゃないの!」
「お父さんはゆかりが魔女っ娘だって知らないのか?」
「お父さん、頭が堅いから。説明するのが面倒だな〜って思って」
「まぁ、普通は信じないよな。俺のように柔軟な頭の持ち主はそうそういない」
「ユタカは単純すぎるよ」
「で・・・・どうするんだ? 今夜はど、どこかに、と、泊まっていくか?」
「何でそういう喋り方になるの〜!?」
「い、いや、変なことなんて考えてないぞ」
「どうだか・・・・元に戻るだけの魔力なら、ちょっとだけ孫の手を寝かせれば回復すると思うよ」
「ご、ご休息か?」
ガスっとユタカの向こう脛にゆかりのキューティーキックが炸裂する。
「あうち!」
「ねぇユタカ、今のゆかりは中学生なんだよ」
「でも本当は27歳だから、問題なしだ!」
「ひょっとして、元の姿に戻って欲しくないとか・・・・」
「・・・・」
「そこで黙るな〜!」
先程とは別の向こう脛にゆかりのラブリーキックがヒットした。
玄関の鍵を開けるのももどかしく、村木は自分の部屋に駆け込んだ。
(さぁ、作るぞ、透子たんのリアルフィギュア、いや、クローンを!)
部屋のベッドの上には、透子そっくりのフィギュアが腰を下ろしていた。
「こ、これで透子たんの頭を叩けばいいのか?」
マジカルハンマー様に向かって問いかける。
(あぁ、そうだ。向きを間違えるなよ。さっき本物の藤堂院透子を殴った面と違う面で叩くんだ)
「え? ど、どっちで殴ったか分からないよ!」
(慌てるな、俺様が覚えている。赤いラインのある方だ)
「よ、良かったぁ・・・・」
村木はドキドキしながらマジカルハンマーを構えた。
「い、いくよ!」
これで、透子たんとあんなことやこんなことが出来る!
ぴこん!
なかなかいい音が響いた。
暫くの静寂の後、透子フィギュアの目が開いた。
「・・・・」
「と、透子たん?」
「・・・・ここは?」
顔も声もそっくりだ! 村木は思わず踊り出しそうになった。いや、もはや踊っている。
「やった、やった、やった! これで透子たんは僕のものだ!」
「どうして?」
「へ?」
「どうしてあたしがあなたのものなの?」
「どうしてって・・・・」
ちょっとおかしい。自分の空想とは違う。
(まぁ、いきなりで戸惑っているんだろう)
村木は気を取り直し、にせ透子の前に立った。
「僕のことは、ご主人様と呼べ」
「どうして?」
「・・・・どうしてって・・・・」
村木は理由を聞かれるとは思ってもみなかった。自分が作ったフィギュアなのだから、自分の言うことを聞くのは当然のことだと思っていたのだ。
(ま、まぁいいや。それより・・・・)
「と、透子たん!」
村木は一拍置いて、コピー透子に向かって両手を広げ、抱きつきにかかった。
「きゃっ!」
とっさのことで逃げられなかったにせ透子は、ベッドの上に押し倒された。
「透子たん、僕、初めてなんです! よ、よろしくお願いします!」
バキ、と鈍い音がして、村木の頭にベッド脇にあった目覚し時計が振り下ろされた。
「ぎゃっ!」
「何するのよ!」
「何って、決ってるだろ、アレだよ! いてぇ〜」
「そんなことのためにあたしを作ったの!? マジカルアイテムを奪う為じゃないの?」
「へ?」
「透子の姿なら油断するから、ゆかりからマジカルアイテムを奪う。その後、ゆかりのコピーを作って透子から奪う。そういう作戦じゃないの?」
「・・・・」
村木はそんなことは全然考えていなかった。ただ純粋に、透子にあんなことをして貰ったり、こんなことをやっても誰にも文句を言われない、そんな妄想しか抱いていなかったのだ。
「そう言えば・・・・笠目さんから姫宮ゆかりの家に来いって呼び出しを受けたんだった、忘れてた!」
「ほら、早くしないと!」
「どうしよう、怒られるよ! 約束の時間はとっくに過ぎてる!」
「大丈夫、あなたがマジカルアイテムを奪えば、許してくれるわよ」
「そ、そうかな?」
「それじゃ早速、ゆかりの家に行きましょう」
そう言って、にせ透子は手を差し出した。
「え?」
「マジカルアイテムは魔女っ娘が持っていた方がいいと思わない? あたしの方が扱いに長けているわけだし、戦力になると思うわ」
「でも・・・・」
「一時的に借りるだけだから」
村木にとっては自分の夢を叶えてくれる、大事なマジカルハンマー様だ。自分が作り出した透子とはいえ、渡すのは気が引ける。
「ねぇ、おねがい」
にせ透子が猫なで声を出し、上目遣いで村木を見る。効果はてきめんだった。
「あ、後で返してね」
頬を赤らめながら、村木はコピー透子にマジカルハンマーを差し出した。
「もちろん。ちょっと借りるだけだから」
にせ透子はマジカルハンマーを受け取ると「急ぎましょう」と立ち上がった。
18th Dream へ続く
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