話数選択へ戻る


タイトル


 19th Revenge 「借りの返済」


 アニオタショップ「ゲーマニア」は星澄家から歩いて三十分程度の場所にある。一度来ただけだが、ナナは場所を覚えていた。
 白のノースリーブにプリーツの白いミニスカート、白いソックス。キャップは赤でアクセントを付けた。何となく日の丸チックだ。
 平日だが夏休みに入っているので、店内はある程度の客が入っていた。不思議と社会人のような年齢の客もちらほら見掛ける。たまたま休みなのか、出社時間が遅いのか、外回りのついでに寄ったのか、仕事をしていないのか、理由は色々あるだろう。
 そんな中に国守宅也の姿があった。今日はアニメ「高飛車戦士ツンデレラ」DVD第1巻の発売日であり、購入者先着でイベント参加券が貰えるのだ。仕事が終わってからだと参加券がなくなる可能性がある。よって宅也は今日、急病を理由に仕事を休んだのだった。店内ではDVDを宣伝する為のビデオが放映されていた。


 舞踏会の最中、王子は階段を駆け上がってくるツンデレラに向かって手を伸ばした。
「おおツンデレラ、待っていたよ!」
「べ、別にあなたと踊る為に走って来たわけじゃないんだからねっ!」
 王子とツンデレラの手が重なり合うと思った瞬間、二人の間に巨大なカボチャが割って入って来た。
「えぇいツンデレラ! よくも私の鏡を割ってくれたわね!」
「鏡の精!? 誤解よ、あなたの鏡を割ったのは魔女だわ!」
「ええい、戯言を! ちょっと褒めてやったらいい気になりやがって!」
 鏡の精の操るカボチャロボが王子に襲い掛かる。
「手始めに王子を目の前で肉塊にしてくれるわ!」
「仕方ない、変身よ!」
 ツンデレラが履いているガラスの靴が光る。豪奢なドレスからレオタードを主体としたアクティブなコスチュームに変化した。間一髪、カボチャロボのパンチから王子を助け出したツンデレラは王子をそっと床に下ろした。
「怪我はない?」
「あ、ありがとうツンデレラ」
「勘違いしないで、別にあんたを助けたんじゃないわ、ただあいつの思い通りになるのがイヤだっただけよ。でも・・・・」
 ツンデレラの頬が少しだけ紅く染まった。
「無事で良かったわ」


(うお〜、ツンデレ萌え〜!)
 宅也は既に自分が買い物籠に入れてあるDVDの店頭プロモを見ながら、人目も気にせず萌えていた。だが宅也の目は、視界の隅を横切った白い服の女の子を見逃さなかった。
(む、後姿だがあれは間違いなく美少女・・・・)
 宅也はそのミニスカートの女の子が屈まないだろうかと尾行した。
(平積みのコミックや雑誌を取る時は絶対に屈むはずだ。あの短さなら見える可能性が大!)
 ナナはCDやDVDを見て「お金、ないからなぁ」と呟きながら店内を回っていた。
(あ、あれは・・・・)
 ナナが横を向いた。
(ナナちゃんじゃないか!)
 その瞬間、宅也の体に電流が走った。
(戻って来てくれたのか、ナナちゃん! 僕に会う為に、淋しくて帰って来ちゃったんだね! そして今、ここまで僕を捜しに来てくれた! 僕の為にわざわざそんな可愛い服を着て!)
 宅也が勝手な妄想で感動している間に、ナナが店を出ようとしていた。
「待って、ナナちゃん!」
 宅也もナナを追って店を出ようとした。その瞬間、出入り口の警報ブザーが鳴る。
「あっ」
「ちょっとお客さん!」
 店員がすっ飛んで来た。商品を持ったまま店を出ようとしたので、盗難防止タグを感知して警報機が鳴ったのだ。
「ま、間違って出ちゃったんです、泥棒じゃないんです!」


 宅也はレジを通って代金を払い、慌てて外に出た。
(ナナちゃん、どこだ!? 僕はここにいるよ!)
 通りの左右を見渡す。宅也の「美少女サーチアイ」が本領を発揮した。
(いたっ!)
 白い服と紅い帽子を視界に捕らえロックオンし、宅也は走った。
(ナナちゃ〜ん! 僕も会いたかったよ〜!)
 ナナが路地に入る。宅也もそれを追った。
「!」
 ナナを三人の男が取り囲んでいた。
「神無月奈々美だな」
「そうですけど?」
 ナナが肯定した途端、ナナの口がガーゼのような白い布で塞がれた。左右の腕を両脇の男に掴まれ、ナナは抵抗した。
「ん、んん、んんー!」
「ペンダントを取れ、それがアイテムだ」
 男の命令で、ナナの右腕を掴んでいた男がナナの胸元に手を伸ばす。宅也はそれを見て「やめろー!」と叫びながら突進した。
「な、何だあいつは!」
「僕のナナちゃんの胸に触るな〜! それは、いいものだっ!」
 宅也の脂肪だらけの腹に、革靴の先がめり込む。
「げふっ・・・・」
「ブタが」
 宅也は地面を揺らし、倒れた。だがすぐに起き上がる。
「ナナちゃん、いじめた・・・・」
「な、何だこいつは」
「ケロロフィルムなんて嗅がせて、何をするつもりだ・・・・」
「ひょっとしてクロロホルムのことか?」
「ナナちゃんの体も心も、僕のものだ!」
 宅也が再び飛び掛る。だが左の頬に鈍い痛みが走ったかと思うと、宅也の体は横倒しになっていた。男が回し蹴りを放ったのだ。
「おい、行くぞ」
 男らは車の後部座席にナナを押し込むと、砂埃を上げて車を発進させた。
「何だ、あのブタ」
「おいおい、その言い方は失礼だろう、ブタに。ブタは食えるがあれは不味そうだ」
「食中毒を起こすな」
 男達は笑ったが、その顔が引きつった。宅也が車を追い掛けて走って来たのだ。
「おいおい、あの体で付いてくるぜ」
「スピードを上げろ」
「ナナちゃ〜ん!」
 足が縺れた。前のめりに激しく転倒し、膝を強打する。転がり、肘も肩も擦りむいた。ボウリングのようにポリバケツを倒すと、電柱にぶつかって宅也の体は止まった。
 その様子を、通りがかった線の細い男が目撃した。
(タクじゃないか?)
 その男、朝比奈陽(あさひな よう)は宅也に駆け寄ると「大丈夫か!?」と声を掛けた。
「僕だ、陽だ、分かるか?」
「ナ、ナナちゃんが・・・・ナナちゃんが・・・・」
 宅也が走り去った車を指差した。
「ナナちゃん? 奈々美ちゃんか? あの車がどうした!?」
「連れて・・・・行かれた・・・・いやらしいこと、される・・・・助けて・・・・」
「何だって!?」
「助けて・・・・」
 宅也はそれだけ言うと、体から力が抜けてグッタリとなった。
「お、おい、タク」
 揺すってみたが目を開けない。陽は救急車を呼び、次に真樹の携帯電話に連絡を入れた。
「ただ今、電話に出ることが出来ません。御用の方は・・・・」
 留守電の応答メッセージが出た。
(マキちゃん、何をしてるんだ! 早くしないとナナちゃんが!)


 貴美愛は自分達親子を苦しめてきた闇金融業者があるビルへと来ていた。
「ここよ」
 貴美愛が雑居ビルを見上げた。このビルの三階に貴美愛が復讐すべき人間がいる。
「行くわよ」
 貴美愛がビルの入り口から中に入ろうとした時、警備員風の男に呼び止められた。
「待ちなさい。君、どこに行くのかな?」
「崎谷(さきや)金融よ」
「お嬢ちゃん、そこが何の会社か知ってるの?」
「人の弱みに付け込んで騙し、多額の借金を背負わせた上で非常識で法外な金利でその額を膨らませ、非人道的な取り立てを行う闇金業者よ」
 貴美愛の言葉を聞き、警備員の顔が変貌した。
「何のつもりだ、このガキ」
「丁度いいわ、案内しなさい」
「嘗めてんじゃねぇぞ!」
 貴美愛に向かって伸ばした手が、兇によって捻り上げられる。
「痛えっ!」
 警備員の男の耳が、トンネルに入った時のようにキーンと鳴った。
「セルフ・ディメンションを張ったわ。これで周りに声は聞こえない」
「じゃあ遠慮なく」
 兇が腕をねじると、警備員は更に悲痛な声を上げた。
「いてぇ、いてぇ、は、離してくれ!」
「案内するなら考えてもいいわよ」


 警備員は貴美愛らを三階の崎谷金融の入り口まで案内し、逃げるように去って行った。どうも警備員ですらこの崎谷金融を恐れているらしい。
「入るわ」
 店内に入ると、窓口の女性が「いらっしゃいませ」と満面の笑みで迎えた。だが貴美愛の顔を見た途端、その笑顔は消え失せた。
「誰、あんた」
 声も先程とは違い、低くなっている。
「社長はどこ?」
「はぁ?」
「聞こえないのか?」
 兇は素早く窓口に近付き、受付の女性の耳を引っ張った。
「きゃあっ!」
「社長はどこだ、って聞いてんだよ」
 女性は震える手で左後方のドアを指した。
「お邪魔するわ」
 貴美愛に続き、お供の三人もカウンターの横にある通路を抜け、奥の部屋に入って行った。
「誰だ、お前ら」
 なるほど社長らしい机に、いかにも「私はワルです」と主張しているような顔の男が座っていた。部屋の中には他に二人の男と一人の女がいて、男たちは明らかにワルの子分です、という顔をしていた。女はいかにも「秘書です」という顔だ。
「顔での自己主張が強い人達ね」
「何だっつってんだよ、あぁ?」
 子分の一人が細い目で貴美愛らを睨む。
「この会社に借金のある小松よ。借りを返しに来たわ」
「ほほう」
 髭はないが、社長が顎を撫でた。
「子供に金を持って来させるなんて、ひでぇ親だな」
「酷さはあなた達に負けるわ」
「小松・・・・っと」
 秘書だろうか、パソコンの前に座っていた女性がマウスを操作した。
「明日が返済日になっています・・・・担当は昨日事故を起こした取り立て屋です」
「ほほう。ま、取り立て屋が死んでも借金は無くならないからな。で、どれだけ持って来たんだい、お嬢さん」
「お金なんてないわ」
「何だと? ふざけてんのか」
「私があなたに返すのは『恐怖』」
 一瞬の出来事だった。子分の男二人が兇の攻撃でカーペットの上に倒れ、貴美愛の抜き放ったマルクブリンガーが社長の喉元に突きつけられた。
「何の、真似だ」
「へぇ、この状態で声が出るなんて。度胸はあるわね。それとも感情がないのかしら? あれだけ人でなしの取立てをさせるんだから」
「おいっ、警察を呼べ」
 社長が女性に向かって言った。
「あら、警察を呼ばれてはあなたも困るんじゃない?」
「黙れ」
 社長は威厳を保つべく、剣を突きつけられながらも貴美愛を睨み返した。女性は慌てて電話の受話器を持ち上げる。その腕を兇が止めた。
「女に暴力を振るうのは趣味じゃねぇな」
「は、離して」
 女性は弱々しく震えていた。その耳元で兇が囁く。
「なぁ、この会社のデータ、あのパソコンに入ってるんだろ? ちょちょっと操作してさ、小松家の借金を消してくれよ」
「そ、そんなこと出来るわけないじゃない」
「そっか・・・・パソコンを壊しても消えたことにはならないだろうし・・・・」
「じゃあ予定通りで」
 亜未がそう言ってポシェットから取り出したのは、口紅だった。キャップを外し、自分の唇に紅を引く。社長と女性は、亜未がいきなり化粧を始めたのを呆然と見ていた。
 亜未が女性に近付く。
「キッス・オブ・プリンセス」
 亜未が女性と唇を重ねた。
「!」
 女性は突然のことに目を丸くしたが、不思議と逆らいはしなかった。亜未の口付けは唇をただ重ねただけでなく、執拗に、念入りに女性の唇を貪るディープなキスだった。
(いつ見ても亜未のキスは嫌らしいな・・・・)
 兇はその行為を見ているだけで興奮してきた。烈は目を逸らしていた。
「ふぅ・・・・」
 亜未と女性の唇がようやく離れる。女性の唇は亜未が引いた口紅の色に見事に染まっていた。
「さ、パソコンの前に座って」
 亜未がそう言うと、女性は「はい」と言ってデスクに座った。
「小松家の借金を全て返したように入力して。不自然じゃないように、今まで少しずつ返したように入れてね」
「はい」
「な、何だと、おい! 冬子(ふゆこ)!」
 社長は秘書を名前で呼んだ。だが冬子は黙々とキーボードを叩いてパスワードを入力している。
「完了しました」
 亜未に向かって、無表情にそう伝える。
「ありがとう。それじゃ次、この会社の無謀で違法な取引とか取り立てとかを暴露するようなデータを何かの媒体にコピーして。警察やマスコミに提出出来るように」
「分かりました。しばらく時間を頂きます」
「てめぇ冬子! 何のつもりだぁっ!」
「無駄よ」
 貴美愛はマジカルバイブルを開いた。
「亜未の『キッス・オブ・プリンセス』はあの口紅が取れない限り、亜未の命令には絶対服従。誰の言葉にも耳を傾けないわ」
「お、お前達は一体・・・・」
 マジカルバイブルが光を放つ。
「デッドリー・ナイトメア」
 頭を抱えて床を転がる社長に一度も視線を向けることなく、冬子は亜未の命令を従順にこなしていた。
「データROMの作成が済んだら、このリストに書かれている場所に一枚ずつ配ること。その作業が済むまでは誰かとキスをしないこと、いいわね?」
「分かりました」
「ま、わざわざ言わなくても男っ気はなさそうだけど」
 女性がリストを受け取る。リストには警察、各種報道機関等の住所が記載されていた。これで内部告発という形でこの会社のやり口が明るみに出ることになる。
「これでこの会社は終わり」
 貴美愛は冷ややかな目で、頭を抱えている社長を見下ろした。
「刑務所で悪夢を見続けなさい」
 貴美愛は踵を返した。
「次、行くわよ」
 兇、烈、亜未がそれに続く。
「なぁ姫、暴れ足りないぜ」
 兇が唇を尖らせ、不満を漏らした。今日は思い切り暴れられると貴美愛から聞いていたし、手加減しなくてもいいと言われていたのだ。それなのに喧嘩をすることもなくあっけなく終わってしまい、兇にとっては拍子抜けだった。
「悪徳業者だから腕の立つ用心棒を雇ってたり、拳銃でも出てくるかと思ってたのに」
「怪我をしなくて何よりよ」
 貴美愛は雑居ビルを出てしばらく歩いてからセルフ・ディメンションを解いた。これで自分達があのビルに出入りしたところを目撃した者はいないはずだ。
 次のターゲットは卯佐美西総合病院だ。
 妹の柚梨が手術を受けるに際し、ある医師が金を要求したのだ。
「我が病院にとってたいへん恩のある人から頼まれている手術があります。病院側としてはどうしても断り切れない。それが娘さん、柚梨さんの手術の日程と重なっているんです。私は柚梨さんの手術が先に決まっていたので、当然そちらを優先したい。いえ、すべきだと思います。ですが病院に雇われている身の、私個人の力では何とも・・・・」
 金さえあれば裏から病院を説得する。そう言って医師は裏工作用の大金を小松家に要求した。柚梨の心臓は一刻も早く手術しないと危険である、と言われている。手術の日程が延びれば、次はいつ手術出来るかわからない。他の病院で手術するには、手続きが多く間に合わないと言う。病院や医師のシステムがよく分かっていない小松家は、柚梨の命を助ける為にと金を用意した。だが小松家は既に父が残した大量の借金がある。大金を用意するには、どこからか借りるしかなかった。だが借金がある家にお金を貸してくれる所は、まっとうな業者にはない。
 困った末に小松家が金を借りたのは、崎谷金融だった。
(今になって考えれば、あの医師と崎谷はグルだったのかもしれない)
 卯佐美西総合病院に到着した貴美愛は、白くそびえ立つ病棟を睨んだ。
 貴美愛は既にセルフ・ディメンションを張っていた。ここにはまだ、うさみみ中学の校長が入院している。となれば、あのやっかいな孫娘・出雲巳弥に見付かる可能性があるからだ。
「どうしますか、姫。あの孫娘に見付かってはやっかいです。ここでは危険だと思いますが」
 烈が慎重な意見を述べた。
「そんな奴、見付かったら俺がやっつけてやるよ」
 兇が指を鳴らす。兇は巳弥の事は話に聞いているだけで、実際には逢っていない。その時は寝坊で置いて行かれ、泉流と出逢ったり犬を助けたりしていた。
「君は実際に戦ってないからそう言えるんだ」
「何だよ、烈。その女に俺が負けると言うのか?」
「分からない。だが僕達と戦った時があの人の実力だとは思えなかった」
「・・・・面白いじゃねぇか」
 兇の顔が不敵に笑った。そんな兇に貴美愛が言った。
「それもいいかなとは思っていたのよ」
「俺と、その得体の知れない女が戦うってことか?」
「ええ。でも兇が勝ったとしても、無事では済まないと思うの。だから治癒要員が必要だった。それが実現しなかった今、あの人と兇を戦わせるわけにはいかないわ」
「俺ならいいぜ、強敵と戦えるならどうなっても」
「そんなこと、私が許さない」
 貴美愛の目が眼鏡の奥から兇を見た。
「あなた達が私を守ってくれるのと同様、私もあなた達を無事にエミネントに帰す責任があるわ。だから無茶をしないで」
「・・・・姫」
 兇は貴美愛から目を逸らすと「分かったよ」と呟いた。
「烈の言う通り、出雲巳弥に見付かると面倒ね。彼女は無視って決めたから・・・・」
 貴美愛の視線が病院の正面玄関に向けられる。兇、烈、亜未もその視線の先を見た。
「・・・・出雲巳弥」
 祖父を見舞いに来て、帰る所だったのだろう。麦藁帽子を被り、目を細めながら通用門の方へ歩いて行った。
「・・・・これだけ離れているとディメンションの感知は出来ないみたいね」
 心臓の鼓動が激しかった。
 巳弥の姿が見えなくなって暫くの後、貴美愛は兇達にリュックに入るように指示し、ディメンションを解いた。
「出雲巳弥さえいなければ恐れるものはない。堂々と行くわ」
(我々がまた来るかもしれないと思い、神無月奈々美らが見張っているという可能性は考えられませんか?)
 烈が心話で話し掛けてきた。
「その可能性はなくはないけど・・・・あっちは人手が足りない。そんな人的余裕はないはずよ。それに万が一見張っていても校長の部屋。病棟に近付かなければ広い病院だもの、私のマジカルバイブルの魔力程度なら感知出来ないはずよ」



20th Revenge に続く




話数選択へ戻る