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堀江由衣「黒猫と月気球をめぐる冒険」発売記念イベントin大阪
       3/9 IMPホール 昼の部


 運良く当たった参加券で行くことができました。神様ありがとう。というか、クジを引くときにピピっと来たので、穴から見えた箱の底に張り付いたクジを抜き取ったら当たりだったのだ。実力だ。

 まず事前に今回のイベントで売り出されるクリップ集のVHSを某友人に頼まれた分と合わせて2本買う。

 券には「席は当日、抽選」とあったのでゆっくり現地へ。葉書にある整理番号に従って並ばされるが抽選予定時間を大幅にオーバーし、会場時間に迫る勢い。自分は「0014番」だったので、先頭の1〜20番の列に入る。抽選なのでその辺りはアバウトだ。よく「残り物には福がある」というが、自分で運を掴むためにできるだけ前のほうに並んだ。4番目だった。いざ抽選!という意気込んだまでは良かったが、クジ箱らしきものはどこにもなく、係りのお姉さんが1人1人に手渡しでチケットを配ってゆく。すでにシャッフルされているのか、と思いきやチケットはどうにもこうにも順番整列。結局、抽選ではなく整理券の番号順だったというオチだった。これが分かっていれば、15番前後にチケットを貰えば中央の席だったのに。
 何だかんだで最前列。しかし左端のスピーカーの真ん前だった。

 13時10分前、ステージに吉本の若手芸人風の2人組が現れた。前説ということで、今日の諸注意を冗談を交えつつコント風にやってのけるが、大阪の客でなくても笑えない。苦笑はしてやってもよい程度だった。実はこの売れない漫才コンビ、キングレコードの宣伝担当とプロデューサーであった。

 13時、開演。
 いきなりバックダンサー2人を従えて俺の、もとい我らが堀江由衣登場。オープニングナンバーは「どんなことだって」。ん、先月のファーストライブと同じだ。しかも2曲目も同じ「フェイク・ファー」。更に衣装も同じ!? もう1度ライブに来たような感覚を持ちつつも、違ったのは会場のノリ。今日のように整理番号順に入場となると、何人かで来ている人は席がバラバラになり、来る予定のない人でもアルバムを買って偶然当たったので来た人も大勢いるだろう。それ故、ライブ未経験者多数。最前列は立たない! 何故? 何故? 何で座っていられるの? 俺は・・・後ろを見ると座っている。俺が立つと後ろも立たざるを得ない。立てない。小心者! せめてもの反抗、手拍子だけは最前列の誰にも負けないくらい頑張った。

 MC。「みなさん、こんにちは〜」「大阪のみなさん、こんにちは〜」「大阪以外のみなさん、こんにちは〜」で始まる。何故か「大阪以外」の客席の声が一番大きい。
 「今日は、イベント・・・です!」
 知ってる。だからみんなここにいる。
 相変わらず下手なオープニングの挨拶をさっさと切り上げ、他人任せにしようと「1人では心細いので」とさっきの漫才コンビを呼ぶほっちゃん。ここで2人の正体を知る。更に助っ人、アーツの大楽さんを召還。
 リリースされてかなり時間がたっているが、アルバム発売記念イベントということでアルバムに関する裏話などを話そうとするが、3人とも「そこらじゅうで話しつくしてしまった」ので話すことがない・・・らしい。それでも無理矢理話題を出そうと「東スポ(大スポ)」でアルバムが紹介された話を取り上げ、「アニメ界の浜崎あゆみと言われている」と書かれたことに対して「誰も言ってね〜よ!」と全員で突っ込む。会場から「Kanonのあゆとかけている」と俺も思っていたネタが飛び出すが「いや、そこまで考えてないと思う」と一蹴されてしまう。
 他には「スタジオには霊が篭る」という話題で、レコーディングスタジオの隅に意味もなく水が飾られていたなどの恐怖体験を語る。その水はただ置き忘れられていただけのような気もするが・・・。

 ここらで恒例の質問コーナー。
 何故か「名古屋でも当てて貰った」という人や、ほっちゃんに「新宿でたまたま会った」と言って貰えた人たちが指名される。何故だ? そういうオーラが出ているのか、彼らは? こんなに何十人も手を挙げている中で、なぜ指名される?  「今までの歌の中で、取り直したい曲はありますか?」の質問に「PINCH!」と答える姫。会場内からさりげなく「おお〜」。「あの曲はフルコーラスの入ったCDってないんですよね」とさすがキングの人。ほっちゃんは「ぎこちない歌い方」だと言うが、あれはあれで味があっていいと思うぞ。
 「振り付けは誰が考えているのですか?」の問いには、全部女性の振付師が付いていて、その人は先日、ウリナリの番組に出ていたらしい、結構有名な人だそうだ。

 女の子の質問では、女の子らしく「子供に名前を付けるとしたら?」というものがあった。男には聞けない質問だろう。答えとして「決めてるんですよ〜」と言い「女の子だったら、とうこ。漢字はまだ決めてなくて、東か灯台の灯か十か透か・・・」と色々出てきた。「男の子だったら、女の子っぽい名前がいいですね。薫君とか、晶君とか、光君とか、忍君とか・・・」これまた色々出てくる。「苗字は?」と聞かれると、「・・・堀江で考えてた」。旦那さんの苗字はカッコいいのが良くて、綾小路とか伊集院など。性格は後から付いてくるらしい。ふざけんな!(笑)
 ・・・ま、こんなことを言っているようではまだまだ子供だな。
 ちなみに「鈴木さんも好きです」と弱々しいフォローを後から付け加えていた。

 ここいらで客席に強制的に振り付けをさせてしまおうのコーナー。
 ダンサーの先生を呼んで、新曲「キラリ宝物」のサビの振りをみんなでやりましょう。最近、こういうのが流行っているんだろうか。何度かやって「大阪、上手いね〜」と感心するほっちゃん。「名古屋は・・・」と言ったところで口をつぐみ「何でもないです、ごめんなさい」。いや、そんな所が由衣たんらしくていいね。多分今回のイベント1発目の名古屋と違って、今日はこれまでのイベントに参加した奴がたくさんいるから上手なんだろう。それだけのことだ。
 そして実践「キラリ宝物」。ここは練習の流れから全員がスタンドアップなので立ってノることができた。実際に歌に乗せると早くて難しい! 歌い終わると司会トリオが出てきて、着替え時間を繋ぐための漫才を行う。大楽さんはなかなかトーク上手で面白い。
 続いては「生で歌うのは今日が初めて」というアルバムからの曲「So depechar」。初めてなのでじっくり聞いて「お、間違えなかったな」と思っていると、ステージの袖に向かって「間違えなかったもんね!」とエバるほっちゃん。子供だ・・・。

 次のコーナーは「大抽選大会」。チケットの半券をランダムに貼り付けたコルクボードに向かって由衣たんがダーツを投げて刺さった人にプレゼント、という内容。「2本投げ」や「3本投げ」で見事に全ダーツ刺さって「やった〜」とやたら素直に喜ぶ由衣たん。子供だ・・・。調子に乗って「今度はビリヤードにしましょうか?」と提案するが、たいらくさんに「客席から見えない」とあえなく却下される。姫はその後、「リリアンの・・・お京」などとスットコドッコイな事を口走っていた。
 当たった人はステージ上に上がってプレゼントを受け取るのだが、この場合は貰ったら暗黙的に大抵は握手の特典が付いているものだ。だが最初の方は「手を出していいのか?いや、駄目か?」と逡巡しつつそのままステージを後にする人ばかり。こちらの客席では「握手して貰えよ〜!」とヤキモキ。そんな中ある人がついに手を出して握手。なぜかこっちもホっと一息。そこで分かったことだが、由衣姫は相手が手を出すまで彼女からは手を出さない!したくないのか? 手を出されると仕方なくやっているのか? いやいや、相手がしたくないと思っているのにこっちから強制的に手を差し出すのはよくない、と考えたに違いない、きっとそうだ。彼女なりの気遣いだ。そう思っておこう。

 「まだまだ元気余ってる?」と、ライブの時に使用した「いぇい!」「いぇい!」をここでも持ち出すほっちゃん。
 そしてラスト2曲へ。まずは「Love destiny」。いいよね。立って、いいよね。後ろの人のことを考えてたら、何もできないよね。立つよ。ここで立たないと、後悔するから。立ちたい。立つよ。・・・スタンドアップ。
 もう、後ろは振り返らない。
 そしてオーラス「この指とまれ」。ライブで覚えた振り付けを慣れた手つきで思う存分やってきた。これで後悔しない。曲は6曲、1時間20分のイベントでした。まぁ、こんなもんだろう。(ちなみにアンコールはありませんでした)


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