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新谷良子トーク&ライブin立命館〜立命にお・で・か・け〜

 新谷良子は偉い。

 昼食を取る為に入ったオムライス専門店で、妙に「カニクリームコロッケオムライス」が気になった。その時は気付かなかったが、後になってその理由に気付く。
 ランチBOXの聞き過ぎ。

 昼食にまで影響を与える、新谷良子は偉い。

 その日の前日から、立命館大学BKC(びわこくさつキャンパスを格好良く横文字で現したもの)は学園祭。せっかくだからと学園内を一周したが、模擬店の呼び込み・勧誘に辟易。さっき喰ったばかりなんだってばYo。
 パンフレットを見ると、新谷良子トーク&イベントの扱いが思い切り小さい。自由に入れないし、チケットを持っている人はわざわざ書かなくてもいいだろうということだろうが、いつの世にもこういう類のものは異端的な扱いなのだろうかと淋しくなる。

 一度控え室に入り、そこから順次会場に向かうのだが、俺の列の時に係員の誘導がなかった。一度行ったことがあるので自分が先導したが、知らなければ部屋を出てどこに向かえばいいのか迷っただろう。以後、気を付けて下さいな。

 入場時に黄色いパンフを貰ったが、ちらほら表紙がカラー刷のものがあった。何か悔しい。主催は立命館VA研(Voice&Animation研究会)様だが、パンフのイラストにしろ、後で紹介する「アフレココーナー」で使用したCGにしろ、あまり上手とは言えない。きっと研究するのが主な活動内容であって、自ら描いたり作ったりするのは専門外なのだろうと納得する。

 14:30開演。りょーこ出現、タイトルコールの後いきなり1曲目「LUCKY GIRL」(セルフカバーver.)。もはやお馴染みの白のブラウスに赤のチェックのミニスカート、黒のハイソックス。これぞ新谷良子!というスタイルで登場してくれた。ミニスカートなのにターンしたり跳んだり・・・・13列目でもドキドキしているのに、最前列だったらどうなってしまうんだろう(オヤジですよ、あぁオヤジですとも)。

 見えてもいいものを履いているにもかかわらず、椅子に座っている時は見えないように気を使う仕草、新谷良子は偉い。

 実は最近、グラビアを見ているとりょーこちゃんが痩せたみたいで私としては非常に困っていたのである。イベントの仕事が多くて痩せたのかな、と思ってました。痩せていい顔とぽちゃっとしてる方が可愛い顔とがあるじゃないですか。でも久し振りに見た彼女はやっぱりふくよかでした。安心です。

 1つめのコーナーは質問コーナー。これは予め今日のイベントに参加する時に出した葉書にそれぞれ書いていたもの。もう1つ「お悩み相談」も葉書を書く際の項目にあったのだが、そのコーナーはなかった。よほどつまらない相談ばかりだったのだろう。悩みがないのはいいことだと思う。

 オタクに好きな子が出来たとしよう。
 最も気になるのは、自分の趣味がその子の許容範囲であるかどうかだ。もし許して貰えなければ、そいつは趣味か彼女かの2者択一を迫られる。だが彼女もオタクであるならば、その問題は一気に解決する。同じ趣味を持っているのだから、理解し合えるであろうと。
 新谷良子は質問コーナーにおいて目覚ましの音や携帯の着メロ、カラオケで歌う曲などの質問に「スレイヤーズ」「ラムネ&40炎」「サクラ大戦」という答えを連発、移動中はゲームボーイアドバンスSP。見事なオタク受けする回答だった。

 オタクが安心して好きになれる女性像、それを天然にやってのける新谷良子は偉い。

 それにしても司会の人、反応がなさすぎ。せっかくりょーこちゃんと話が出来る特権を得ているのに。我々なんて握手会や手渡しでせいぜい30秒程度しか喋れないというのに「緊張してます?」「いっぱいいっぱいですね」とりょーこちゃんに突っ込まれる始末。まぁ緊張するのは仕方ないと思いますが、あれでは司会になりませぬ。アニメの研究をしてる人はみんなあんな感じなのかと思われてしまいますよ。かく言う私も壇上に上がればどうなのか分かりませんが、客席で見ていると「今のは突っ込みを入れる所だろ!」と心の中で叫んでいました。あぁでもりょーこちゃんがワールドカップバレーの話をした時は話をしたかったなぁ。むっちゃ話が広がったのに。

 次のコーナーの支度があるので、ここで1曲。「DEAR FRIENDS」とはなかなか予想外の選曲だった。もう聞けないかも、という点で貴重な1曲でした。

 次はアフレココーナー。クジを引いて選ばれた人がりょーこちゃんと夢の競演が出来るというもの。アニメを作ったのか!と思ったらスライドで用意したCGを写し、それに台本を見ながら声をアテる。これなら口パクがずれる心配がないので安心だ。その甲斐あってか、選ばれた人たちも難なく演技をこなしていました。でもやはり台本を渡されてすぐにあれだけ演技できるりょーこちゃんはさすがにプロです。
 選ばれた人たちがどこから来たか自己紹介すると、大阪=肉まん、和歌山=みかんと思いついた単語を言ってゆくりょーこちゃん。おお、私と同じ和歌山からも来てたんだ。

 続いてゲームコーナー。りょーこちゃんが書いた「あるキャラ」を当てるクイズでは何やらクローバーのようなまおちゃんのバッヂのようなものを書いてゆく。だがこれは簡単にサザエさんだと分かる。「あたし絵、上手?」と喜んでいたが、絵が上手かどうかの話ではない。アニメキャラであの髪型、クイズの題材になるという点から考えるとおのずと答えが出る。
 当たった人にその完成品(ベリーキュートなサザエさん)が送られた。あの絵は部屋に飾っておきたくなる1品だ。誰が見てもサザエさんには見えまい。
 クジで選ばれた人がりょーこちゃんの擬音(パフォーマンス?)を見て、何の音かを当てクイズ。答えは「チェーンソーで丸太を切る音」だが「ちゅい〜ん」が可愛いかった。
 「クイズダービー」のような「ヘキサゴン」(良く知らない)のようなゲームを行うコーナー。ジャンルは「一般常識」なのに「おね水の値段は?」とかどこが一般常識やねんと突っ込まれる出題が多かったが、それにしてもジャンルの中に「新谷良子」があるにも関わらず壇上に上がった人が誰も選ばないと言うのはどういうことよ? 興味がないのかよ! 取り合えずおせじでもいいから選ぶべきなんじゃないのかよ?

 クイズで勝った人たちにサイン入りCDとかDVDが進呈されるのだが、「持っていない」人ばっかりてのはどういうことよ? 確かに持っていない方が渡しがいがあるというものだが、ここに来るならそのくらい持ってなさいよ、せめてシングル買ってよ、という感じだ。りょーこちゃんも「いいのか悪いのか・・・」と言いつつ渡していた。

 水を飲む時に会場から「一気、一気」という最近お決まりの掛け声が。その声に「するかっ!」と返す。こんなくだけた喋り方に、我々は親近感を覚える。そんな新谷良子は偉い。

 最後のライブコーナー。
 「わがままdate show」。初めて生で聞いたのですが、ラップを全て歌うんですね。この曲の時に音楽が小さくて、微妙にアカペラっぽいヴァージョンになっていました。音の調節はちゃんとしような。
 「まったりな昼下がり」。これも意表を突いた選曲。2番に入る時に間違えて、そのまま「止めて、止めて!」とパニックに。しかし時間が押しているため止めてもらえない。と言うか、1番を歌いきった後でやり直しはきかないと思う。パニクるりょーこちゃんもとりあえず可愛い。「わがまま〜」のラップを全て歌いきったのに、間違えてしまったのは非常に悔やまれるところだ。
 最後の曲。「1人で歌うのは初めて」と言うのでGA関連か? と思っていたら「GO GO LOVE!」またまた意外な選曲。もっと最近のシングルから歌うのかと思っていたのですが。「今日ここでしか聞けないというレアなものにしよう」というサービス精神が感じられた。

 あれ、あれがないじゃん!と思っていたらアンコールを忘れていました。もちろん最後は「ピンクのバンビ」。掛け声も決まっていて、一番盛り上がりました。
 「ray of sunshine」のイベントに行けないので聞きたかった。「ひ・あ・た・り・りょーこー!」を叫びたかった。仕方ないので今日、会社帰りの車のなかでシングルをかけて1人で叫んだ。

 ちょっと快感。

 それにしても、こう次々とイベント事があるのはファンには嬉しいことだろう(と言っても東京近辺がほとんどなのが残念だが)。結構忙しくて疲れが溜まっているだろうが笑顔とサービス精神を忘れない、新谷良子はやっぱり偉い。


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