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飯塚雅弓コンサート1999「strawberry smile」in梅田HEATBEAT

 8月26日。
 国際フォーラムから13ヶ月、あの時から待っていた2ndコンサート。あの時は曲数が少なく、消化不良と言って良かった。
そして、ついにコンサートツアー(と言っても2カ所)が大阪から始まった。
「梅田 HEAT BEAT」。
 今だ私の記憶に新しいこのライブホールは、今度はどんな記憶として残るのであろうか。
 私のチケットは「1組51番」。それぞれの組に1〜100の数字が振られており、列の後ろの方は8組と立て札に書いてあった。つまり800余りのうちの51番ということだ。これは期待できる。

 できるだけ前をということで、スピーカー前だが2列目をゲットだぜ。そのお陰でいまだに軽い耳鳴りがしている。これもよい想い出の1つか。18時に入場し、18時35分に始まった。

 1.ストロベリーキャンドル
 いきなり来るとは思ってなかったので、出鼻を挫かれ乗り遅れた。ちなみに今日、家に帰ってくるとFC会報が来ていた。「ライブ前に熟読すること」と書かれていたので思わず「遅い!」とツッコミを入れた。それには「1曲目はアレです」と書かれていた。1曲目に来る「アレ」と言えば、もう「ストキャン」しかないのだ。読んで来た人なら、1曲目の最初の2音で両腕を上げる準備が出来ていたはずなのだ。いきなりつまずいたのであった。
ちなみにこの振り付けはスタンディングのライブハウスでは十分にできるものではない。せめてあと3倍の領地が欲しいところだ 腕を上げるときに隣の肩に当たるわ、前の肩胛骨にあたるわで大変である。これはお互い様なのでもめ事にはならないと思うが。

 2.Magic!
 始まった途端「しまった!」と思わず後悔。これは最新シングル「Ioveletter」のB面なのである。シングルのB面というのはノーマークになりがちなのだが、これも他聞に漏れずノーマークだった。はっきり言って、今の私が唯一歌えない曲だったのだ。さらにつまずいた。

 1回目MC
 「体力を付けるためにバナナを食べてきました」はいいとして、その後の「そんなバナナ」ははっきり言って文章が繋がっていないと思う。飯塚雅弓の悪い癖だと思うが、ダジャレ好きが過ぎてダジャレ声優の肩書きを背負ってしまい、その結果無理にダジャレを言うことが多くなって、意味のない、もしくはコテコテなものを言ってしまうのだ。ここでファンが笑うのはさらに悪循環だ。ここは「ふう〜」とアメリカンに肩をすくめて流してしまわなければ、この状況は打破できないと思われる。
 話がそれたが、実は彼女、大阪に前乗りしていたのだそうだ。そして会場(つまりここ)の下見に来たというのだ。整理番号制でなければ、前日から泊まり込みのファンが来ていたところだ。危ない危ない。で、スタッフに会場前でピースして記念撮影をして貰ったというなんともほほえましい話。
大阪駅からここまでは地下道で直結しているのだが「下のタイルがちょっと滑りやすいので気を付けなきゃと思ってたら転んじゃいました、えへへ」という話だったが、そう、よく転んだという話をする飯塚雅弓であるが果たして本当に言葉の意味通り転んでいるのだろうか? だとしたら怪我とかが心配な所なのだが。ちなみにその地下道でかかってる曲は、音楽プロデューサーでありバックバンドでギターを担当している長谷川智樹さんだそうだ。けっこう面白い性格のパパさんという印象を受けた。
 その夜、大阪と言えばお好み焼きということで千房で「白雪姫」を食べたそうだ。お好みにメレンゲが乗ったやつなのだが、ここで更に「ラーメンとか食べる時にスープすくったりするやつ」などとボケをかましてくれた。

 3.風のkiss
 ラジオ番組のエンディングでずっとかかってたのにアルバム未収録で、やっと去年の暮れにミニアルバムに収録された曲。「フ−ウフウフ−」だと思い込んでいたのが「フ−ワフワフ−」だったことを確認できただけで価値があった。綺麗な曲で、人気も高いです。

 4.いつもの帰り道
 「発売前にラジオでさんざん聞いて覚えちゃった」系の曲。この手の曲は、やはり認知度が高いせいもあって人気があります。

 5.一緒に歌おうよ
 これも人気投票でかなり上位だったと記憶しています。今回はこの曲で会場のみんなと振り付けの練習。まさに「一緒に踊ろうよ」と言ったところか。これがまた「前の人を殴って下さい」と言わんばかりの振り付けだったりして、思い切って出来ないところが悲しい。これ、次回まで覚えておかないと駄目だね(笑)。

 2回目MC
 今日の目標は「みんなと目と目を合わすこと」などと無謀かつ大胆な発言をしてくれたのだが、私は恥ずかしくて目をそらしてしまうよ、悪いけど。そして「この曲で歌を歌うことが好きになった」という、

 6.かたおもい
 に流れ込みます。ここはしっとりと手拍子なし。この曲のあと、着替えに突入・・・と言っても、重ね着を脱いだだけです。真っ赤なキャミで登場したま〜ちゃんに会場から「可愛い!」連発。はいはい。

 7.ラブレター(バラード調アレンジ)
 しばらく「何の曲だ?」と思ってました。最新シングルのアレンジだったんですね。何というか、こっちの曲調の方が好きな気がした。

 8.ブルーのストーリー
 静かな曲が続いた後の曲なのでみなさん張り切る張り切る。これは私も好きな曲なのですが、今回は他に歌う曲が多いので無理かなと思ってました。

 3回目MC
 ここでまたダジャレ「僕さぁ、ボクサー」が爆発。あきれるしかない。バンド紹介と、それぞれメンバーの「今年の夏の想い出」。ベースの人やギターの人など、ひょうきんな人が多くて親しみやすい感じでした。
即興で付けられたバンド名が「ベリーストロベリー」。ま〜ちゃん訳で「とってもイチゴ」。本人の思い出は「ウナギの骨がノドにささっちゃった事件」。ま〜ちゃんのお母さんが「体力をつけなさい」と言って、朝から鰻丼を出してきた。朝から鰻丼? そんな母上なのです。で、骨が刺さった日は1日中仕事があって、何かを飲み込むと痛いという状態だったらしい。痛々しい話で、こっちまで渋い顔になってしまう。仕事が終わったらもう病院は閉まっていて、電話をかけまくったら「じゃあ今から来て下さい」というおじいさん医者があったので抜いて貰ったとのこと。この時のおじいさんの物真似が面白かった。ちょっと古畑入ってた。
 MCが終わるとき「イチゴ6兄弟のみなさんでした〜」バンド名が変わってた。

 9.ミントと口笛
 これも定番化してきたんでしょうか。

 10.ロマンチックだね
 なんだか、ここまで定番曲ばかりで来てます。ファーストライブで歌った曲も多く、ここまでは3rdを聞いてなくても楽しめる選曲でした。

 11.がんばって
 これは3rdの顔というべき曲の一つじゃないかと勝手に思ってます。とにかくノれる曲なので、これからの定番となっていくでしょう。作曲が長谷川プロデューサー。

 12.Eternity〜ひとひらのlovesong〜
 3rdの最初の曲です。この曲で始まると思っていたのですが、最初でなく最後の曲として持ってきたわけです。最後?そう、実は「ここで最後の曲です」と言って歌い出しました。アンコールがあることが分かってるにもかかわらず「え〜!」というのはお約束、暗黙の了解。

 アンコール1.It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜
 これも3rdの顔です。絶対定番化します。実はかけ声の「1、2、3、4!」で拳を振り上げるのですが、ここで私は前の女の子の頭をはたいてしまいました。でも、後から入ってきたのだから、お仕置きということで(笑)。

 アンコール2.あいしてる。
 アカペラから入るこの曲、「かたおもい」を思い出すような「聞かせる」曲です。

 アンコール3.DESTINY
 「ほんとにほんとに最後です」の前置きで始まったこの曲、本人も曰く「この曲に関しては何もいうことはないでしょう」というほど定番になってしまった曲です。何も言うまい。

 最後は「あいしてる。」の歌詞にある「こいもゆめもかないますように」のセリフで終幕。今までになく拳を振り上げたコンサートでした。

 梅田ヒートビートはいい思い出しかないなぁ。



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