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飯塚雅弓 Strawberry Revolution Tour 2004
       in 江坂ブーミンホール



 これで何度目だろう? 今回で飯塚雅弓を卒業しようと思って出掛けたが、最初にそう決意してから2年半・・・まだ行くのか俺は。

 参加したのは昼の部でした。
 いつものON AIR OSAKAを離れ、初めて行く江坂。会場はまさにライブハウス、という感じでビルの5階。スタッフは客と同じフロアを通ってステージ裏に入るという、ある意味アットホームな感じだった。最近の客の数から考えればいい感じの広さだと思う。整理番号83番にして、5列目。大きなホールなら2列目の端を狙える番号だ。

 なぜ卒業しようと思ったかと言うと、最近は「ライブに行くためにアルバムを買う」というパターンで、それ以外は全く飯塚雅弓のことを知らない・・・つまり自分はライブ以外に興味がないんじゃないかと思っていたから。FCイベントもこっぱずかしいものばかりで、最初の数回以外は参加していない(その時の思い出が良くなかったというのではない。その時はその時で楽しかった。念のため)。

 今回のアルバムも、いい意味で「飯塚雅弓テイスト満載」正直に言えば「曲調のレパートリーがなくなってきたなぁ、この曲はあの曲と似てるぞ」という感想。アルバムもライブのために5日漬けで覚えた。
 こんなんじゃ、何となく失礼な気がした。だから卒業しよう、と。

 いざ、ライブ。アルバム発売直後はニューアルバムの曲をほとんど全て歌ってくれる。今回も同様。
 しかし、頭の方でいきなり「完ペキなスマイル」が。温故知新。
 最近はサイリウムライブが楽しくて、だけど飯塚雅弓ライブのようにサイリウムを使わない、手拍子と振りだけのライブも温かい気がする。違う盛り上がりがある。
 サイリウムを使わないため、盛り上がる曲の時の会場は明るい。その中でま〜ちゃんは、客の目を見て歌う。強制的に目を合わせてくる。最前列から、後方まで。順番にまんべんなく。1回行けば2〜3回、目が合う。身近だ。

 いつもながら長谷川さん(ギター兼プロデューサー)の笑顔も素敵だ。ヨン様よりも素敵だと思う。少なくとも俺は、男性の笑顔で一番好きだ。

 定番のメドレーコーナー、今日のメドレーは「シングルメドレー」。その全22分の大型メドレーが決心を狂わせた。
 卒業しようとする俺に、シングルメドレー、しかも発売順。「アクセル」からスタートする。それぞれの思い出が交錯する。
 俺の中の7年間の飯塚雅弓を否定するな、とでも言うように。そんなメドレーを、今日、このステージで聞かせる飯塚雅弓は凄い。今まで参加した年2回のライブを、各ツアー1回ずつとはいえ、ファーストから見続けてきたこの歴史を、ここで終わらせていいのか。そう言われている気がした。

 お客さんも、たまに変な奴はいるが総じて行儀が良い人が多い。迷惑な奴が少ない。だからライブ以外の要因で疲れることはない。ほとんど嫌な思いをしない。だから、いい思い出しか持って帰らない。だからこそ、ここまで続けて来たのだろう。

 楽しくしてくれる、楽しくなれる。
 ライブだけの関係だからこそ、それが楽しければそれでいいのだろうか。
 いつもの日程からすれば次は正月だ。
 次の会場に、俺はいるのだろうか。
 いる気がする。



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