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田村ゆかりオフィシャルFC第3期イベント in 九段会館
2004/02/21(土)

 東京駅から歩いて30分でした。


 前日、重大な失敗を犯していることに気付く。重要なアイテムである「ピンクのサイリウム」の買い置きがなくなっていたのだ。
 朝早くに家を出るため、現地で買う以外にない。だが東京駅周辺を探してみたものの、あの辺りは店すらない。結局1時間歩き回ったが、必需武器は手に入らなかった。このままでは戦場に丸腰で行くようなものだ。サイリウムのないゆかりんイベントなど、今までにあっただろうか?
 ところが捨てる神あれば拾う神あり。前列でサイリウムを配ってくれている親切な人がいた。御礼を言いながら受け取る。3階3列目で実は最後尾という、つくづくゆかりんに縁がないのうと思っていたが、結果的にいい席になった。ここにいなければサイリウムは手に入らなかった。ありがとう、親切な人。


 美談でかなり遅れたが、イベントの報告に入ろう。
 3階だったが、あまり遠くには感じなかった。直線距離なら1階最後列と変わらないか、それより近いかもしれない。


 FCイベントの面白い所は、み〜んなゆかりんファンであるということだろう。その関係たるや姫と従者を通り越し、ご主人と犬だ。これは決して悪口ではない。私はあの瞬間、多くの犬の中の1匹であることが楽しかったからだ。姫、もっとなじって下さい! ってどんなプレイだ。


「眠れぬ夜につかまえて」で幕が開く。もう会場は1体。警備員さんが「何だ、こいつらは?」と思っているだろうなと思うと楽しくなってくる。こんな楽しい団体も存在するのですよ。
「大好きと涙」
「Sweetest Love」
 好きな歌ばかりで嬉しくなってくる。しかもFCイベントはいつもキャラソンあり、「え、そんな曲も歌うの?」というレアな歌ありで、それだけで来た価値はあると思っている。歌の話になったので、先に曲目を紹介してしまうことにしよう。
「虹の奇跡」
「うれしい空の飛び方」
「Missing Piece」
 私の本日の目玉商品がこれ。もう大好きな曲で、生で聴けて最高であります、姫。
「月の魔法で恋したい」
 目玉その2。イントロで「え、いつのシングルだっけ?」と間違えてしまうほど私の中ではメジャーな曲。ここは掛け声を「ゆかり〜ん!」ではなく「さくら〜!」と言ってしまいたい。
「Lovely Magic」
 もうこれがなくては生きていけません。というのはオーバーですが、ゆかりんが歌を歌うと言えばこれを抜きには始まった気も終わった気もしない。みんながそれを待っている。これこそゆかりんの魔法。
「Fortune of Love」
「Honey Moon」
 ラストとアンコールはゆかりん作詞の連作?で締め。これも欠かせませんか。


 司会はみっしー。もうみっしーで十分だろう、詳しい説明は省略。今まで2回とも大楽さんだったのだが、今年はみっしー。お二人ともトークが面白いのだが、みっしーは関西ノリなので親近感を感じて楽しい。
 まずはありきたりだが時間をかせげる質問コーナー。今年の質問は何だかおとなしめ。てっきりいつものノリで「今年の年末にはボブ・サップとの試合が予定されていますが、ゆかりんの必殺技は何ですか?」というような質問が来ると期待していたのに。
 それはともかく、普通に質問するだけなら話が全く広がらないゆかりんに、みっしーは大苦戦(いつものこと)。「魔法を1つ使えるとしたら?」の答えが「歌と振り付けを間違えないような魔法」。ゆかり姫にとって、それは魔法レベルの難しさなのか。
 その中でも「1つだけ法律を作るとしたら?」では結構話が広がった。結局、メロプリ(FC)内での法律として「ジャンケンの時に後出ししない」「ゆかりんに優しくする」が決定。後者は、正確には「ゆかりんを甘やかす」が正しいと思う。会場から「浮気をしない」という案も出たが、みっしーの「それ、自分の首絞めてないか?」という突っ込みはナイスだ。あちこちに空席がある(今回は指定席)のは、激店のイベントに行ってるんでしょ!とゆかり嬢。鋭い。何故かいつも同日にあるイベントの情報を握っているゆかりん、やはりチェックが厳しい。


 毎回、新しい試みで毎回微妙に外しているゲームコーナー。
 今回はチケットと一緒に送られてきたビンゴカードに、用意された40曲のゆかりんの持ち歌から25曲を自由に選び、それをもってビンゴゲームをするというもの。今回はそれを見た時に「お、なかなか面白そうじゃないか」と思いました。
 私はゆかりんが曲を選ぶものだと思っていたので、ゆかりんの好きな曲を中心にセレクト。ゆかりんは微妙にひねくれているので、定番曲はあえて外す。
 ところが当日、ゆかりんも曲を知らないので自分も参加(笑)。商品は、最近引越しをしたゆかりんの部屋から出てきた豪華絢爛な商品たち約30点。決していらないものを処分したのではない、と思う。目玉はゆかりんが好きなセリフを吹き込んでくれる目覚まし時計。これは燃える!
 最初の3曲あたりは私のビンゴカードに調子よく丸が付けられたのだが、そのあと3曲続けて外すなど、結局リーチにすらなることなく敗退。舞台上はと言うと、なかなか目玉商品が出ない。マグカップやステーショナリー等のラインナップの中に、何故かミニカー? 姫直筆の落書き、もとい素晴らしい絵の入ったビニール傘などが消えて行く中、目覚ましをゲットしたのは最後から2人目だった。この盛り上がり、やらせじゃない所が凄い。
 こういうセリフを吹き込んでもらいたい、と妄想していたが幸運にも当選した人は「何でもいい」とのこと。勿体無い!と思うが、緊張しているのが見て取れるので仕方ないか。あるいはとても口に出せないセリフを言って欲しかったのか。
 その時計には短いのと長いのを録音できるのだが、短い方は何とテスト的に吹き込んだゆかりんの「う〜んまんだむ」! 意味は分からないがとにかくツボにはまった。カタカナのマンダムではない、ひらがなのまんだむ。抑揚のない声。だが可愛い。まんだむで目覚めてみたい。欲を言えば、その前に入っているスタッフのガヤが邪魔だった。それにしても、最近の録音式目覚ましってクリアーに聞こえるんですねぇ。
 このビンゴゲーム、時間はかかったもののなかなか面白い企画だったと思います。今までは当たった一部の人しか楽しめなかったりしたので、最後近くまでみんながドキドキするという点でナイスなゲームでした。


 それにしても「うひょー」とか漫画でしか聞かないようなセリフを何度も口にしていたゆかりん、今なおハーブームなようです。この日のゆかり嬢は機嫌が良かったように見受けられ、我々はそれだけでもう充分でございました。会場とのやりとりも面白く、「ゆかりんはどうしてそんなに可愛いんですか」という会場からの声に「うっさい!」と切り返す。こんな切り返し、初めて聞きました。大受けです。お歌がちゃんと歌えるか不安というゆかりんに「やべ、可愛すぎる!」という声が聞こえ、それが姫のツボにはまる。あんなセリフを会場全体にはっきり聞こえるように言えるなんて、舞台役者になれますよ、あの人。
 今回の衣装の中ではニーソックスが萌え。特に引き上げる仕草が激萌え。よく考えると何故萌えなのかよく分からない。本能なのだろうか。だとしたら、我ながら妙な本能を持っているものだ。


 さて、最後でゆかり嬢が2年前にやらかした失敗がまたもや露呈。FCイベントの栄えある1回目、何とアンコールも終わり会場のアナウンスが流れた後で再び歌を歌うという快挙、いや暴挙をやらかしたお陰で、あれ以来アナウンスが流れてもダブルアンコールを期待したコールが鳴り止まない。1度あったんだから今回もあるだろう、ここで帰ったら後で「アホやなぁ、あの後ゆかりんがまた出てきたんやで」と何故か関西弁で言われてしまうことを恐れ、誰1人として帰る者はいないのだった。会場の掃除があるんだよ、帰ろうよ、と思いながらも「アホやなぁ」と言われたくないのとゆかりんをもう一度見たいという思いでその場を去れない。結局、ゆかりんが顔を出さないと収まらないということで降りた幕の前に登場し、挨拶だけで引っ込んだ。中途半端に着替え途中だということで、ゆかりんもいい迷惑だったろう。元はと言えば型破りをやったゆかりんが悪いので、ここはもう「今後一切、場内アナウンスの後には出ません」と言わないと駄目だ。よく「犬に餌をやったら居つく」と言うが、まさにその通りだ。一度、しつけが必要であろう。


 こうして毎回、同志達の中に埋没・陶酔できるFCイベント、未体験の方はぜひ一度お試しあれ。但し、今回のように機嫌の良い姫は珍しいかもしれません・・・あ、いや、そんなことないですよ。ただ、いつもはもっとやさぐれなセリフを吐くので・・・あ、いや、それではこの辺で。


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