つれづれの記（１２月分）

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12月５日（金）

この時期は、１年間のうちで一番忙しいときで、連日会議があり、ぐったりして帰ってきています。今朝は、寒くて、朝から水道が凍り付いていました。
介護保険法が可決されました。これも、不十分な法律で、またまた、国民への負担を強いるものになりそうです。いったし、政府は国民生活について、どうしようと思っているのでしょう。あらゆるところに不安が渦巻いています。
京都の「う＊い」という、けっこう手広くやっていた魚屋さんが倒産しました。１億円程度の負債があるといいます。京都市場のある仲買さんは、一社で２５００万円の売掛金があるそうです。これが回収できなければ大変です。最近、こういう話がボロボロ転がっています。
北海道拓殖銀行の株を、全国の水産荷受会社が持っているそうです。大阪の某荷受会社では数億円分の株を持っているというウワサです。これも、紙切れになりそうです。
「しんぶん赤旗」日曜版に、京都の名の通った魚屋さんである「西浅」の社長さんが登場しています。これはびっくりしましたねえ。
関東方面のディスカウントの電気屋として有名な「コジマ」が、京都市伏見区にオープンしました。前を通る機会があったので、ちょっと見てきましたが、目玉商品以外は決して安くはありません。パソコンパーツなどは、ほとんどが雑誌掲載のショップの価格より２割程度高いです。だまされないようにしなければなりません。
昨日、ホームページビルダー３．０が届きました。今日から、それを使っています。

12月６日（土）

「現代魚食考」　成瀬宇平　丸善ライブラリーを読みました。この本は、全体的には「ためになる」内容なのですが、いくつか納得できないところがありました。
1. 天然鯛の価格を、養殖物の１０倍と書いていますが、そんなに高くはありません。同様のランク・サイズのものでは、高くても５倍程度です。普通は３倍ぐらいでしょう。
2. スーパーで売っている鰻が柔らかいのは養殖物だからと書いてありますが、今や、ほぼ１００％が養殖物です。一般の消費者が天然の鰻の蒲焼きを食べる機会は、一生に一度あるかないかという程度のものです。したがって、鰻について言えば、養殖と天然との比較など全く無意味です。比較するなら、下記の３点でしょう。
  - 活鰻蒲焼きか、冷凍蒲焼きか。
  - 国内の工場で焼いているか、外国（主に中国）の工場か。
  - ジャポニカ種（和種）か、アンギラ種（ヨーロッパ種＝通称フランス鰻）か。

現在、講談社の「流通列島の誕生」を読んでいます。まだ、読み始めたところですが、江戸期の商品流通の分析がしてあり、私にとって「新しい発見」がありそうです。
ホームページビルダー３．０を使い始めていますが、多機能になって、まだ良く分からないため、うろうろしています(^_^;)
昨日、二人の子供達のためのクリスマスプレゼントである「電子ピアノ」が来ました。谷山無線で半額だったので、ちゃちなキーボードより良いなと思い、買いました。梓が、一生懸命、練習しています。

12月６日（土）

悪いニュースばかり並べてみました。
1. 泉井被告、自民党山崎拓政調会長に、７８００万円の献金を証言。金権汚染は明白。
2. 北陸銀行、海外から全面撤退の検討にはいる。資産を圧縮し、不良債権の消却のため。
3. 住友銀行、米国拠点の売却検討・総額６億ドル。海外資産を圧縮して資産の効率化を狙う。
4. たくぎんファイナンス、特別清算を、申請負債総額は約2000億円。
5. 円相場が年初来安値を更新、一時1ドル＝129円80銭と92年５月下旬以来の安値水準つける。
6. 足利銀行の格付けを「ＢＢＢ－（トリプルＢマイナス）」から「ＢＢ＋（ダブルＢプラス）」に引き下げ。
7. ヤオハングループの日本興産に破産宣告、負債総額は三十四億五百六十九万円。
8. 大蔵省・日銀が検査などで「回収には問題がある。」と認定した債権が、全国の銀行で総額79兆　　円に達していることが、5日明らかになっている。（こんだけの不良債権が処理できるの？）
悪いムードを助長しようという気持ちで書いているのではありません。今こそ、日本の国の舵取りを、根本的に転換しなければいけないと思うからです。

12月10日（水）

「戦後補償」を考える　　内田雅敏　　講談社現代新書を読みました。（「流通列島の誕生」はちょっと中断中です。）日本の国（国家・政府）がやってきたことのいいかげんさ、罪深さについては、一人の国民として情けなく思います。
昨日、職場のシステムにウイルスが侵入したということで、大騒ぎでした。ＷＯＲＤのマクロウイルスで、Ｉｎｔｅｒｎｅｔから感染したようです。うちの職場で、ｉｎｔｅｒｎｅｔをやってるのは私だけですので、真っ先に疑われました。Ｎｏｔｅｓのシステムにのって全職場にウイルスがまき散らされたようです。侵入経路は、まだわかっていません。
一昨日から感染していたようですが、昨日作った自分のファイルをNotesに張り付けていましたから、こちらからも全体にまき散らされたようです。でも、私は、そのファイルが汚染されているなど全く知りませんでしたから「善意の第３者」です(^_^;)
ウイルスバスターで駆除できました。
ところで、自分のシステムのＷｏｒｄファイルを見てみたのですが、汚染されていませんでした。（犯人は私じゃなかった。ほーー。）
みなさん、Ｉｎｔｅｒｎｅｔのファイルは気をつけた方が良いですよ。今回のウイルスは、訳の分からないファイルを増殖させるだけで、データやプログラムを破壊したりはしませんので良かったのですが、悪いやつなら取り返しがつかなくなります。注意注意！

12月13日（土）

今日は「南京大虐殺」の記念日です。日本軍が犯した罪です。こうした事実を、事実として見ることができない人がおられることを、非常に残念に思います。
介護保険法が成立しましたが、保険料だけ払わされて、介護は受けられないかもしれないという、いい加減な法律です。この問題点は、はじめから指摘されていたのですが、与党三党で可決してしまいました。国民生活をなんと思っているのでしょうね。
「金融システム」の維持のために、１０兆円の国債を発行するそうです。信じられません。つけが、国民に返ってくるのは明らかです。なぜ、税金で銀行を助けてやるのですか。
今日、市場で話していたのですが、、政治（もしくは「政府」または「国」）が頼りにならないという事で、あきらめて「自分の身は自分で守らなければならない」と考え始めている人が多くなってきたと思います。「年金は、自分で、民間にかけたらいい。」と言われたのですが、今や、かけておいた会社が潰れるかもしれないのです。その点を指摘すると「そやなあ。」という事になりました。ここから、「政治の抜本的な転換」へはなかなかいかないのですが、現在の政治への不満・不信は、まさに「極まってきた」という思いがします。
ホームページビルダー３．０についている「ロゴライター」は便利です。なんといっても、別のグラフィックソフトを立ち上げる必要が無い上、結構綺麗なロゴが簡単にできるのです。
「鰻」と「ぶり」が、大暴落する気配です。年があけると「鮭」「いくら」「帆立貝柱」なども、微妙になってくるでしょう。先行き、大変な状況です。

12月17日（水）

沖縄・名護海上基地の是非問う名護市民投票告示
防衛庁職員２００人が“戸別訪問”・国家権力の介入として批判の声
海上基地を拒否して、基地のない平和な沖縄を作るのか、基地を認め、基地の固定化と強化、「基地を維持するための振興策」に逆戻りか－－－－米軍海上基地の是非を問う「市民投票」が、１１日に告示されました。
政府自民党や本土の建設大企業などが、基地建設を推進するために干渉を強めています。
久間章生防衛庁長官が沖縄県出身自衛隊員５０００人に「投票依頼」を求める「手紙」を送ったのに続き、９日、那覇防衛施設局は２００人もの職員で、市内全戸を訪問し「戸別説得」を始めました。
鴻池組などは、在沖縄関連企業１７３社に「支援」の大号令をかけています。
地方自治・民主主義を踏みにじる前代未聞の干渉の中でも、基地建設に反対する世論は、地元新聞社二社の調査でも、どちらも５４％と過半数を超えています。
権力の干渉に負けず、がんばっていただきたいと思います。
ソウルと平壌　　萩原遼　　大月書店を読みました。著者は、元共産党の新聞「赤旗」の記者です。平壌特派員だったときに経験したことや、ソウルオリンピックの取材などを通じての、南北朝鮮について書かれています。以前に読んだ「北朝鮮脱出」は、実際に北朝鮮の収容所に入れられていた人の体験記だったので、あまりにも「我々にとって現実ばなれ」していたため、唖然として、ほんとのことと思えなかったのですが、「ソウルと平壌」を読んで、やっぱり事実なんだなと思いました。
今日、月１回の定期検診で、上京病院へ行きました。心電図と胸のレントゲンを取りました。薬は、いつもと同じ量でしたが、やはり６０００円弱かかりました。以前は、３０００円でお釣りがあったのですがねえ。ほんと、医療費は高くなりましたよ。怒怒怒怒！

12月22日（月）

沖縄・名護市の海上基地の是非問う名護市民投票は昨日行われ、海上基地反対が過半数を占めました。良かったです。嬉しいですね。大きな声で「おめでとう！」と言います。
まさに、日米安保条約に真っ向から反対する戦いだったと私は思っていたのですが、名護市民によって「安保条約は拒否された」と言えると思います。
とくに、今回は、マスコミでも指摘されているように、防衛庁や基地建設で利益を得られる大企業などが露骨な干渉をおこなっています。それによって、不在者投票率が、前代未聞の１８％に及んでいました。こうした事があったにも関わらず、反対派は過半数を征したのです。こうした露骨な干渉がなければ、反対票がもっと増加していた事は容易に想像できるでしょう。
政府は追いつめられていた、露骨な干渉に走ったのはそのためといえます。（勝つ自信があるなら、批判されるような事はしないでしょう。明らかに、自信が無かったのです。）それでもやっぱり勝てなかった。橋本首相は、表面は何事もないようにしていますが、内心は大きなショックだったと思います。あらためて、国民の思いと自分たちのやっていることの「落差」を思い知らされたのではないでしょうか。
経済政策では、海外を含めた多方面から「失政」と指摘されています。今回の基地問題も「重要な失政」です。もう、橋本政権は終わってもらわなくてはならないでしょうね。
韓国の新大統領に、キム・デジュン氏が当選しています。初めて、民間から公選で選ばれました。韓国の民主主義が、重要な前進をしたということでしょう。
気になるのは、一九八〇年の光州事件をめぐる内乱罪などに問われて服役中の全斗煥、盧泰愚両大統領経験者が、特別赦免されることです。これは、キム・デジュン氏の「妥協」なのでしょうか？ちょっと、私には理解ができません。
映画監督の伊丹十三さんが自殺されました。これも不可解？
東京・築地市場で、仲卸１１３店舗が火事で焼失。年末にむけて、大変です。がんばって下さいと祈るばかりです。

12月25日（木）

昨日の、橋本首相との会談で、比嘉市長は「海上基地の受け入れ」を表明しました。
団塊ＭＬでも、反発の声がたくさんあがっています。
今日が、今年最後の休み。久しぶりに矢橋の公園へ行き、子供達とキャッチボールなどをしました。このところ、とみに「体力のおとろえ」を感じます。
共産党の不破委員長は、心臓の病気を克服して、５０歳から登山を始め、南アルプス主稜の全山登頂をされました。敬服するとともに、私もがんばらんとあかんと切実に思います。
自民党の新井将敬氏が、日興証券より株売買に絡んで不正な利益供与を受けていたことがあきらかになりました。問題は、新井氏だけか？ということです。これは「氷山の一角」で、たぶん、もっといるんでしょうね。国民は、みんなそう思っていますよ。
明日から、３１日まで仕事で、正月は３日から富山県の氷見港に出張です。つまり、正月休みは「２日間」だけです。

12月31日（水）

やっと、一年が終わりました。ここ数日は、睡眠時間が徹底的に短く、特に昨日は夜８時から徹夜でした。（これは、毎年のことです。）それで、パソコンには、まともにさわっていません。何人かの方からメールを頂いているのですが、お返事を差し上げることもできませんでした。
年末ぎりぎりに「新進党」の解党が決定、結局、６つのミニ政党に分裂するようです。所詮、自分たちで作った小選挙区制のための「選挙互助会」では、長続きしないということですね。当然だと思います。
国民無視の政治がいっそうひどくなった一年でした。そして、それに対抗する力が大きく前進したことも特徴的な一年でした。この傾向は来年も続くでしょう。
北海道拓殖銀行、山一証券、東食、日東興業と、年末になって大型倒産が続出しました。銀行の貸し渋りも顕著で社会問題になっています。
政治の根本的な転換が必要です。１９９８年は、参議院選挙、京都府知事選挙があります。国民生活を守る政治への転換の好機です。頑張りたいと思います。

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