つれづれの記(8月分)
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8月2日
  • 夏休みを頂き、8月29日〜31日の3日間、乗鞍高原に行って来ました。いつ行っても、乗鞍高原は良いところです。
  • 例年、どこかのキャンプ場に泊まるのですが、今年は乗鞍高原の貸別荘を借りました。ここは、風呂・トイレつきです。
  • ここ数年、毎年夏には「乗鞍岳」に登っています。昨年も、ちょっと天気は悪かったのですが、なんとかみんなで頂上まで登りました。今年は、台風の名残の低気圧が日本海に停滞していた関係で、山の天気は不安定で、気温も13度と低かったのです。そのうえ、嫁さんの体調が悪く、私も腹の具合が悪いといった最悪の状態だったため、鶴ケ池とお花畑の散歩だけで帰ってきました。
  • 頂上に登れなかったので、この際、今まで行けてなかった所に行ってみようと、「三本滝」と「善五郎滝」に行きました。この2つの滝は、どちらも同じ水系にありながら、全く趣が違います。どちらかといえば「三本滝」の方がすばらしい景観です。言葉には表しにくいのですが、3本ある滝が豪快に一カ所に落ちており、なめ滝状の所もあり、変化に富んだすばらしい景観を作っています。「三本滝」は、乗鞍高原でも一二をあらそう「おすすめ」の場所です。是非、行ってみて下さい。
  • 北アルプスの中で、乗鞍岳は一番開発されているところの一つです。去年に比べて、今年は開発されている部分が多くなっているように思いました。それでも、まだまだ自然は残っています。
  • いろんな理由があると思いますが、一度こわした自然は容易なことでは復活してくれません。この自然を、いつまでも残しておきたいものです。開発については、慎重な姿勢で臨んでいただきたいと思います。
8月5日
  • 米軍への「思いやり」予算というのがあるのをご存じですか。
  • 本来、日米安保条約に基づく地位協定では、「基地の提供」以外の在日米軍の諸経費は「日本国に負担をかけないで合衆国が負担する」となっています。ところが、日本政府は、アメリカの圧力に屈し1978年から、米軍基地の従業員の労務費や基地の建設費などを支出しています。そしてそれはますますエスカレートし、1992年度以降は中小企業対策費を上回るようになっているのです。
  • 78年度 62億円、79年度 280億円、91年度 1776億円、96年度 2735億円、97年度 2798億円と、膨張し続けています。さらに、沖縄の名護市の沖に建設が予定されている海上基地建設費用も、全額負担することになっています。(一兆円といわれています。)
  • 消費税率のアップ、医療保険制度の改悪、年金制度の改悪などで国民の負担を増やす一方で、米軍には「思いやり」をかけるとは、なんとも理解ができません。
    米軍基地を整理・縮小し、「思いやり」予算をなくして、その財源を国民福祉に向けることが必要だと思います。
8月8日
  • 私のホームページのカウント数が「2000」を越えました。見ていただいたみなさん、ありがとうございます。楽しい、役に立つホームページを目指して、いっそう頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
8月10日
  • 総務庁が発表した6月の家計調査によると、個人消費が23年振りに「大幅」に落ち込んでいることが分かりました。全国の1所帯あたりの消費支出は、昨年同月比較で4.7%のマイナスとなっています。これでは、スーパーや生協の売り上げも上がらないですね。
  • この主な原因は、消費税率のアップと、特別減税の廃止で「可処分所得が減少」(つまり、給料の手取り)したことにあります。
  • また、中小企業の生産回復の遅れも顕著になっています。従業員300人未満の中小企業の生産指数は、前期(四半期ベース)比1.1低下の95.5となっています。
  • 大企業とは異なり、中小企業の生産は国内消費に依存しています。そのため、個人消費の減少の影響をまともに受けたのです。中小企業は、従業員数で日本全体の70%以上を占め、経済活動の規模では60%近くを占めています。中小企業は、文字どおり日本経済の主役ですから、中小企業の業績の回復が無ければ、経済が好転しないことはあきらかです。
  • 今こそ、国民の購買力の向上と中小企業の振興によって、日本経済を国民的な底から活気づける政策をとることが必要になっていると思います。
8月16日
  • 沖縄の「米軍ヘリコプター基地」建設予定地の海域に、国際保護動物の「ジュゴン」が生息しているのが確認されています。
    「ジュゴン」は、人魚のモデルと言われている、日本近海で生息する唯一の海牛目に属するほ乳類です。今、日本近海では絶滅の危機にあります。
    米軍ヘリ基地ができれば、海藻の死滅や廃油流出による海洋汚染など周辺の生態系を破壊するおそれがあり、専門家からも警告の声があがっています。「ジュゴン」の生態をきちんと調査し、その上で、人間と共存できる方法を考えていくべきでしょう。
  • 個人消費は、依然「低迷」しています。消費税アップ前の「駆け込み需要」で潤ったパソコン業界も、今は落ち込んでおり、「駆け込み需要」分をも割り込む見込みです。冷夏の影響で、白物家電も売れていません。(特に、エアコンは深刻と言います。)
  • 7月の東京地区の百貨店の売り上げは、前年同月比5.7%減となりました。
    消費税の引き上げと、特別減税の打ち切りの影響で個人消費の低迷が長引いていることと、お中元の法人需要もふるわなかったことが原因と見られています。
    経営環境の悪化の中で、企業がお中元より「経費節減」を優先していることを、明確に示していると思います。
  • 前回も書きましたが、国民の購買力の向上と中小企業の振興によって、日本経済を国民的な底から活気づける政策をとる事が緊急かつ重要な課題でしょう。
8月21日
  • 8月20日発売の月刊誌「プレジデント」9月号が「共産党の謎」と題して、特集を組んでいます。「プレジデント」は、経営者層が読者の中心で、「共産党をテーマにするのは初めて」とのことです。
    なぜ、この特集記事を組んだかという点については「東京都議選で共産党が議席を倍増させ、都議会第2党に躍り出た」からといいます。
    財界のみなさんにも、「共産党は一貫している。」「他の野党にはこれといった物がない。」「共産党はまだまだ伸びる。」
    など、肯定的に評価されているようです。
  • この記事の中で、自民党の首脳は、財界への献金の要請の理由として次のようなことを上げています。(要旨)
    「共産党とは政策で勝負しなければならない。」
    「共産党の政策を批判する資料をしっかり作り、地方に届ける必要がある。そのためには金がかかる。財界からの献金が必要だ。」
  • 自民党というのは、どんなことでも理由にして「金集め」をする政党なのですね。笑ってしまったと同時に、共産党の影響力が大きくなっていることを感じました。
8月24日
  • 昨日、私の住んでいる地域の夏祭りでした。この地域は、自治会員総数約290の大所帯です。準備・実行は大変で、昨日は朝8時半から準備をし、終わったのは夜の10時頃。もうくたくたでした。今朝も、残りの後始末で、昼前まで出かけていました。
  • 子供たちは、いっぱい参加してくれたし、大人も、普段は話をしたことの無い人とも話し合えたり、地域の親睦を深めるという点ではとても良い取り組みだったと思います。
  • 「カラオケ」をやらされました。「サザンカの宿」の伴奏が無くて「氷雨」にしましたが、不調で「恥をかいて」しまいました。はは(^_^;)。
  • 徳島のアユの養殖業者さんの「落塵」さんから、何度かメールがきています。「落塵」さんの「なんでもありありページ」が、大リニューアルしました。私がメールを出したことが契機になって「素人むけ」のページを作って下さったのです。
  • 「素人」のみなさん、「なんでもありありページ」は、絶対、勉強になります。アユの事ならなんでも分かりますので、一度見てください。
  • 自衛隊のF15戦闘機が、はじめての海外派遣へ!
  • アラスカで、毎年行われている「多国間軍事演習・コープサンダー」(コープといっても生協ではないです。)に、自衛隊のF15戦闘機が参加する見込みです。「多国間軍事演習・コープサンダー」は、米・英・カナダなどが参加している、米空軍主催の演習です。
    航空自衛隊は、92年度から「研修」の名目で要員を派遣。昨年からは輸送機などが公式参加、空中戦闘訓練や非戦闘員退避訓練などを実施しています。
    こうした中で、海外での日米共同作戦をにらんで、自衛隊のF15戦闘機が初めて参加する事になったようです。
    F15戦闘機の航続距離はアラスカまで届かないところから、米軍機による空中給油が行われる可能性があります。
    既成事実を積み上げていくことで、自衛隊の海外派遣と海外での戦闘行動の容認に進んでいくおそれがあります。
  • 国民は、政府のこのような動きに対して、厳しく見つめていくことが必要だと思います。

8月26日
  • 全国で、保健所が減ってきています。下の表は、厚生省の資料から作成した物です。
    (1997年8月24日「しんぶん赤旗」より)
  • 国民の団結と悪法を許さない戦いが、一番大事であることを示しています。がんばりましょう!
自治体 96年
4月1日
97年
4月1日
増減
O−157問題などで、
地域の保健所の役割が重要になっている中で、
政府は保健所の統廃合をすすめています。

今年4月の「地域保険法」の全面施行により
一気に減少しました。

住民のいのちと健康に関する身近な窓口である
保健所の減少は国民生活にとって重大な影響があります。

京都・静岡・兵庫・大阪などいくつかの地方で、
保健所の存続を求める住民や自治体労組のたたかいで
統廃合の見送りや延期を勝ち取っています。
47
都道府県
623 525
98
政令
指定都市
122 101
21
中核市、
その他
47 41 −6
東京
23区
53 39
14
合計 845 706
139
8月24日投票の、高知県安芸市の市長選挙において、日本共産党推薦の新人候補が、自民党推薦の現職候補を破り、当選しました。
京都府城陽市長選挙の結果がたのしみですね。
ここでは、元商工会議所の専務理事さんが、我々側の候補者です。

8月31日
  • 日本は米軍の出撃拠点か?−米空母3隻が、来月日本寄港!
  • 強襲揚陸艦「ベローウッド」も鹿児島港へ寄港。民間港への寄港は初めて!
  • 横須賀基地を母港とする米空母「インディペンデンス」が、9月に民間港の小樽港への寄港を強行しようとしています。小樽の軍港化が懸念されています。それ以外に2隻の空母が、佐世保と横須賀に相次いで寄港する計画が明らかになりました。日本での、米海軍の動きが異常になっています。アメリカの戦略では、大きな紛争でも空母の配備は2隻しか想定されていません。それなのに、同時期に3隻の空母が日本に集まるというのは、きわめて異例なことと言えます。
  • これらの動きは、「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)見直しの中での具体的な地ならしの動きといえます。米軍が、日本を世界的規模の出撃拠点として、自由に使用しようとする狙いをもっており、民間港も使用していこうとしています。
    民間港の軍港化は、断固拒否しなければなりません。その点で、小樽市長が空母の寄港を認めたことは重大な問題だと思います。
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