Sofia - Size Of Files Immediate Accumulator Version 1.10

 

 

1. 概略

 

Sofia はファイルのサイズをフォルダごとに集計してリスト表示するツールです。

ファイル操作可能モードでは、Sofia が集計結果を表示しているドライブ、フォルダに対して、エクスプローラ等の他のアプリケーションでファイル、フォルダの追加・削除・更新を行っても自動的に集計結果に反映されます。

 

また、

 

コピー/切り取り、貼り付け

ドラッグ&ドロップ

 

によって、Sofia ←→ エクスプローラ等の間でフォルダ・ファイルのコピー・移動が可能です。

 

 

2. 動作環境

 

Windows XP

 

もしかすると Windows 2000 でも動作するかもしれませんが、未確認です。

一応、Windows 7でも動作しますが、Windows7 のライブラリには未対応です。

 

 

3. インストール方法

 

インストーラなしで使用することが可能ですが、インストーラによるインストールも可能です。

 

(A) インストーラを使用しない方法

 

Sofia.exe を適当なフォルダにコピーします。

 

スタートメニュー ( 通常 C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\スタート メニュー\プログラム )

SendTo フォルダ ( 通常 C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\SendTo )

 

にショートカットを作成しておくと便利です。

 

(B) インストーラを使用する方法

 

Setup.exe と Setup.msi を同じフォルダに置いて、Setup.exe を実行します。

 

 

4. 起動方法

 

4-1 コマンドライン・パラメータ

 

Sofia [ドライブ名]

Sofia [フォルダ名 ( フルパス指定 ) ]

 

[ドライブ名]、または [フォルダ名] を指定して起動すると、起動後ただちに指定された [ドライブ名]、または [フォルダ名] 直下に存在するフォルダ、ファイルのリストを表示します。

 

 

5. 使用方法

 

5-1 対象の指定

 

対象のドライブ、またはフォルダを選択・入力します。

 

対象の選択には次の 3 通りの方法があります。

 

(1) ドライブリストから選択

 

選択リストコンボボックスのすぐ右隣にある選択リスト切り替えボタンが「履歴」となっている場合は、選択リストコンボボックスに表示されるドライブ一覧からドライブを選択することが可能です。

選択リスト切り替えボタンが「ドライブ」となっている場合は、この選択リスト切り替えボタンをクリックすることでドライブ一覧が表示される状態になります。

 

(2) 履歴リストから選択

 

選択リストコンボボックスのすぐ右隣にある選択リスト切り替えボタンが「ドライブ」となっている場合は、選択リストコンボボックスに表示される履歴一覧からドライブ、フォルダを選択することが可能です。 ( 履歴が存在する場合 )

選択リスト切り替えボタンが「履歴」となっている場合は、この選択リスト切り替えボタンをクリックすることで履歴一覧が表示される状態になります。

 

(3) フォルダ選択ダイアログボックスから選択

 

「参照」ボタンクリックすると、フォルダ選択ダイアログボックスが表示され、ここで対象のフォルダを選択することが可能です。

 

また、選択リストに直接ドライブ名 ( C:、D: 等 )、フォルダ名 ( 絶対パス指定 ) を入力することも可能です。

 

5-2 集計処理の実行

 

対象を選択・入力しましたら、「集計」ボタンをクリックします。

 

 

6. 機能

 

6-1 コピー/切り取り、貼り付け ( 「編集」メニュー )

 

動作モード(6-5-2 動作モード参照)が「ファイル操作可能モード」の場合、エクスプローラ同様、ファイル・フォルダのコピー/切り取り、貼り付けが可能です。

「編集」メニューから選択して実行します。

 

6-2 ドラッグ&ドロップ

 

動作モード(6-5-2 動作モード参照)が「ファイル操作可能モード」の場合、エクスプローラ同様、ファイル・フォルダのドラッグ&ドロップが可能です。

 

6-3 エクスポート

 

「ファイル」メニューから選択して実行します。

 

6-3-1 CSV ( カンマ区切り )

 

サイズについては、「表示」メニューの「サイズ表示にカンマを使用する」を選択していても無条件にカンマなしで出力します。

 

6-3-2 テキスト ( タブ区切り )

 

CSV ( カンマ区切り ) とは異なり、「表示」メニューの「サイズ表示にカンマを使用する」の選択状態通りの方法で出力します。

 

6-3-3 Unicode テキスト

 

文字コードが Unicode である以外、テキスト ( タブ区切り ) と同じです。

 

6-4 表示内容をコピー

 

表示内容をタブ区切り形式でクリップボードにコピーします。

Excel 等に貼り付けて使用することが可能です。

「編集」メニューから選択して実行します。

 

6-5 表示方法

 

6-5-1 「単位」

 

表示するファイル・フォルダのサイズの単位を指定します。

「表示」メニューから選択します。

 

Byte : バイト単位

KB : 1024 Byte 単位

MB : 1024 KB 単位

GB : 1024 MB 単位

 

です。

エクスプローラでは一覧表示したとき、10 Byte のような小さなファイルでも 1 KB と表示されますが、Sofia では KB、MB、GB での表示の際、端数以下は切り捨てを行います。

 

6-5-2 「サイズ表示にカンマを使用」

 

「表示」メニューから選択します。

チェックが入っている場合、サイズの数値を 3 桁ごとにカンマ ( , ) で区切ります。

 

6-6 オプション

 

「ツール」メニューから実行します。

 

6-6-1 表示

 

6-6-1-1 「ディスク上のサイズを表示」

 

ファイルの持っている情報量が 10 Byte であったとしても、ディスク上はクラスタと呼ばれる単位で管理されているため、1 KB や 4 KB を消費していることがあります。

( クラスタのサイズはディスク容量等によって異なります。)

この「ディスク上のサイズを表示」のチェックがされていると、ディスクの使用量を表示します。

なお、この設定の変更は、次回の集計実行時から反映されます。

 

6-6-1-2 フォント

 

一覧表示に使用するフォントを選択します。

 

6-6-1-2-1 「システムフォントを使用」

 

コントロールパネル – 画面 – デザイン – 詳細設定で設定されたフォントを使用します。

 

6-6-1-2-2 「フォントを指定」

 

フォント名の右にあるボタンをクリックするとフォント選択ダイアログが現れます。ここで、一覧表示に使用するフォントを選択できます。

 

6-6-1-3 グラフ表示

 

グラフ表示する / しないを選択できます。

( Windows XP、Windows 7 では動作確認していますが、Windows Vista での動作は未確認です。 )

 

6-6-2 動作モード

 

         ファイル操作可能モード

         スナップショットモード

 

から選択します。

動作モードの変更は、次回の集計実行時から反映されます。

 

6-6-2-1 ファイル操作可能モード

 

集計処理の完了後、

 

コピー/切り取り、貼り付け、削除、名前の変更

ドラッグ&ドロップ

 

等のファイル操作が可能となります。

また、エクスプローラ等の他のアプリケーションによって、コピー、削除、更新が行われた内容も自動的に反映されます。

 

6-6-1-2 スナップショットモード

 

集計処理の完了後、表示内容は固定されます。

また、

 

切り取り、貼り付け、削除、名前の変更

Sofia へのドラッグ&ドロップ

Sofia からのドラッグ&ドロップによる移動

 

等のファイル操作はできません。(コピーは可能です。)

ファイル操作可能モードに比べて、メモリ使用量が抑えられます。

また、ファイル操作可能モードに比べて、集計処理にかかる時間が短縮される場合があります。

 

 

7. アンインストール方法

 

(A) インストーラを使用せずに使用していた場合

 

(1)     Sofia.exe を削除します。

(2)     Uninstall.bat を実行します。 ( Sofia が使用していたレジストリを削除します。)

 

(B) インストーラを使用してインストールした場合

 

コントロールパネル → プログラムの追加と削除 → Sofia

 

を選んで「削除」を実行します。

 

 

8. 注意事項

 

8-1 USB メモリ等のリムーバブルドライブについて

 

Sofia で USB メモリ等のリムーバブルドライブを表示した状態では、「ハードウェアの安全な取り外し」が失敗します。

他のドライブを表示させるか、Sofia を終了してから「ハードウェアの安全な取り外し」を実行してください。

 

8-2 一覧表示の文字色を「濃紺」に設定した場合について

 

Windows XP では、フォントの色を「濃紺」以外に設定した場合は問題ありませんが、「濃紺」の場合だけ、ファイルサイズ、パーセント、更新日時の文字色が正しく設定されません。

エクスプローラは、標準の状態では、NTFSの圧縮ファイルを青色、暗号化ファイルを緑色で表示しますが、これを濃紺に設定すると同じ現象が確認できましたので、Windows XP ( のコモンコントロール ) の不具合と思われます。 ( Windows 7 では解消されていました。 )

 

8-3 コンテキストメニュー − 新規作成について

 

エクスプローラでは新規作成のメニューの中にブリーフケースがありますが、Sofia ではブリーフケースには対応していません。

 

 

9 サポートについて

 

ご意見、ご感想、ご要望、不具合報告等ありましたら、

 

http://www.eonet.ne.jp/~nakatsukasa/bbs

 

の掲示板、もしくは、

 

E-Mail : nakatsukasa@iris.eonet.ne.jp

 

までお願いします。

 

 

10 履歴

 

2009/11/05 Version 1.02

・公開初版

 

2009/11/09 Version 1.03

Setup.exe が .NET Framework 3.5 を必須コンポーネントとしてしまっていたのを修正

・昇順・降順を表す▲▼マークを追加

・コンテキストメニュー − 新規作成の、フォルダ、ショートカット以外の項目を追加

・エクスポートの出力先ファイル選択ダイアログボックスで、ファイルの種類を変更した時、自動的に拡張子を変更するように修正

 

2009/11/11 Version 1.04

・コンテキストメニュー − 新規作成実行時、「新規○○○○○.XXX」ファイルが既に存在する場合、「新規○○○○○」の部分が途中で切れてしまっていた不具合を修正

 

2009/11/15 Version 1.05

・コンテキストメニューに単位の選択メニューを追加

Windows 7 においてコンテキストメニューを表示させようとした時、異常終了してしまっていた不具合を修正

・インストール直後の最初の起動時にオプションのフォント選択ダイアログが開かなかった不具合を修正

・フォントを変更しても次回起動時には反映されていなかった不具合を修正

 

2010/10/23 Version 1.07

・有効でないネットワークリソース名が履歴に残っていると正常に動作しなかった不具合を修正

 

2010/11/06 Version 1.10

・グラフ表示機能を追加

Sofia 上で空白を含むフォルダを複数選択して開こうとしたとき正しく開けられなかった不具合を修正

Explorer の送るで、空白を含むフォルダを指定したとき正しく実行できなかった不具合を修正

 

 

11 著作権、使用条件、配布条件等について

 

Sofia はフリーソフトとします。

Sofia の著作権は作者が保持します。

作者に断りなく使用・配布していただいて構いませんが、配布の際、メディア代、郵送料等の実費以上の金銭の授受は禁止します。

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