きむら けんかどう
 木村蒹葭堂顕彰会


木村蒹葭堂顕彰会について


発起人 

相蘇 一弘 大阪歴史博物館副館長
有坂 隆道 関西大学名誉教授
大塚 和義 国立民族学博物館教授
大庭  脩 皇学館大学長
加地 伸行 大阪大学名誉教授
笠谷和比古 国際日本文化研究センター教授
白幡洋三郎 国際日本文化研究センター教授
多治比郁夫 住吉大社・杏雨書屋嘱託
中尾堅一郎 有限会社中尾松泉堂書店社長
中野 三敏 九州大学名誉教授・福岡大学教授
肥田 晧三 元関西大学教授
日野 龍夫 京都大学教授
水田 紀久 元関西大学教授
藪田  貫 関西大学教授
山田 慶兒 京都大学名誉教授
脇田  修 大阪大学名誉教授・大阪歴史博物館館長


会 則 

一.本会は木村蒹葭堂顕彰会と称する。
二.本会は近世大坂の町人学者で、幅広く学芸の諸分野に活躍した木村蒹葭堂の功績を、内外に顕彰することを目的とする。
三.本会は随時、講演会、研究発表会、機関誌の発行、その他、本会の目的に添う事業を行う。
四.本会の事務局は有限会社中尾松泉堂書店内に置く。
五.本会の目的に賛同し、入会手続きを取った者を賛助会員とする。
六.賛助会員は年会費一口金二千円也を納めるものとする。


活 動 

平成13年1月25日 蒹葭堂二百年忌法要 蒹葭堂展観 於:大応寺
平成14年1月26日 パネルディスカッション「私と木村蒹葭堂」 於:大阪美術倶楽部
平成14年2月01日 木村蒹葭堂顕彰会 大阪歴史博物館第1研修室 午後4時〜5時
平成16年5月25日 木村蒹葭堂来翰集出版記念講演会 於:大阪美術倶楽部


会 報 

創刊号 2002/11/28

・「木村蒹葭堂顕彰会代表御挨拶」         大庭  脩
・「木村蒹葭堂顕彰会趣意書」
・「木村蒹葭堂顕彰会会則」
・「岩瀬文庫の蒹葭堂本」             塩村  耕
・「蒹 葭 堂 書 簡」             管  宗次
・「蒹葭堂十三回忌展観目録」           中野 三敏
・「蒹葭堂扁額の筆者」              水田 紀久
・「ロバートキャンベル氏蔵 蒹葭堂五十回忌展引札」水田 紀久
・「大 川 の 出 水 と」           佐瀬 良幸
・「蒹葭堂来翰集公刊について」          野口  隆

第2号 2003/06/01

・「大庭脩代表を悼む」              水田 紀久
・「蒹葭堂扁額その後」              水田 紀久
・「蒹葭堂の食欲 ある日、長崎で」        佐藤 康明
・「蒹葭堂愛唱めりやすの唐音」          塩村  耕
・「飛 び 石 伝 い」             水田 紀久
・「中村真一郎氏の方法」             水田 紀久
・「市民おおいに蒹葭堂を語る」          佐野 章二
・「特別展 木村蒹葭堂 なにわ知の巨人を開催して」松浦  清


以下 毎年発刊


木村蒹葭堂顕彰会刊行物



最新刊
「木村蒹葭堂来翰集 先人旧交書牘」      平成16年5月25日刊

     木村蒹葭堂に届いた79名104通もの書翰を影印。
     浦上玉堂・大田南畝・蠣崎波響・司馬江漢・住友吉左衛門・谷文兆・塙保己一・最上徳内等、
     様々なジャンルに及ぶ。

     縮写影印 翻字対照 筆者略伝 各翰解説 蒹葭堂年譜略 筆者索引付
     B4横判 305ページ
     頒価 10,000円(税抜) 
        ISBN4-88847-008-1 C3095



「諸 国 庶 物 志」   木村蒹葭堂歿後二百年記念出版 


     木村蒹葭堂自筆 諸国物産・金石・習俗記録書
     摂津・河内・和泉・山城・大和の畿内から
     尾張・越前・加賀・能登・江戸・陸奥・仙台・出羽・松前に至る
     東国まで三十五国、三都邑、三地方に及ぶ伝聞・蒐集の記録。

     影印版
     解題:水田紀久
     B5版 平成13年1月25日発行       
     頒価  2,000円(税抜)
        ISBN4-88847-007-3 C3095




「蒹 葭 堂 日 記」            残部僅少

     羽間文庫本蒹葭堂日記 翻刻編 二色刷 A5版
     花月庵本 蒹葭堂日記 複製・翻刻編     B5版 付
     頒価 25,000円(税抜)



「羽間文庫本 蒹 葭 堂 日 記」

     複製版・翻刻付 木箱入
     品切





木村蒹葭堂関連展覧会年表
 
平成13年1月25日
歿後二百年忌法要 於:大応寺
 

文化10年9月25日

   蒹葭堂13回忌      於:大応寺
      二世蒹葭堂木村石居主催
      三都・諸国から寄せられた追薦供養の書画幅を展観。
      『癸酉展観目録』


文政8年4月

   蒹葭堂25回忌      於:大応寺


明治16年10月15日〜11月20日

   蒹葭堂遺物会       於:大阪博物場


明治34年   春

   蒹葭堂百年忌       於:書籍商事務所(大阪市東区安土町)
      鹿田古丼(2代目鹿田松雲堂)の肝入りで開催。
     『蒹葭堂誌』 追薦の記録


大正2年10月14日

   和漢書目展覧会      於:大阪市立高等商業学校
      日本図書館協会主催全国図書館大会に協賛して、和漢の書目を集め展覧会。
      2日日に内藤虎次郎「唐本書目に就て」、和田万吉「和書書目に就て」と題して講演が持たれている。


大正10年1月30日

   蒹葭堂120回忌 遺著・遺墨展覧会   於:懐徳堂(大阪市東区豊後町)
      『木村蒹葭堂翁遺著遺墨並関係書展観目録』一枚刷目録


大正13年2月

   贈位卿賢事績展覧会    於:大阪市立大阪市民博物館
      大正13年2月11日、蒹葭堂は従五位を追贈された。
      『贈位卿賢事績展覧会記念誌』


大正13年2月25日〜3月6日 

   先賢遺書遺物展覧会    於:大阪府立図書館
      府下故人功労者に贈位がなされた10人の功業を顕彰。
      (木村重成・古林見宜・五井持軒・土橋友直・木村蒹葭堂・片山北海・草間直方・広瀬旭荘・篠崎小竹・佐々木春夫)
      『陳列目録』(『乃木宗』第54号附録)


大正15年11月23日〜29日

   蒹葭堂125回忌        於:高島屋(長堀橋)
      蒹葭堂会主催    高梨光司『蒹葭堂小伝』は、この展観にあわせて刊行された。
      『蒹葭堂遺墨遺品展覧会図録』


昭和3年5月26日〜6月5日 

   和漢本草書展覧会     於:大阪府立図書館
      『和漢本草図書展覧会目録』


昭和13年10月16日〜18日 

   郷土先儒遺著展覧会    於:大阪府立図書館
      『郷土先儒遺著展覧会目録』


昭和18年1月24日

   蒹葭堂143回忌展観       於:大応寺
        蒹葭堂会主催、大阪史談会・上方郷土研究会・橋本曇斎会後援 
      当日の世話人:後藤捷一・鹿田静七・高梨光司・浪岡具雄・南木芳太郎
      遺物遺品諸文献の展覧会 (「蒹葭堂追遠忌法要次第」『上方』146号に大応寺参詣者芳名あり)
      高梨光司講演「文化人としての蒹葭堂」
      『木村蒹葭堂遺著遺墨並関係書展観目録」(『上方』146号)・『大阪史談』復刊2号に転載)


昭和25年10月

   蒹葭堂150回忌         於:大阪美術倶楽部
        主催:坂田脩軒 協力:梁江堂 杉本要・松泉堂 中尾熊太郎
      『展観目録』(昭和25年12月刊『日本美術工芸』146、『大阪史談』復刊2号に転載)


昭和47年4月29日

   蒹葭堂日記復刻完成奉告墓前祭     於:大応寺
        主催:蒹葭堂日記刊行会  
      代表者:羽間平三郎   
      世話人:野間光辰・大谷篤蔵・中村幸彦・水田紀久・中尾堅一郎
      『遺墨遺品展観目録』(『混沌』創刊号に所載)


昭和59年10月18日

   花月庵蔵蒹葭堂日記複製出版記念会   於:大阪美術倶楽部
      主催:蒹葭堂日記刊行会 協賛:大阪古典会・汎究会


平成13年1月25日

   蒹葭堂二百年忌法要             於:大応寺


作成:中尾松泉堂書店