中国古美術 京都 嵯峨 銅 観音像板
故宮博物院、铜观音像板と「中国古美術京都嵯峨」の像板とは一対の関係にあり番(つがい)と思われる。(参考資料はこちら■)

「铜观音像板」 検索
*参考資料⑦・像版・弥勒菩薩 重量 表示
●02ページへ 

更新日 2022-3-7



 
              


回転画像はこちら


■ 楊柳観音 ■
(1~33番の第1番目の観音)
柳の枝を手に持って,人々の病気をなおすことを本誓とする

彼方を見守っています。

画像は像板の中にあり、米粒大の中に見える

観音は中央に居る。

蓮花の花の上で半跏趺坐(はんかふざ・坐禅で片足のみ組座する)している。

観音の頭上に円形の頭光があり、右手を膝に置き左手には柳の枝を持っている。

観音の左に善財童子(西遊記では、善財童子は紅孩児(こうがいじ)が観音菩薩に帰依した後の名とされる)居り、足下に蓮の花、両手を合わせ観音様に向かって拝んでいる。

善財童子の頭上には仙鳥が口に数珠を加えて翼を広げて飛んでいる。
(鶴は、千歳寿命をもたらす仙鳥、一挙に千里を飛び、1600年たつと飲食もせぬ仙鳥となる伝説)

観音の右に龍女がおり、両手で棒浄瓶を持ち、背後にぴったりと竹がある。
(龍女 八歳の龍女は大海竜王の第三王女で「善女(如)龍王」と呼ばれた。)
(棒浄瓶 浄瓶を傾けて、呪文を唱えると谷間を埋めていた洪水はスルスルと瓶の中に吸い上げられて、あたりはまたものと通りになった。)

観音が座る蓮の花の下には、波がうねる。

像版背面鋳刻陽文 印章・碑などで、文字を浮き彫りにしたもの。陽刻。ようもん。
文字数は、8から10文字
明清時代でよく見られる題材の一つである。

この像版の構図や鋳刻技術は同類の作品中でも優れた作品である。  



レントゲン写真像
(X-ray)
レントゲン写真拡大画像はココから

(財)元興寺 文化財研究所

保存科学センター

2012年4月19日 測定

↓下記測定結果↓

測定結果のみはこちら


蓮(はす)の花は、泥の中に生まれても
泥に染まらず、清浄な花を咲かせます




弥勒菩薩 両手 広げる 京都 仏像 嵯峨










参考資料①:http://www.chinabuddhism.com.cn/tp/2012-12-17/785.html

参考資料②:http://www.chinabuddhism.com.cn/tp/2015-02-09/2952.html

参考資料③:http://www.dpm.org.cn/collection/sculpture/228992.html

参考資料④:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%84%E5%A5%B3%E7%AB%9C%E7%8E%8B

参考資料⑤:ウィキペディアより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%81%8A%E8%A8%98%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9%E4%B8%80%E8%A6%A7

紅孩児(こうがいじ)
枯松澗火雲洞の主。聖嬰大王と号する。牛魔王と羅刹女の息子。鼻から強烈な火炎を吹き出す三昧真火(ざんまいしんか)が得意技。武器は火炎槍。圧倒的な火力で悟空たちを叩きのめすが、観世音菩薩の計略にはまって降参する。


掲載されている画像等の無断引用・無断転載はご遠慮下さい

kyoto_saga2.htmlへのリンク